空気の熱を集めて移動する「ヒートポンプ」とは? ヒートポンプとは、ポンプが水をくみ上げるように空気中の熱をくみ上げ、必要な場所に移動させるしくみです。エアコンはそのヒートポンプのしくみを使っています。 夏は室内の熱を屋外に移動させてお部屋を涼しくしています。冬は反対に屋外の熱を室内に移動させてお部屋を暖かくしています。実は、冬の冷たい空気にも熱は存在しているので、ヒートポンプを使えば、熱をくみ上げ、室内に移動することができます。 ヒートポンプを使ってエアコンが暖めるしくみ エアコンは「室内機」と「室外機」がパイプでつながっています。パイプの中には、熱を運ぶ「冷媒」というガスが循環しています。室内機と室外機の中には、熱を空気の中から集めたり、空気中に逃がしたりする「熱交換器」が入っています。まず、室外機は屋外の空気を吸い込み、空気中の熱を熱交換機で集めます。集めた熱は冷媒が受け取り、室内機へ