サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
中東情勢
www.bunchuken.or.jp
3 冨 澤 治 子 熊本市現代美術館のミュージアムIPM導入とそれからの4年間 はじめに:熊本市現代美術館のミュージアムIPM 導入のきっかけ 2010年夏、当館は借用作品での燻蒸事故を起 こした。 事故が起きた背景として、① 「複合施設として の繁華街の中心にある新設の美術館だったこと」 、 そのことからも② 「燻蒸の経験が低く、燻蒸のリ スクについて意識が低く、知識を向上する必要が あると気づく学芸員が一人もいなかったこと」 が 挙げられる。 ①� としては、2002年にオープンした新設館で あり空調設備への過信があった。最新機器で 空調管理を行っているから大丈夫と、当時の 学芸課長が漠然と判断したままで運営してい た。当館の場合、企画に優れた学芸員はいて もそれ以外は不備の多いままだった。 ②� 複合ビルにある美術館のため、全館燻蒸す ると館内フィルター交換だけで数千万円か かるとい
文化財IPMコーディネータとは IPM(総合的有害生物管理)は、農業分野をはじめ、薬剤だけに頼らず生物被害を防除する考えで行われている手法で、博物館、美術館、図書館、資料館、文書館等においてもこの手法によって虫菌害を防除することが広まりつつあります。 しかし、博物館、美術館、図書館等の文化財の収蔵を中心とする施設については、農業分野等の手法をそのまま導入することは難しいため、各館の環境に応じたIPMの手法が必要です。清掃・温湿度調整などの環境管理と薬剤などを用いた防除を組み合わせ、文化財に加害する害虫をなくし、目に見えるカビの被害を防止することを目指す方法で、当研究所ではそのような手法を「文化財IPM」と呼んでいます。 「文化財IPM」の具体的な手法は、対象となる文化財等の種類や収蔵・展示施設の状況などによってさまざまですが、これらを実行するには、一定の知識・技術をもった者が、適切に作業内
お知らせ・更新情報 2023.12.11 【重要】第12回文化財IPMコーディネータ資格取得試験 受験者の方へ【解答用紙の提出】 2023.11.24 【お知らせ】年末年始の休業のお知らせとテストサンプルの受付等について 2023.11.06 【重要】令和6年度受講料等の価格の改定について 2023.11.02 外部サイト【となりのカインズさん】にカツオブシムシ防除の記事が掲載されました 2018.10.12 【お知らせ】文化財虫菌害防除認定薬剤「エキヒュームS」の使用条件の変更について イベント情報 一覧を見る 2023.12.11 New「第45回文化財の虫菌害防除作業に関する講習会と作業主任者能力認定試験」の開催について 2023.09.25 締切期限前ですが、申し込み受付を終了しました。「第12回文化財IPMコーディネータ資格取得のための講習会と試験」の開催について 2023.08
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『公益財団法人 文化財虫菌害研究所/文虫研』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く