サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
GPT-4o
www.chem-station.com
一般的な話題 AlphaFold3の登場!!再びブレイクスルーとなりうるのか~実際にβ版を使用してみた~ 2024/5/14 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 AlphaFold2, タンパク質, 構造, 計算 コメント: 0 投稿者: 熊葛 2021年にタンパク質の立体構造予測ツールであるAlphaFold2 (AF2) が登場し、様々な分野において非常に大きな影響力をもたらしました1。現時点でもAF2を用いた研究論文は多く、AF2報告論文の引用数は20000件を超えます。今回はNature誌に、AF2の改良版であり、かつ複合体の予測を行えるAF3が報告されたので、こちらについて紹介したいと思います。 “Accurate structure prediction of biomolecular interactions with AlphaFold 3” Josh Abramso
化学者のつぶやき GoodNotesに化学構造が書きやすいノートが新登場!その使用感はいかに? 2024/5/11 化学者のつぶやき, 書籍・ソフト・Web コメント: 0 投稿者: gladsaxe みなさんは現在どのようなもので授業ノートを取っていますでしょうか。 私が学生だったときには電子ノートはあまり広がっておらず、ルーズリーフや紙のノートが一般的でした。 しかし、今周りを見てみると意外にもiPadなどのタブレット端末を使用している学生の割合が増えているではありませんか。 (高価なわりにその普及率の高さに驚いております。。。経済面で私には買えませんでした。) 以前、ノート最盛期だったときにベンゼン環を書きやすいというルーズリーフを紹介しました。 今回はiPadで使用可能なアプリ(比較的安価ですが有料です)Goodnote6の新しいノートブック、六角形グリッドが新登場したので紹介しま
ケムステしごと 先端領域に携わりたいという秘めた思い。考えてもいなかったスタートアップに叶う場があった 2024/5/8 ケムステしごと, 一般的な話題, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: ケムステPR 研究職としてキャリアを重ねている方々の中には、スタートアップは企業規模が小さく不安定だからといった理由で、転職先の選択肢として考えていない方も多いかもしれません。しかし、社会の隠れたニーズに応えるために誕生したスタートアップ企業、その中でも、最先端のテクノロジーを活用した社会課題の解決を目指すディープテック領域は、研究職の皆さまがお持ちの高度な専門性を発揮して活躍出来る場です。 今回は、大手企業で微生物領域の経験を積んだ研究者の方の事例をご紹介します。 LHH転職エージェントLife Science紹介部Biotechnology課の古森一穂さんは、求職者自身がご存じなかったスタ
ケムステニュース 産総研がすごい!〜修士卒研究職の新育成制度を開始〜 2024/4/13 ケムステニュース, プレスリリース 修士卒, 産総研, 育成 コメント: 0 投稿者: KeN 2023年より全研究領域で修士卒研究職の採用を開始した産業技術総合研究所(以下 産総研)ですが、2024年度より開始される修士卒研究職の育成制度は「すごい!」としか言いようがありません。 大学との連携を強化し、共同研究等と一体となった博士号取得により、高度な研究人材に育成 採用する修士卒研究職全員について博士号取得を業務と位置付け、取得にかかる費用を産総研が負担 育成責任者に加え、メンター制度を導入し、修士卒研究職の成長を全面的に支援 [産総研ニュース] リンクはこちら ケムステSlackでも生長副代表が本件の特徴を以下のように紹介されています。 全領域を対象 → 昨年度と同様です 大学等との共同研究が前提
Tshozoです。 35年くらい前、ある食品メーカが「虫歯になりにくい糖分」を使ったお菓子を大々的に売り出しました。曰く北欧のある国ではその成分を使っているせいで虫歯になる人の数が少ない、曰くお医者様が推奨している、曰く…という内容だったはずですが、ちょうど筆者の家に初めてテレビが来た時期でもあり有意義情報として頭に刷り込まれましたが、裕福ではなかったのと結構な田舎で供給に問題がありすぐに体験することは出来ませんでした。 で、大学生になり日銭が多少自由に使えるようになったころその成分が含まれた菓子もコンビニに当然のように並んでいて、気になっていた筆者は大学に向かう前にドカっと購入。店を出てすぐ一粒食うと、マスカットのような強い甘さと爽快感があり、ジューシーな感じで確かに他に比べてずっとスッキリしたお味ですぐ気に入ってしまい、自転車に乗りながら信号で停まるたびに一粒口に放り込み、大学につく頃
スポットライトリサーチ 水分子が見えた! ー原子間力顕微鏡を用いた水分子ネットワークの観察ー 2017/2/21 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき 水分子, 走査型プローブ顕微鏡 コメント: 0 投稿者: めぐ 第82回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院新領域創成科学研究科杉本研究室の塩足亮隼(しおたり あきとし)助教にお願いしました。 杉本研究室では、走査型プローブ顕微鏡により個々の原子を直接観察する技術を用いて、①活性度や電子状態などの様々な物性量を測定すること や、②物質表面の個々の原子を動かして人工的なナノ構造体を組み立て、その物性を評価すること などが行われています。また、走査型プローブ顕微鏡そのものの空間分解能の向上にも取り組まれています。 そんな杉本研究室からこの度、「表面を濡らす水分子が見えた!」というタイトルのプレスリリースが発表されました。プレスリリー
Tshozoです。 本記事タイトルの企業、ニュースなどでその名前を知った方も多いと思われます。実は筆者も事件初期は本当に同社が輸出規制違反をやらかしたのかな、と思ってしまっていたのですが、話を聞いていくだに腸が煮えくり返る経緯で、複数回放映された国営放送の特集番組は不快の極致になることがわかっていたため敢えて視聴しないことを選択したくらいでございます。 ともかくこんなトラブルで同社の名前が広く知られることになってしまったのは非常に悲しく、事件経緯も個人的にどうにも許せません。ただ原因となった連中の所業を批判する文面は書けますが本サイトの趣旨とはズレますし、何より愚痴に終始しそうで面白くない。しかし今回同社の非業の死に巻き込まれざるを得なかった方の無念や、途方もない辛酸を舐めた方々のお気持ちや苦悩を思うと何もしないのはあまりにもあまりにも、なので、今回筆者は「同社がどういった技術に基づき製品
ケムステニュース 紅麹問題に進展。混入物質を「プベルル酸」と特定か!? 2024/3/29 ケムステニュース, 安全・規制 コメント: 0 投稿者: gladsaxe 紅麹問題に進展がありました。 各新聞社が下記のように報道しています。 小林製薬(大阪市)がつくる機能性表示食品の摂取者に健康被害が相次いでいる問題で、厚生労働省は29日、小林製薬のサプリメントに「プベルル酸」という物質が意図せずに含まれていたことを明らかにした。今後、小林製薬と厚労省はこの物質の毒性などを調べる。 厚労省によると、プベルル酸は青カビからつくられる天然の化合物で、どういう理由で混入したのかはまだ不明という。抗生物質としての特性があり、抗マラリア効果があるほど「毒性は非常に高い」というが、腎臓への影響は現時点ではわかっていない。 引用:朝日新聞社 厚生労働省は29日、小林製薬の紅麹(こうじ)原料を含む機能性表示食
ケムステニュース 紅麹を含むサプリメントで重篤な健康被害、原因物質の特定急ぐ 2024/3/26 ケムステニュース, 医薬, 安全・規制, 食品 サプリメント, 健康食品 コメント: 0 投稿者: DAICHAN 健康食品 (機能性表示食品) に関する重大ニュースが報じられました。血中コレステロールを下げると謳っているサプリメントの服用者十数名に、腎疾患など健康被害が生じたことが明らかになったとのことです。 (2024年3月31日追記) 製品に混入していたカビ毒の成分が同定されました。ただし、本件の原因物質かどうかは未だ明らかになっておりません。 紅麹問題に進展。混入物質を「プベルル酸」と特定か!? 大阪市に本社がある「小林製薬」は、「紅麹(べにこうじ)」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことが報告されたと明らかにしました。 会社では「健康食品が原因となった可能性が
一般的な話題 Inpriaとは? ~フォトレジスト業界の重要トピック~ 2022/1/10 一般的な話題, 化学者のつぶやき フォトレジスト, 半導体 コメント: 0 投稿者: Tshozo Tshozoです。 昨年ゴム事業がENEOS殿に移り、ついに半導体をはじめとした先端技術材専門会社としての1歩を踏み出したJSR。昔から興味があったためにJSRなどを追っかけていたのですが、先日、同社が更に大きな賭けに出たと思われるニュースがありました(JSR プレスリリース)。 内容的にはJSRがInpriaというアメリカの企業を買収したというものですが、今回は無機フォトレジストという半導体の”サイズ”を左右する重要要素の、有力な次世代技術を持つ企業を買った点に関して非常に重要な意味を持つと感じたため採り上げることにしました。お付き合いください。 はじめに・半導体産業に関する諸々 日米半導体協定を発
スポットライトリサーチ ガラスのように透明で曲げられるエアロゲル ―高性能透明断熱材として期待― 2024/3/15 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき エアロゲル, 繊維状骨格 コメント: 0 投稿者: Zeolinite 第603回のスポットライトリサーチは、ティエムファクトリ株式会社の上岡 良太(うえおか りょうた)さんににお願いしました。 上岡さんは、2023年3月まで京都大学大学院理学研究科の金森研究室に所属されており、本プレスリリースの研究成果も金森研での研究実績です。金森研では、液相合成法により得られるエアロゲルやハイドロゲルの機能性、たとえば力学的柔軟性・断熱性・吸着/分離性能・触媒活性などを追求しており、本プレスリリースの研究内容もエアロゲルについてです。 研究背景としてエアロゲルは熱伝導率の極めて低い多孔体であり、省エネルギー材料として期待されていますが、機械的
一般的な話題 18万匹のトコジラミ大行進 ~誘因フェロモンを求めて①~ 2015/1/6 一般的な話題, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: Tshozo Tshozoです。 タイトルからわかるとおり、今回の案件は体が痒くなりそうです。 以下、ゾワゾワ来る画像を列挙しますので閲覧ご注意願います。一部の方には是非見て頂きたいです。 下の写真に写るキモイ虫は旧称南京虫、日本名「トコジラミ」、英語で「bedbug」と言われる厄介者。明治時代の文豪夏目漱石の小説「抗夫」にも「南京虫」の表記がみられるように、当時からアジアのみならず欧米各国でも大変迷惑な虫として認識されていました。bedbugというのは、寝床に出て被害に遭うことが多いことからこの名称になりました。なお「トコジラミ」というのは戦後になって国や地名を害虫に付けるとよくない、ということで改称された結果のようです。 Tipsついでに
これは最も安いAセットですが、こっちじゃない!!!感が…(これも大人気なんですが) まわりでは、「立体化学シリーズ」(もしくはそのアドバンスセット)や生化学学習セットがほしい!!という声が多数。問い合わせもしたものの、 鋳型がなくてもうつくれないとの返事。メルカリなどで時々出品されるこれらを待つほかありませんでした。 時は流れ… なんと「立体化学シリーズ」のうち「立体化学学生用セット」の発売が決定したそうです。 7年の時をへて復活した立体化学シリーズですが、まだこの立体化学学生用セットだけということ。アドバンスドセットや、生化学セットはまだ発売までかかるようです。 ではどうやって、復活させたのか。 以前に日ノ本合成樹脂製作所にて製造しておりました製品をベースに、新たにより精度の高い製法を用いて製作したものとなります。 ※このため、旧製品との互換性は保証いたしかねます。 とのこと。完全にゼロ
スポットライトリサーチ 低い電位で多電子移動を引き起こす「ドミノレドックス反応」とは!? 2024/2/28 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき ドミノレドックス反応, ドミノ型反応 コメント: 0 投稿者: Zeolinite 第597回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院総合化学院 有機化学第一研究室(鈴木孝紀研)の張本 尚(はりもと たかし)さんににお願いしました。 鈴木研究室では、物理的および生物的な機能性有機化合物の研究を行っており、特に石垣グループでは、有機カチオン化学の開拓を目指してレドックス活性な高歪化合物の創出と外部刺激(光や熱、酸化還元)応答に関する研究と機能探索を行っています。 本プレスリリースの研究内容は、ドミノ倒しのようなに最初の反応が進行することで後続の反応が連鎖的に進行するドミノ型反応についてです。このドミノ型反応はグリーンケミストリーの観点か
スポットライトリサーチ 溶液中での安定性と反応性を両立した金ナノ粒子触媒の開発 2024/2/21 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき Nat. Commun., POM, 触媒, 金ナノ粒子 コメント: 0 投稿者: hoda 第593回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院工学系研究科(山口研究室)博士後期課程3年の夏 康 さんにお願いしました。 今回ご紹介するのは、非常に安定で触媒活性の高い金ナノ粒子触媒の開発に関する研究についてです。サイズの小さな金ナノ粒子は高い触媒活性が期待されますが、溶液中で金ナノ粒子同士が集合しやすいために、安定性と触媒活性の両立には課題がありました。そこで、有機溶媒中で金属酸化物ナノクラスターを保護剤として用いた合成法を用い、非常に高い安定性と触媒活性の両立させた金ナノ粒子触媒の開発を報告されました。本成果はNature Communicati
ケムステニュース 産総研で加速する電子材料開発 2024/2/6 ケムステニュース, 材料 MRAM, アモルファスW-Ta-B, スピン流, パワー半導体, 熱伝導率 コメント: 0 投稿者: Zeolinite 産総研 マルチマテリアル研究部門の研究チームは、使用原料の種類・成形方法・焼結条件などの製造プロセス情報を用いて窒化ケイ素セラミックス焼結体の熱伝導率を高精度に予測する人工知能(AI)技術の確立に成功しました。 (引用:産総研プレスリリース12月22日) 産総研 新原理コンピューティング研究センターの研究チームでは、次世代の不揮発性メモリー SOT-MRAMの実用化の鍵となるアモルファスW-Ta-B合金を開発し、スピン流を高効率に生成することによって消費電力の大幅な低減に成功しました。 (引用:産総研プレスリリース12月27日) 本ケムステニュースでは、昨年末に産総研より発表さ
一般的な話題 株式会社メカノクロス – メカノケミストリーの社会実装に向けた企業の設立 2024/2/2 一般的な話題, 化学者のつぶやき メカノケミカル, メカノケミストリー, 化学企業 コメント: 0 投稿者: DAICHAN メカノケミカル有機合成の社会実装に向けた、北海道大学発スタートアップ企業「株式会社メカノクロス」が 2023 年 11 月に設立されました。メカノクロスは、ケムステにも何度もご登場いただいている、北海道大学大学院工学研究院・同大学化学反応創成研究拠点 (WPI-ICReDD) 教授の 伊藤 肇 先生が中心となって立ち上げられました。 メカノケミストリーは、固体物質に摩擦や圧縮などの機械的刺激を加えることで、無〜省溶媒で効率的に化学反応を進行させる、近年大いに注目されている研究分野です。無機化学の分野では比較的古くからメカノケミスリーの概念が注目されていましたが、
化学者のつぶやき 合成ルートはどれだけ”良く”できるのか?分子構造からプロセス質量強度を予測する SMART-PMI 2024/1/26 化学者のつぶやき, 論文 PMI, グリーンケミストリー, デジタルトランスフォーメーション, データサイエンス, プロセス化学, プロセス質量強度, 機械学習 コメント: 0 投稿者: Naka Research Group 概要 医薬品をはじめとする有機分子の工業生産では、単に経済的につくるだけでなく、環境への影響に配慮した合成ルートの実現が求められている。このグリーン&サステイナブルケミストリーの観点から、プロセス質量強度(Process Mass Intensity, PMI)はある合成ルートが原料やコスト、持続可能性に与える影響を評価するための重要な指標である。全体あるいは特定のステップの PMI を計算し、最適化することは、世界における製薬業
一般的な話題 MOF の実用化のはなし【京大発のスタートアップ Atomis を訪問して】 2024/1/23 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 日常から Atomis, MOF, ベンチャー企業, 化学企業, 金属-有機構造体 コメント: 0 投稿者: やぶ 1990年代後半から大学などの機関で研究が加速されてきた金属-有機構造体 (Metal-Organic Frameworks) は、実用化への機運が高まっており、世界的に見るといくつかのスタートアップ企業が既に発足しています。今回縁あって、京都大学から端を発したスタートアップである Atomis を見学させていただきました。この記事では、大学という研究機関で MOF 研究を行う学生の目線で、企業の研究設備を見学したり企業研究者とお話するなかで感じたことをお話しようと思います。 Atomis とは? Atomis (アトミス) は、
ケムステニュース アルツハイマー病の大型新薬「レカネマブ」のはなし 2024/1/17 ケムステニュース, 化学者のつぶやき, 医薬 アルツハイマー病, 創薬化学, 抗体医薬, 新薬 コメント: 0 投稿者: DAICHAN エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とバイオジェン・インク(Nasdaq:BIIB、本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、CEO:クリストファー A. ヴィーバッハー、以下 バイオジェン)は、ヒト化抗ヒト可溶性アミロイドβ凝集体モノクローナル抗体「レケンビ®点滴静注200mg」「同500mg」(一般名:レカネマブ、以下「レケンビ」)について、日本において、薬価基準収載予定日である12月20日に新発売することをお知らせします。本剤は、日本において、2023年9月25日に「アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症の進行
化学者のためのエレクトロニクス入門と銘打ったこのコーナーも、今回で5回目となりました。前回はプリント基板の製造にかかわるファインケミカルと、その生産に携わっている企業をご紹介しました。今回はディスプレイやその他の素子に関連する製品・企業を見ていきます。 スマートフォンのディスプレイにも化学が関連しています(画像:photo AC) スマートフォンの普及に伴って、ディスプレイ(表示装置)も発展しています。代表的な方式に液晶と有機EL(OLED)が挙げられます。 液晶ディスプレイ(LCD)はネマチック液晶の配向状態が電界によって変化する性質を利用した表示装置です。液晶分子の層を、分子の配列を整える配向膜で挟み、さらに透明電極で挟んだものを偏光板で挟んだ構造をしています。配向膜は微細な溝を刻んだ板ですが、二枚の配向膜をその溝の方向が直角になるようにおきます。すると電圧が加わっていないと液晶分子は
化学者のつぶやき 中国へ行ってきました 西安・上海・北京編① 2023/12/4 化学者のつぶやき, 講演・人 中国, 講演旅行 コメント: 0 投稿者: webmaster 2015年(もう8年前ですね)、中国に講演旅行に行った際に記事を書きました(実は途中で断念し最後まで書いていませんが)。 その際は、武漢から深圳まで6つの大学を回りました。すっかり忘れてしまったので備忘録としても活躍しています。 さて、今回は、西安と上海、そして北京で講演してきましたので最新の中国の情報も含めてお届けしたいと思います。 ビザが必要 新型コロナ発生前までは、15日ほどの滞在ではビザは必要なく自由に行けたのですが、いまでは1日でも基本的にはビザが必要です(ポートビザという裏技で来ることもできるそうですがリスク高いですね)。そういうわけで、2ヶ月以上前からビザの申請の手続きを始めました。ビザの取得に関しては
日本人化学者インタビュー 第64回「実際の化学実験現場で役に立つAIを目指して」―小島諒介 講師 2023/11/15 日本人化学者インタビュー, 研究者へのインタビュー AI, 有機化学, 機械学習 コメント: 0 投稿者: cosine 第64回目の研究者へのインタビューは京都大学大学院医学研究科の小島諒介 先生にお願いいたしました。 小島先生はもともと化学畑ではなく、今をときめく人工知能(AI)研究がご専門です。ただ、その応用先としての化学分野にも強い興味を持っておられ、学術変革領域A「デジタル有機合成」の一班員としての研究も進められています。 このようなご経歴とご専門から、第41回ケムステVシンポの講師としてお話し頂けることになっています。 それでは今回もインタビューをご覧ください! Q. あなたが化学者になった理由は? 私は化学者というわけではないですが,「実際に使える人工知能」
一般的な話題 トコジラミの話 最新の状況まとめ(2023年版) 2023/10/6 一般的な話題, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: Tshozo Tshozoです。 以前こういう記事(1, 2)を書いたのですが当時よりも色々悪化していそうなので、特に殺虫剤や対策に関する技術情報を更新してまとめなおそうと思います。お付き合いください。 今回の話のポイント トコジラミ、つまり南京虫の詳細については上記の記事1を参照頂くとして、今回は薬剤抵抗性の話に重点を置きます。人やモノの移動がひと昔前よりも大きく増えている関係でトコジラミも昔より移動しやすくなっているのですが、連中はどんなスキマにももぐりこみ素早く移動し、何か月という長期間飲まず食わずで耐え、しかも多産で平べったく潰しにくく幼虫から成虫まで全部吸血するという恐ろしい特徴を持ちます。昔はある程度殺虫剤が効いていましたからホテルなど
archives マテリアルズ・インフォマティクスの基礎知識とよくある誤解 2023/9/27 archives, セミナー, 会告, 化学者のつぶやき デジタルトランスフォーメーション, データサイエンス, マテリアルズ・インフォマティクス コメント: 0 投稿者: ケムステPR 開催日:2023/10/04 申込みはこちら ■開催概要 近年、少子高齢化、働き手の不足の影響を受け、従来の経験と勘による研究開発から、データを活用して、より効率的に、また人が発見出来なかった素材を研究開発していくことが目指されています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)をどのように研究開発に適応するか?という観点からも、データと統計・データサイエンスを活用した素材の研究開発である、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)が注目されています。 一方で、そもそもマテリアルズ・インフォマティクスで何が出
一般的な話題 SFTSのはなし ~マダニとその最新情報 後編~ 2023/9/25 一般的な話題, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: Tshozo 注意1:この記事は人によってはやや苦手と思われる画像を載せております ご注意ください 注意2:厚生労働省の発信しているダニに関する情報が最も大事です リンク 是非ご一読ください 注意3:ダニの概要を楽しく解説されている森林総合研究所 岡部女史のこちらのエッセイも必読 Tshozoです。前回はSFTSの宿主と治療薬の話でしたが今回は宿主をターゲットにしたお話を後編として書いていきます。つまりはこれはでもしダニに刺されたらどうなるのか、薬はあるのかなどについて述べてきましたが、今回は殺ダニなどの方法が中心です。 ダニをどうにかする対処方法は SFTSに対するお薬の開発は進んでいるものの、根治&完全防衛にはウイルスを持つマダニを抹殺駆除する
ケムステニュース 様々な化学分野におけるAIの活用 2023/9/25 ケムステニュース, プレスリリース, 企業情報 AI, プラント自動化, 変数重要度計算, 毒性予測 コメント: 0 投稿者: Zeolinite ENEOS株式会社と株式会社Preferred Networks(PFN)は、2023年1月に石油精製・石油化学プラントを自動運転するAIシステムの常時使用をENEOS川崎製油所石油化学プラント内のブタジエン抽出装置で開始し、手動操作を超える経済的で高効率な運転を達成しましたので、お知らせいたします。同AIシステムは、大規模かつ複雑であり、長年の経験に基づいた運転ノウハウが求められるプラントを自動運転するシステムとしてENEOSとPFNが共同開発したものです。 (引用:8月10日Preferred Networksニュースリリース) サンスターグループは、化学物質が皮膚に接
archives 半導体領域におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用-レジスト材料の探索、CMPの条件最適化編- 2023/9/11 archives, セミナー, 会告, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: webmaster 開催日:2023/09/13 申込みはこちら ■開催概要 近年、少子高齢化、働き手の不足の影響を受け、従来の経験と勘による研究開発から、データを活用して、より効率的に、また人が発見出来なかった素材を研究開発していくことが目指されています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)をどのように研究開発に適応するか?という観点からも、データと統計・データサイエンスを活用した素材の研究開発である、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)が注目されています。 一方で、自社テーマに対して、どのテーマがMIの検討に適しているのか?どういう状態であれば検討が進
archives 材料開発の未来を語る、マテリアルズ・インフォマティクスに特化したカンファレンスが9/26(火)開催! 2023/9/14 archives, セミナー, 会告, 化学者のつぶやき コメント: 0 投稿者: ケムステPR 【参加無料】詳細・視聴予約はこちら 今まさに、第一線で活躍しているマテリアルズ・インフォマティクス(以下,MI)のトップランナーを集めて約1日間限定で開催するMIに特化した祭典「MI Conf 2023」を開催いたします。 2023年最新のMIの潮流が学べるほか、先んじてMIの活用に取り組んだ推進者がどのように成功させ、そして今何を見ているのかなど、トップランナーたちの日ごろ語られざるノウハウを学べるイベントになっています。 総勢7名のMIトップランナーが登壇する全9セッションは、「登壇者本人にしか語れない」テーマを設定しています。それぞれのMIや材料開発
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『化学ポータルサイト Chem-Station』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く