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「過剰サービス」でオブラートに包むのはそろそろやめるべき 都会のコンビニと田舎のコンビニ 外国人ばかりの都会のコンビニ 東京駅周辺のオフィス街のコンビニでは、大部分の店員が外国人である。 日本語が通じるかも怪しいものの、レジ打ちなどの作業は早く、非常に効率的に客をさばいている。 個人経営の多い田舎のコンビニ 都心から少し離れると、3大チェーン以外のコンビニが散見される。 3大チェーン以外のコンビニでは、地元のおばあさんが息子と一緒に運営しているようなところが多い。 このようなコンビニでは、昔ながらの八百屋のような「世間話」や「笑顔で声かけ」が行われがちである。 コンビニの付加価値 コンビニの付加価値は、その名の通り便利さである。 便利さの定義は難しいが、大まかには「入店から退店までの時間が短くて済むこと」だと思われる。*1 少なくとも、安さや高品質を求めてコンビニを訪れる人は稀なのではない
「わからない」という美徳は、行き過ぎると意思決定ができなくなる 先日の記事 先日「いよいよ日本も終わりだなと感じる」という記事を書きましたが、思った以上の反応をいただいて驚いております。 記事は休日に書き溜めて平日に更新しているので、みなさんのコメントを踏まえた内容はかけておりませんが、いただいたコメントは休日にすべて拝読します。 今後ともよろしくお願いいたします。 優秀な人とはどんな人か 最近、プライベートで他業種の人とかかわる機会があった。 仕事について話す文脈で「優秀な人とはどのような人か」という話になったのだが、スタートアップの人たちの考えに違和感を覚えた。 金融機関の人が考える優秀な人 金融機関の人からは、優秀さを表す言葉として「頭脳明晰」「人徳」「オーナーシップ」などが挙がった。 もっとも、金融機関には頭脳明晰でなく人徳も微妙な人が多いから、こういう人が優秀といわれるわけだが。
この国もいよいよ佳境 産業から見る日本の変遷 私は歴史の専門家ではないので、大いに間違っている部分はあると思うが。 資源立国 18世紀ころまでは銀を中心とする資源の国だった。 資源を支払って文化や技術を輸入して成長したといえるだろう。 軍事国家 1900年前後は、国や正義のために戦う戦闘狂の国だった。 資源の力を失った国が必死に模索してたどり着いた道なのだろう。21世紀の感覚で戦争は悪だなどといっても仕方がない。 工場国家 敗戦後は、明確に工業国を目指した。 工業国といっても、当時の日本が目指したのは「オペレーショナル・エクセレンス」と呼ばれる工業化である。 生産プロセスの効率化・改善を得意とする工業国なので、要するにイノベーションの国ではなくインプルーブメントの国だった。 技術国家 1990年ころまでは自動車をはじめとする技術の国になった。 しばらく大きなイノベーションが起こらなかったた
専業主婦の給与がなんとか まず結論 個人的には、専業主婦に年収500万円くらいの給与をあげてもいいと思うし、自分が専業主夫になるとしたら年収500万円くらいほしいと思う。 ただし、専業主婦(夫)自体がすでに時代遅れなようには思う。 世帯所得を最大化するために共働きし、家事は外注するのが最も平和で合理的だろう。 年収500万円相当払うとしたら 給与を払うとして、年収500万円相当払おうとしたら、月々いくらくらい「自由なお金」を用意すればよいだろうか。 地方の物価などはよくわからないので、都心での生活を想定した。 家賃 都心の1LDK~2LDKくらいに住もうとしたら30万円くらいなので、15万円分くらいは支払っていることになる。 家具 家具の代金はどう計算すべきかわからないが、すべてリースだと考えるとしよう。 目安がよくわからないので、世帯で月10万円くらいとしておく。 車があるともっと高いの
あたかも差別がないかのようにふるまう人が多いように思う。 差別とは この記事を読んで、差別に対する意識が低いと感じた。 anond.hatelabo.jp 大学生のときに少し差別について学んでいたので、気になった論点をいくつかあげたい。 差別には複数の形態が存在するが、その全ては何らかの除外行為や拒否行為である 差別の定義については、ひとまず国連が定義しているらしい上の文言を想定する。 この記事の結論での主な主張は次の2つである。 1 差別がない状態とは、だれもが同じ機会を獲得できる状態である(=同じように接していれば差別ではないというわけではない) 2 日本の差別は「一方的な除外行為」というよりも「相互的な除外行為」である 上の記事のような例は極端だとしても、こういった日本型差別の特性を理解せずに差別論をかざしている人を良く見かける。 諸外国の差別と日本の差別 黒人差別やアパルトヘイトと
なんだか話題になっていましたね 二項対立はなぜ盛り上がるのか 二項対立のテーマは盛り上がるのが世の常である。 「からあげにマヨネーズはありか」というライトなテーマから、「お金か、愛か」といったやや哲学的なテーマまで、たいていのものは白熱した議論を生む。 専門的な用語は分からないが、いわゆる闘争本能によるものではないかと思う。説明的に言うなら、自分の属するグループが優位であると思いたいという欲求だろう。 このような中でも特に盛り上がりやすいのは、男性と女性の対立、都会と田舎の対立、高学歴と低学歴の対立、高所得者と低所得の対立などではないだろうか。 はてなでは性別については話題が人気らしく、先日も下記の記事が話題になっていた。 toyokeizai.net 念のため、はてな人気だから書いているわけではないということは記しておきたい。 私はあくまで「差別」や「平等」というテーマに関心があるのであ
パチスロセミナーはさすがに下火だろうか パチスロセミナーという詐欺 かつてはパチスロセミナーというものが存在した。パチンコやスロットでお金を稼げる方法を、数十万円の受講料で教えるという詐欺である。 パチンコはほぼすべてが運要素なうえ、絶対に店が損をしないマイナスサムゲームである。したがって、長期的に勝ち続けるというのは物理的にあり得ない。 このような「期待値」という単語も知らないような層に、高額の受講料を払わせるのがパチスロセミナーである。 ビジネスセミナーという詐欺? 最近は、「ビジネススキルが上がります」というようなセミナーが乱立している。 私はその手のものに参加したことがないのでわからないが、どうやら大したことのない人が、大したことない内容を扱っているようである。 しかも、受講料もばかにならないものだったりして、詐欺とまでは言えないが詐欺まがいのビジネスに見える。 自称コンサルが明ら
「できること」に対する感覚が乏しい人が多いようだ。 モチベーションの3つの源泉 人間の行動の動機は、すべきこと・やりたいこと・できることの3つだといわれる。 3つが重ならないとモチベーションが生まれないというのが定説である。 レールの上での原動力 さて、日本の教育は「詰込み型」と揶揄されることが多い。 あらかじめ定められた内容をひたすら習得していく教育で、そこに学び手の意思はあまり介在しない。 世間のいう「すべきこと」であるというのが主たる原動力であり、やりたくない・できないという人は脱落していく。 そして、大学受験のころからは「どの大学に行きたいか」というやりたい要素が主たる原動力に置き換わる。 大学受験における原動力の選出ミス ここで興味深いのは、大学入試という「できるかどうか」の選抜に「やりたいかどうか」という基準で挑んでいるところである。 自分ならどこに受かるだろうか?という疑問で
「不倫は文化」はもしかすると正しいかもしれないという話 3大欲求という概念 身の安全や交友関係よりも優先されるベーシックな3つの欲求がある。 学術的に正しいかどうかはよくわからないが、感覚としてこの3つの欲求というのが人間にとって特別な欲求であるということは理解できるのではないだろうか。 さて、人類は理性をもった動物だから、欲求というのを理性で抑えることができるはずなのだが、あらゆる欲求を完全に押さえつけることはなかなか難しい。 ここ最近不倫のニュースが多いので、その原因を考えることがよくあるのだが、その背景に「欲求を抑える」というものがあるように思えてきた。 性欲という側面から見た不倫の問題 以前、不倫をする理由がいわゆる「不正」に近いという話をした。 www.blogx3.com なぜ夫婦関係に対する不正が行われるのかという点は、もう少し掘り下げてみる必要性があるように思える。 結論か
さすがに平日に記事を書く暇はなく、最終更新日から1週間が経ってしまいました。この土日に書き溜めたので、しばらくは毎日更新ができると思います。 暴力による指導が認められるべき場面 誤解を恐れずに言えば、私は、暴力による教育が問答無用で悪いとは思わない。極めて限定的ではあるものの、暴力による教育を行わざるを得ない場面はあるだろう。 暴力による教育が認められる典型例には、人名や人権を軽んじる国家に対する武力制裁がある。 多少過激だと思われるかもしれないが、いまの北朝鮮に対して何らかの暴力が行使されたとしたら、私は「やむを得ない指導」と認識すると思う。北朝鮮に対する暴力を「暴力はいけない」と批判できる自信はない。 もう少しスケールダウンをするとしたら、強盗に対して警官が警棒で応戦するという場面がありうる。状況が状況なら発砲もあるかもしれない。これらも暴力による教育だといえると思うが、私個人は、やは
はじめると続く、やめるとやめっぱなしというモメンタム ご無沙汰しております 毎日更新を心掛けてはいるものの、8月上旬に旅行に行ったとき「旅行期間中にはブログは書かなくていいや」と考えて以来、ほぼ書くことがなくなっておりました。 しかし、下記の記事とそのコメントを見て思うところがあったので久しぶりに書きたいと思います。 www.goodbyebluethursday.com 書きはじめればおそらく毎日更新に戻ると思います。 問題になっている記事はそれほど問題だったか くだんの記事を切り出してみる 上記の記事について、見出しと太字周辺を切り出すと次のようになる。 炎天下の中、赤ちゃんを連れまわす意味はあるのか? 親自身が出掛けたい(中略)その欲望って、抑えることはできないんでしょうか。 炎天下の中、大衆の中、何時間も連れまわされることは、少なくとも赤ちゃんにとって迷惑以外の何物でもない 出掛け
2017 - 08 - 05 外資系企業は、日系企業よりも従業員を大事にしているって本当? 日系企業は株主よりも従業員を、米系企業は従業員よりも株主を、という比較はおそらく間違い 〇〇って本当?というタイトルが多いが、いろいろと押しつけがましくて私は嫌いだ。SEOのキーワードを入れやすいのだろう。こういった読み手よりも検索エンジンを重視する記事に対して、Googleが解決するまで待つしかないというのがもどかしい。 ホンダはどうやって軽自動車で成功したのか この本を読んだ。例によってアフィリエイトリンクではないので安心して踏んでもらって構わない。 https://www.amazon.co.jp/奇跡の軽自動車-ホンダはなぜナンバーワンになれたのか-N-BOX-ヒットの法則-PHPビジネス新書-片山修-ebook/dp/B00H2G21VQ/ www.amazon.co.jp リーマンショッ
2017 - 08 - 04 ヤマトHDの危険な現状と潜在的な成長可能性 宅配便の荷物は増える一方である。それは消費者が決めることだ。 値上げをしたが荷物が減らなかったヤマトHD 少し前だが、ヤマトHDが値上げに踏み切って話題になっている。搬送能力が限界に達しており、受領する荷物を減らす意味合いもあったそうだ。多くの場合で値上げは受け入れられたようだが、想定していたよりも荷物を減らすことはできなかったようである。 ヤマトHDの経営に対していろいろ思うところはあるのだが、この強気な姿勢に対しては、個人的にはとても評価したいと思う。 ヤマトの配送の品質は高い。良いものを安く売ってしまうのは日本企業の良くない慣習だ。消費者はサービスの品質が担保される限り高いお金を支払うし、企業は良いサービスを提供する限り十分な儲けを出せる。そして、高く売って儲けたお金でより良いサービスに投資すべきである。 日本
2017 - 08 - 03 成長のための犠牲をポジティブにとらえられるか アマゾン・ドット・コムの成長にはきわめて大きな犠牲が伴った ジェフ・ベゾス果てなき野望を読み終えた 結構長い本だったので3日間かかったが、ようやく読み終えることができた。書き溜めた記事なので、実際には半月ほど前に読み終えたのだが。 この本を読んでいて感じたのが、アマゾン・ドット・コムがきわめて大きな犠牲を生み出しながら成長してきたということである。 アマゾン・ドット・コムが生み出した大きすぎる犠牲 人員的な面では、無理な成長のために大幅に人員を削減したり、失敗したプロジェクトに所属していた部署ごと解雇したりしている。競合へも影響を与えている。赤字覚悟の価格競争を仕掛けては、競合他社を倒産に追い込んでいるのだ。 人生を台無しにされた従業員・経営者は数えられないくらいいそうだ。しかしいま、アマゾン・ドット・コムは世界一
2017 - 07 - 31 働きたくない人は、なぜBI賛成の声をあげないのだろうか 強迫観念のように残業を嫌がる人たちは、そのエネルギーをBI推進に使うべき 残業を嫌がる人たち はてなブックマークの利用者層を見ると、残業は好きですか?と聞かれたとき、好きだと答える人はあまり多くなさそうだ。 しかし、これは普遍的な価値観ではない。 金融業界では、超長時間労働かつ残業代なしの外資系企業と、長時間労働かつ残業代ありの日系企業がある。 日系の金融機関に勤める人の中には「残業は通常業務よりも時給が高いからコスパが良い」という考え方を持っている人がちらほらいる。 「約束の飲み会まで少し時間があるから、それまでオフィスにいて残業代をもらおう」という人が珍しくもないのである。 つまり、好き好んで残業をしているたちもいるということだ。彼らの考え方が良いかはともかくとして。 過労死に対する批判もそうだ。 交
2017 - 07 - 30 長時間労働を解消したら優秀な人が来なくなった ブラック企業の代表例からホワイト企業の代表例へと変化したとあるSIerの話 業績はすこぶる好調、次なる課題は労働環境 実在する会社かどうかも含めて想像にお任せするが、ここでは仮にA社と呼んでおこう。 A社はインターネットの発展とともに急激に業績を伸ばしていった。月400時間という超長時間労働に支えられて非常に大きな会社へと発展していったのだ。 当時のA社に勤めていた人は「もらったストックオプションが結構な額になった」と喜んでいたり、「あのころは本当に寝られなかった」などと懐かしんでいたりする。 そうして発展したA社の経営陣は、東京に対して次のようなミッションを掲げたそうだ。 業績はとても好調だ。みんなとても良く頑張ってくれている。しかし、頑張りすぎて弊社がブラック企業呼ばわりされている。会社としてのイメージアップの
2017 - 07 - 28 難しくても学びのある本は、何度も読んで理解しよう 最近話題になっている9Principlesを読みはじめた デザインの第一歩は伝わりやすさ デザインというのはコミュニケーションの1つである。と、知り合いのデザイナーが言っていた。 素人目線で見てもコミュニケーションの1つであることは理解できるし、ビジネスサイドの人の言葉で言えば「デザインはマーケティングである」とか「デザインは経営戦略である」とか、そういった言い方もできるのではないだろうか。 実際、デザインで他社を圧倒した企業にはAppleやTeslaがある。彼らは確かに高性能で高品質な製品を販売しているが、あそこまでの支持を得ている最大の理由は、製品の洗練されたデザインにあると思われる。この意味でも、デザインが経営戦略であるという言い方はありうると思う。 さて、この本の表紙のデザインはかっこいいつもりなのだろ
2017 - 07 - 27 日本企業が成長しないから、スズキの体操代未払い問題が発生した 結局のところ、昨今の労働問題は会社を信用できなくなったところにあるのではないだろうか。 正論を掲げて退職するアルバイトの学生 まず、私が学生だったころのアルバイトについて書いておきたいと思う。 いくつかのアルバイトを経験したのだが、塾講師という面白い職場を最初に挙げたいと思う。 時給が高いから大学生に人気なのだが、いざ働いてみると時間外労働が多くて時給はむしろきわめて悪いのだ。 時間が終了した瞬間に退勤しようとした私は、上長から指導されることになった。「みんなまだ働いているだろう。一人だけ帰るのはおかしい。」というのだ。 次に私は、勤務時間の終了と同時に読書をはじめた。思春期の中学生並に反抗的な態度だが、お金をもらっていないのに働くというのは私の中であり得ないことだった。 最終的には「残業してもらう
2017 - 07 - 26 伊藤直也氏が不倫した理由を考えたら、不正会計と同じだった 不倫にせよなんにせよ、実行されるまでにはいくつかのハードルがあるはずである ことの顛末 3行サマリ 起業家の奥さんを持ち、顧問業や講演でも活躍していた伊藤氏が不倫 「彼女は非常に知性的で(中略)魅力を感じていました」 「私に相談することがあり、それをケアするようになって」 その他の詳しい部分については、文字通りいくらでも出てくるだろうから省略した。 不正会計が行われる原因は3つに集約されるといわれる 2つのブログを読んで感じたのは、企業の不正と似ているということだった。 企業の会計などにかかわる職業の人は必ず教わると思うが、不正会計などが行われる原因は3つであるといわれる。 動機: 業績を良く見せることで昇給や昇進などがある 機会: 管理体制がずさんで、財務・会計に関する権限がある 正当化: 「これも従
2017 - 07 - 25 情報が欲しいなら、「聞く力」よりも知識を身につけるべき 阿川さんの「聞く力」を読んだ 聞く力 職業柄、人の話を聞くことが多いのでこの手の本はよく読む。阿川さんの「聞く力」は何年か前に読んだ本なのだが、久しぶりに読み直してみた。 聞く能力に関しての本としてはそこそこ有名な本である。 久しぶりに読んで感じたのは、ある程度あたりまえのことばかり書いてあって勉強にならないなということだった。数年前に読んだときは勉強になった気がするから、その分は私が成長したということになるのかもしれない。 聞く力だけで取材できる時代は終わったのでは? 新聞社の記者が取材をする場面を考える。聞く力が試される代表的な場面の1つではないかと思う。 *1 このとき、「聞く力」とやらがあると多くの情報を聞き出せると考えるのはおかしいのではないかと感じている。 なぜなら、現在社会においては、そもそ
2017 - 07 - 24 外資系金融を首になった夫による妻への言い訳 仕方ないね、見栄はっちゃうから 他人事とは思えない面白い記事 tokyo-calendar.jp 「まぁ俺は、こんな業界からはそろそろ“卒業”だよ。今後は人生をもっとハッピーに…」 うわあ、こういう奴いるわ。そんなことを思いながら読んだ。 創作か実話かは知らないが、このくらいのリアルさが担保されていればフィクションかノンフィクションかなどはどうでもいい。 多少の非リアルさが含まれていても小説は面白い。 こんな業界から卒業する 外資系金融に勤める人は多かれ少なかれお金が好きだ。転職するとほぼ確実に給与が下がるので、転職したがる人はまずいない “はず” だ。 それにもかかわらず、"卒業" を選ぶ人は一定数いる。 証券会社だろうと運用会社だろうと何だろうと、外資系金融という世界の労働環境は悪い。 リンクを貼った記事のように
2017 - 07 - 23 頭の悪い電通社員じゃ、あの程度のCMしか作れないよね タイトル詐欺であることをまずは謝罪したい サントリーのCMへの批判が少し落ち着いてきたところで、あの炎上案件について考察してみたいと思う。 マーケティングへの理解不足とその重要性 くだんのCMの代理店だった電通は「炎上は狙ってやった」などと供述しているらしい。 d.hatena.ne.jp 炎上商法とは、批判を集めることで認知度を高めるマーケティング手法だといわれる。端的に言って、ブランド棄損リスクが非常に大きいので、ブランドが重んじられるべき企業がやるものではない。 結局、イケハヤのようなアフィリエイターにしか向いていないマーケティング戦略なのだ。新聞社の記事のタイトルがこの記事のタイトルのようなものだったら、その新聞社は確実に評判を落とすだろう。 では、なぜ電通がそのような方法に出てしまったのだろうか。
2017 - 07 - 23 「まず否定から入る」が生じる理由と防ぐための一言 賛成も発言しよう 「否定から入る」について話題になっているらしい 「この考え方はおかしい」と書いてしまうと、この記事の通り否定から入るになってしまう。 anond.hatelabo.jp この記事の内容については否定せずに、どうして否定から入ってしまうのかについて考えてみた。 否定的意見があること自体は問題ない 議論において他人と異なる意見を持っていた場合は、周囲に対して反対意見を述べる。これ自体は問題ない。 まったく意見が同じ人が2人いたら片方はいらない。同じ人は2人いらないというのは、外資系企業ではよく言われることである。 では、否定から入るのではなくきちんと否定意見を表明すればよい。同じように見えて全く違う「異議を唱える」と「否定から入る」はどこで差がついてしまうのだろうか。 思考プロセスを正確に伝えるの
2017 - 07 - 22 作業員の過労死を受けて再確認すべきオリンピック開催の意義 オリンピック廃止はそれほど容易ではないと思う オリンピックは運動をとおした安全な代理戦争である オリンピックは、国同士が争える場所を人為的かつ安全な手段で用意することで、戦争による死者を減らすことを狙う代理戦争である。という話もある。 代理戦争は他国に戦わせる戦争のことであるが、細かい表現はいまは置いておこう。 このような考えがどこからきているのかはよくわからなかったのだが、かなり昔から言われていることのようだ。 自国の勝利に一喜一憂する観衆も少なくないので、この考え方は納得感がある。 実際、招致合戦にせよなんにせよ、政治的争いを含んでいるという面は否定できないだろう。 オリンピックの経済効果で開催地のインフラなどが発展する オリンピックを招致すると交通網が整備されるなどの経済効果があり、開催国の経済発
2017 - 07 - 22 VALUとfacebookが示唆する日本人の承認欲求と幸福度 かつての承認欲求はいまほど大きかったのだろうか VALUが表す承認欲求の肥大化 少し前から、VALUというSNSが流行っている。 時価総額などというキーワードがあるから投資の対象になるのかと思ったが、金融的な仕組みはほとんどないように感じた。どちらかというと、寄付ツールであるEntyなどに近いサービスだ。 Entyと比べると、特に理由なく寄付を募れることと、エグジットがいちおう可能なことの2つの違いがあるように見える。 1つ目の点に注目すると、かなり純粋に承認欲求を追求するツールとなりうる。2つ目の点は寄付を募る側にはあまり関係ないのではないだろうか。(buybackなどがあるのかは知らないが) マズローの欲求5段階説 マズローの欲求5段階説(6段階説)にはいろいろ異議もあるのだが、個人的にはそれな
2017 - 07 - 21 読書をしていたらものすごい勢いで営業された よくある「仕事の47%がなくなる」ネタか、と思って読み始めたらRPAを絶賛する本だった 三行サマリ 大型マクロであるRPAによって、多くの業務が効率化されていくだろう RPAは仕事を奪うのではなく、ヒトをクリエイティブな仕事に集中させる だから弊社のRPAを導入してね RPAとは 有名度でいえば中の下くらいのバズワードであるPRAは、Robotic Process Automationの略。直訳するならロボットによる自動処理くらいになるだろうか。 ただし、ロボットという単語でイメージされがちな産業用の多関節ロボットなどとは異なり、ソフトウェアのことである。 したがって、「自動処理用ソフトウェア」くらいのほうがこなれた訳になるかもしれない。 ルーチン処理を覚えさせて自動化する、いわゆるマクロのことである。 PRA革命の
2017 - 07 - 20 蓮舫氏の証明書偽装疑惑で感じる官僚の待遇について なぜ優秀な人が政治家になろうとしないのか 国籍離脱の証明書の偽装疑惑 さんざんニュースになっている蓮舫氏の証明書偽装疑惑について。 詳しく調べていないのでどういう経緯でああなってしまったのかはわからないのだが、くだんの証明書を見ると、素人視点でも違和感があるクオリティだった。むしろこの画像こそが偽装ではないかと思えるくらいだ。 むろん公文書偽装はいけないのだが、偽装するにしても手口が雑すぎる。そこらへんのウェブデザイナーのほうがはるかにマシなスキルを持っているだろう。 無能といわざるを得ない政治家には期待もない 日本は官僚で動いている国といわれる。知り合いで官僚になった人はほぼ例外なく優秀で、ほぼ例外なく日本のために働く意志のある人たちだ。 外資系金融と変わらない労働時間で、年間数百万円の賃金で働いているのだか
2017 - 07 - 19 外資系企業とベンチャー企業のどちらが良いですか 気になっている求職者が多いらしい 外資系企業とベンチャー企業のどちらがよいですか という質問が流行っているらしい。私としては何をどう比べているのかわからない。 私が仕事を選んだときのことを思い出すと、給与は高いほうがいいなと思って外資系の金融機関を受けただけだ。もちろん、金融こそが世の中を支えていると思っているし、資本市場を理解することこそ世の中を理解することに他ならないと信じてはいる。 *1 冒頭の質問では企業体質と資本という全く軸の違うところで比較されている。どうしてこの比較になっているのかはわからないのだがどうやら「日系の大企業では成長できない」というような思想があるようだ。すなわち、変化の激しい世の中を生き抜くためには、成長できる(ことになっている)外資系企業かベンチャー企業かを選ぶべきだと考えているよう
2017 - 07 - 17 過労死、いじめ、低賃金・・・ 批判よりも自己防衛を優先すべき あるべき論よりも損得で行動したほうが、自分の身を守るためには効果的 労働環境と学校教育について 先日、労働者のための労基法を高校生に教えるよりは、高校生のための知識を高校生に教えたほうが良いという記事を書いた。 www.blogx3.com この記事は「人生で学んできたことをちゃんと役立てよう」といったテーマで書いたつもりだったのだが、労基法について学習すべきかどうかというテーマだったと解釈した方も多いようだ。 少し労基法を学ぶということがどういうことかというテーマについて掘り下げてみたいと思う。 過労死は雇用者による殺人だなんていうけど、死んだら損でしょ あえて誤解を恐れずに強い言葉を使うが、過労死して一番損をするのは過労死した本人なのだ。 どれだけ雇用主を責めたところで蘇るわけじゃないし、雇用主
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