第153回芥川賞受賞。累計250万部以上。ピース・又吉直樹の処女作である小説『火花』は低迷が続く文学界で、文字通り“火花”となり暗い道を照らした。そんな同小説がオリジナルドラマ化され、オンラインサービス・Netflixにて6月3日より世界190カ国に全10話が一挙ストリーミング開始。物語ではふたりの芸人を軸に、純粋であることや生きがい、ドラマチックでは済まされない日常を開けっぴろげに描き出す。主人公の芸人のふたりを演じるのは俳優の林遣都と波岡一喜だ。林演じる努力型の「徳永」と波岡演じる天才肌の「神谷」、そんな対照的な人物を演じきった2人にインタビュー! ――完成した作品をご覧になっていかがですか? 林遣都(以下、林)「実際に役が決まって、役者人生10年分をすべてぶつけたつもりです。キャスト、スタッフ一丸となって制作に挑み、後世に残る内容になったと胸を張って言える作品です」 波岡一喜(以下、