通じない手話で教育を受ける権利を侵害されたと訴えました。北海道札幌聾学校の小学3年生の男の子が道を訴えた裁判が始まりました。 手話には、生まれながらにして聴覚に障がいのある人が視覚を頼りに覚える「日本手話」。 一方で日本語の文法に準じて作られた「日本語対応手話」があります。 これら2つはまったく別の言語で、先天的に聞こえない人の中には「日本手話」しか理解できない人も少なくないという現状があります。 自宅で算数の勉強をする小学3年生の男の子。 生まれつき耳が聞こえず「日本手話」を使って生活しています。 小学3年生の男の子:「青空子ども会で集めたのは214個」 母親:「日本手話が100パーセントだとしたら日本語対応手話は少し分かるくらい。」 そのため「日本手話」で授業が受けられる道立の札幌聾学校に通っています。しかし、ことし4月担任になったのは「日本手話」がほとんどできない教師だったといいます