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かかる万人人文学者ないし万人批評家的な空間に、大抵の者は徒手空拳で臨むことになる。ところが、どこからかいわば「重課金装備」の連中が現れるので、なんであいつらだけあんな武器を持っているんだ、ズルいぞ、やつらを我々と同じ次元に引きずり… https://t.co/QD35FKu2i5
人文系学問に価値などない、とおおせのご立派でお利口な方々が、ではこうしたツイッターのような場でなにをしているのかというと、お得意のはずの科学と技術より、なぜそうなるのかは不明ながら、政治がどう社会がどう、鑑賞したアニメや漫画の感想がどう、といった会話に興じていたりする現状がある。
前述(https://t.co/cqXTyrJMOH)のように、人権や近代法体系は「普通の日本人」の感覚と衝突する。にもかかわらず、社会はますます人権や近代法体系に依拠してゆく。このストレスの捌け口が、ツイッター買収者や前大統領の… https://t.co/jaXSymu6Ox
究極的には、右派カルトの主張は、メシア崇拝など核心を伏せる限り、平均的日本人の通俗的道徳観念と衝突せず、素朴に「よいことを言っている」と見なされる土壌があるのだと思う。一方、人権や近代的法体系は外来の「西洋思想」であり、勉強しなけ… https://t.co/oEanrgkEf1
エルチャニノフによれば、プーチンの「保守的転回」に大きな役割を果たしたのは「1918年から1933年までのドイツにおける保守革命」で、具体的にはシュペングラー、シュミット、ユンガー、ニーキシュの名が挙がっている(独訳74~77頁)… https://t.co/9yysMrbowU
いまごろプーチンはYouTubeのデカ文字動画を見ているのでは、といった揶揄はむろんはずれていて、彼はよくも悪しくもドイツ語とロシア語の「教養」の人である。そして、古典の読書から得られた知見を直接的に国際政治に反映してくる点で、本… https://t.co/MxfUkswdAl
政治的オピニオンリーダーとなり、オンラインサロンを主宰し、国家イベントで演出を請け負う...、という「芸人」の前景化は明らかに現代日本の特徴で、なにか名前を付けておいた方がよいだろう。ギリシャ語からの造語法の常道だと、「喜劇俳優」… https://t.co/8p28DFT2h6
なんJ民や嫌儲民や某一流雑誌が「90年代の悪趣味文化」を糾弾して海外にリークもしはじめたのは、それ自体が面白半分の悪趣味文化の延長であり、だからこそ侮れぬ面がある。まったく非倫理的な動機から一定の倫理的な結果が生まれるのだから、こ… https://t.co/HId3fNIu4u
ツイッターでは「田舎出身イキリ」、「低階層出身イキリ」の受けがよく、同じことばかりやっていて身を亡ぼす事例があるらしい。しかし、彼らが偉いのは、もし好条件のもとで育っていたら学歴にも能力にも職のステータスにもさらに恵まれたと信じて… https://t.co/PJ88TwR5SW
「弱者男性」は「社会に対する潔癖さ」ゆえに「社会適応という名の悪」を許せないのでは、という説ながら、他方での彼らのご立派な体制順応ぶりを見ていると、これだと説明できなくなる要素が多すぎるのではないか。 / “弱者男性論者を見ている… https://t.co/NDa7BOUDtI
しかし、内乱を肯定はしないが現実的対応として自分も戦う、普遍化していえば「社会のロクでもなさを認識しつつそのなかで個人として合理的に振舞う」こと(https://t.co/Lra9cAdPE2)を理解できず、単純な言行一致を求める… https://t.co/Hgbg6zeWDi
大河ドラマ視聴者のなかには「戦は嫌だ」的な台詞を現代的観点の混入と忌避する者がいて、どうも件の(元)考証者もそこへの介入を期待されていた節がある。しかし、中世の武士も自分の稼業を罪深いと考えて仏教にすがったりしたわけで、彼らに厭戦思考「も」あったのを否定するのは逆に難しいのでは。
@Cristoforou TLを拝見していて気になったのですが、モーゲンソーはドイツ語で「本」(https://t.co/0Nmw6qSe7h)も刊行している、と認識しております。ほかにフランス語の著書(… https://t.co/CjsK0rBDf8
鍵アカウントで陰口を叩いていたら対象に報告されてスクリーンショットをさらされてしまうのは、謀反の密談をしていると内通者が出て気がつけば六波羅の軍勢に囲まれていたような逸話で、『平家物語』なら鹿ヶ谷、『太平記』なら正中の変という物語… https://t.co/N8KzBWvc2c
「遊郭はセーフティーネット」だの「ナチスの功績」だのは、結局は下記の知ったかぶり文化の産物で、専門家がいくら訂正を試みても「自分は学者じゃないし」と居直られて終わりであろう。むろん、連中をきちんと馬鹿にしておくことで、「嗤われる」… https://t.co/ytQ23TAXL1
女性声優が靖国神社に参拝して海外ファンのあいだで物議をかもした、とのことながら、「建国記念日に靖国」という発想がよくも悪しくも現代的である。そこは(いまは東京から行きにくいにせよ)橿原神宮ではないの? 神社といえば靖国しか思いつかないのも神道の解体過程でないとはいえないのである。
紹介した鼎談(https://t.co/fE25EqpXHO)への反応を眺めていて笑ってしまったのは、明らかに歴史家が歴史の話をしている内容にもかかわらず、これを「社会学」と言っている輩がいたことで、つい先ごろ下記のツイートをした… https://t.co/P7jQuIhs4L
#スガは大仏を建立しろ なるタグがつまらないのは、10年間も同じネタが使われ続けて食傷気味であるのみならず、現在進行形で「それさえあれば事態が一挙に好転すると信じてリソースを注ぎ込む行為」として例の大運動会をやろうとしている事実を… https://t.co/Ksfte3phFw
北米の右翼の陰謀論が、リベラル側の連中は小児性愛に耽っている、という方向に行くのは、彼らがそれを悪の極致と認識しているからだろうし、理性の欠片がかろうじて残っている例といえなくもない。なにせ、某国の一部界隈では、やつらは小児性愛を弾圧してくる、と騒ぐのが定番になっているのである。
いまどきシュミットを単に「ナチスの思想家」と言ってしまう日本版タイトルの問題。彼の戦後の毛沢東評価(『パルチザンの理論』)やマオイストとの交際からして、中国共産党に歓迎されない方がおかしいともいえる。 / “ナチスの思想家を尊敬す… https://t.co/YrfwQ2GE4k
難病患者に同情するはずもなく、むしろ自己責任論とコスト論で指弾するような人々が、病気を理由に辞任する総理には「ヴァルネラブルな弱者」として感情移入してしまう現象は実に興味深く、これこそこの7年半を可能にしたものであるのは間違いない。このような場に立ち会えたこと自体が稀有であった。
高校生の大半がサラリーマンになるとすれば、法律の素人の国語教師に下手に契約書の読み方を教わるより、ひたすらカネの話をしているバルザックやフローベールの小説の方が「実用的」と思わなくもない。少なくとも、『ボヴァリー夫人』からは、リボ払いでスパチャをしてはいけないことくらい学べよう。
オタク(=後期思春期の中年?)用に奇形的発達を遂げてしまった日本アニメがいまさら世界商品になる未来も予測し難く、前述のように、その制約下での一瞬の輝きに賭けるしかないのであろう。そこで「ガラパゴス」へのオリエンタリズムを利用しつつ… https://t.co/T7JVtoP9CT
実際、日本が永遠に近代社会の要求にはなじまない「おぞましいアジア」でいてくれることは、西洋の白人至上主義者のような連中にとっては二重の意味で願ったりかなったりなのである。一つには面倒な人権規範を相対化できるから、もう一つには同時に… https://t.co/3clD2uC4wm
某日のオンラインの酒席で、SNSにたむろする現代人の「飲む、打つ、買う」は「ヘイト、ガチャ、イキリ」ではという説が出たので、ここに記録しておく(考案者は私一人ではない)。それぞれ「醜悪さの共有を通じた内輪の盛り上がり、賭けによる刹… https://t.co/t96ZgxsHhF
本邦を世界中の「反ポリコレ」コンテンツ業者の活動場所として提供するとなると、一般の国ではできない人権侵害を当地では許容するという意味にほかならず、いずれは日本人そのものがそのように扱ってよい相手と見られるようにもなるわけである。浅学の身には「愛国者」のみなさんのお考えは難しいね。
オタクの習性については、丸山眞男の「亜インテリ」概念で説明できる面も大きいように思える。「一般人」より知的であると気取りながら、情報の供給元はせいぜい漫画、アニメ、ゲームと通俗書でしかなく、歴史家はじめ専門家に問い正されると応答で… https://t.co/utBIUfMZho
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