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インデックス投資における日本の元祖ブロガーである水瀬ケンイチさんから、改訂版の著書『お金は寝かせて増やしなさい』をいただきました。インデックス投資のキモがググッと詰まった一冊でした。 『お金は寝かせて増やしなさい』 2021年に億り人に インデックス投資に誘ってくれた 今後やってくる暴落が試金石 『お金は寝かせて増やしなさい』 本書『お金は寝かせて増やしなさい』の初版は2017年12月の発売です。この本が出たときのことはよく覚えていて、出てちょっとしてから初めて水瀬さんにお会いしたのです。 このときぼくはセミリタイア実行直後で、水瀬さんはじめ、たぱぞうさんとか尊敬する先輩投資家の方々に会って回り始めたころでした。あれからもう5年あまりが経過したんですね。 改訂版 お金は寝かせて増やしなさい 作者:水瀬ケンイチ フォレスト出版 Amazon お金は寝かせて増やしなさい 作者:水瀬ケンイチ フ
ビットコインが750万円を超えてきました770万円を突破しました。ドル建てだと5万ドル突破。いずれも最高値まではまだ遠いものの、4月に見込まれる半減期に向けてぐんぐん上昇が期待されます。そんな中、「ビットコインを買いたい!」という声をちらほら聞くようになりました。 もし今から初めてビットコイン(または仮想通貨)を買うなら、どこでどのように買うのがいいのでしょうか。考えてみました。 何を買うのか どこで買うか どの国内取引所を選ぶか 運営の安心度 入出金手数料 入出庫可能な先 結局どうすればいいの? 何を買うのか 未だに仮想通貨=怪しいと思う人がたくさんいると思います。だからすべてダメ!と短絡的に考える前に、仮想通貨にはいくつかの種類があることを押さえておきたいところです。安心確実な順に、下記のようになります。 すべての仮想通貨の起源であるビットコイン CFTCがコモディティ(商品)だと認め
前回記事を書いてからもう1年半。久しぶりにぼくが現在使っているクレジットカードをまとめておきます。 財布の中身 クレカ積み立ては計50万/月 Google Pay/タッチ コード決済 今後の方針 財布の中身 まずは財布の中身から。なお、これらの構成は基本ポートフォリオで、ここにキャンペーンが入ってくると、その期間中はちょっと入れ替わりがあります。 まず財布に忍ばせているカードは、「三井住友プラチナプリファード」と「セゾンカードパールアメックス」の2枚。プラチナプリファードは言わずと知れた高還元カードで、いろいろ面倒なときはこのカードを出して終わり。いろいろ面倒というのは、主にプラスチックカードしか受け付けていなくて、プリペイドカードも怪しい場合です。 また特約店での還元率は相当なので、そうしたときにも利用します。メインカードにふさわしいカードだと思っています。 2枚めにセゾンパールアメック
個人には大して節税の技はありませんが、法人を作るとさまざまな手法が利用可能になります。それを知ろうと「社長 節税」みたいなワードで引っかかった書籍をけっこう読んできたつもりだったのですが、このたび最強の一冊に出会いました。『社長の賢い節税』です。 社長の賢い節税 対策しないと大損します! 法人税・所得税・相続税・M&A〈会社と社長の双方にお金を残す法〉 作者:福岡 雄吉郎 日本経営合理化協会出版局 Amazon 税理士の書いた本は教科書 例えば税務署との戦い方 こんな内容 税理士の書いた本は教科書 こうした節税策についての本の多くは、税理士が執筆したものです。そして税理士が書いたものは、いかに法律通りか、を重視したいわゆる教科書的な内容がほとんどです。まぁ気持ちはわかります。悪い言い方をすれば税理士というのは税務署の出先機関みたいなもので、企業が適切に納税するお手伝いをすることが仕事だから
2023年8月にFIERしてから約半年が過ぎました。現状と心境を綴っておきたいと思います。 お金の心配 働くということ 自由な時間 寂しいか? 何を改善すべきか? お金の心配 FIREとかいうと、最も気になるのはお金です。ただ幸いながら、現状はお金について悩むことは全くありません。5年前に、生活費の約20倍の資産でセミリタイアし、そこから市況の好調もあって現在は生活費の30倍まで資産額が拡大しました。 この状況は当然好調な株式市場の恩恵を受けたためです。ただし、市場の良し悪しに左右されないよう、太陽光や不動産など複数資産への分散を進めてきた結果、単に生活するだけならこれらの資産からのキャッシュフローで、相当分賄える状態になりました。 というわけで、お金については不足を心配するステージから、いかに死ぬまでに有意義に使い切るか? というステージに移行しています。 www.kuzyofire.c
FIREに向けて最も大事なのは投資のリターンを上げることではなく、収入からの貯蓄率をアップさせることです。それは収入を上げるか、節約するかの2択で、簡単なほうはもちろん節約です。ただ「節約とは何か?」は、簡単そうで、けっこう難しいもの。 実はリセールバリューを意識して、購入価格とのスプレッドを小さくすることこそが節約であると考えています。 耐久財と消費財 買ったときよりも高く売れるフェラーリ 本だって服だって重要なのはリセールバリュー 二次流通に乗せるために重要なこと 耐久財と消費財 お金の使い道としては、耐久財と消費財(サービス含む)があります。耐久財というのは、下記のように比較的長時間に渡って利用できる商品のことです。 家電製品(冷蔵庫、洗濯機など) 自動車 家具 コンピューターとその周辺機器 建築物や住宅 ふつう、節約というと「いかに安く買うか」「いかに安いもので済ませるか」という発
au PAYカードがちょっと美味しい15%還元キャンペーン中です。全員ではなく、案内を受け取った人限定なので、会員ページにログイン後、表示が出てくればOK。エントリーしましょう。 キャンペーンの概要 ベストプラクティス キャンペーンの概要 キャンペーンの概要は下記の通りです。 期間は2月1日から3月31日 要エントリー au PAYカードを期間中3回以上ショッピング利用 15%をPontaポイントで還元 4月末判定、5月末進呈 還元上限1000pt ベストプラクティス 上限1000ptなので6667円利用すると上限に達します。また、対象外の利用があります。 また、そもそもau PAYポイントの対象外のサービスもあります。 そのためちょっとややこしいのですが、Kyashチャージは通常ポイント対象外、今回のキャンペーンの対象になるかは怪しい所。IDAREチャージは抜け道的に通常ポイント対象のよ
『ビットコイン・スタンダード』という本があります。仮想通貨の人というより、古典派経済学(いわゆるオーストリア学派)の経済学者、サイファディーン・アモウズ氏が執筆した本です。 ビットコイン・スタンダード 作者:S・アモウズ ミネルヴァ書房 Amazon この本、読み進めると目を見開きます。次々と、ビットコインについてこれから起こることが書いてあるではないですか! これはビットコインの予言の書だと思うわけです。どんなことが書いてあるか、抜き出してみましょう。 ビットコインはなぜ価格変動が大きいのか ビットコインは国際送金の代替にはならない ビットコインが準備通貨になる ビットコインは変えられないのか? ビットコインはスケールできない? ビットコインは犯罪に使われる? 2018年に本書が書かれたことの驚き ビットコインはなぜ価格変動が大きいのか ビットコインは様々な金融資産や法定通貨に比べて価格
ドコモがちょっと微妙なキャンペーンを開始です。d払い(タッチ)で支払いを行うと、+20%還元。上限は1500ptというもの。キモは「d払い(タッチ)」にあります。 キャンペーン概要 dカードか電話料金合算払いのみ 本人確認も必須だった iDはGoogleウォレットで管理される しかし、dカード→d払い→iD払い って意味あるのかな? 直近のキャンペーン キャンペーン概要 キャンペーンの概要は下記の通りです。 要エントリー、先着10万人 期間 1月29日10:00〜3月31日23時59分 還元上限1500pt(期間・用途限定)のdポイント 支払い方法:d払い(タッチ)(Androidのみ) 20%還元の上限1500ptなので、利用額は7500円が上限ということになります。 さて、問題はd払い(タッチ)です。これは、iD加盟店で「iD払いで」伝え、スマホをかざすとd払い経由で決済できるというも
前回、高配当と取り崩しを比較すると、取り崩しのほうが税払いを先送りでき、同額を取り崩すのであれば税金が少なくなるため手取りが増え、手取りを同一にするなら税金を再投資でき、リターンが大きくなるという点を検証しました。 www.kuzyofire.com ただ、その前提条件としてリターンを6%としていましたが、これが上下するとどんな影響があるのでしょうか。また配当に認められた「配当控除」を使うと、どれだけパフォーマンスが改善するのでしょうか? リターンを2%/6%/10%で比べてみる 配当と手取り額を同額にした場合 配当控除の効果はどうか 課税所得330万円以下の税率7.2%の場合 課税所得695万円以下の税率17.2%の場合 全体の結論 リターンを2%/6%/10%で比べてみる まずはリターンの変更から。同一額を取り崩したとき、配当を受け取るよりも取り崩しのほうが税金が小さくなり、受取額が増
よく話題になるものの一つに、「高配当株と無配当株の取り崩しはどちらが有利か?」というものがあります。よくある議論は、「高配当は自動的に現金が入ってくるから、気が楽」というのに対して、「無分配投信は自動取り崩し機能もあるから同じ」というもの。 これはあくまで気分の議論なのですが、実は受取額的に確実に取り崩しのほうが有利になる点があります。意外なことに、税金です。 条件を揃えて考えてみる 100万円投資して6万円もらった場合 最終的には税額は同じになるが 取り崩しは特に初期に有利 手取り額を同一にすると? 取り崩しはいろいろ有利だった 条件を揃えて考えてみる なぜそんなことが言えるのか。まず比較できるように、高配当と取り崩しについてそのほかの条件を揃えてみましょう*1。 ある投信を考えます。この投信は年6%の配当を安定的に出す企業の株式を組み入れています。そして株価は上がりもせず下がりもせず一
確定申告の季節になりました。あれ、2月16日からでは? と思われた人もいるかもしれませんが、実は還付申告ならば1月1日から可能です。さっさと申告すれば、さっさと税金が戻ってくるので、ちゃちゃっと済ませてしまいましょう。(訂正あり) 株の利益や配当を確定申告すべきかどうか 4パターンで考える確定申告戦略 配当がゼロ、譲渡所得がマイナス の場合 配当がゼロ、譲渡所得がプラス の場合 配当がプラス、譲渡所得がプラス の場合 配当がプラス、譲渡所得がマイナス の場合 株の利益や配当を確定申告すべきかどうか まず行うべきは子供の投資口座です。ジュニアNISAのみなら別ですが、特定口座で株式や投信などを持っている場合、確定申告を考えるメリットがあります。端的にいうと、給与などの支払いを受けていない子供は、ほとんどの場合確定申告をしたほうがお得になります。つまり、多くの場合は税金が戻ってくるわけです。
リタイアすると、会社員などのくびきから自由になります。これまで会社が規定していたもろもろからも離れ、自分で自分の人生をデザインできるようになるわけです。でも、このときにどう生きるかは、意外と幅があるものです。 人に必要とされて生きるほうが幸せか 『お金の賢い減らし方』で大江さんが語ったこと 自分の人生をどう動機付けるか 人に必要とされて生きるほうが幸せか きっかけは、誰かのリポストによって流れてきた大江さんのこのポストです。 投資で資産を作ってアーリーリタイアし、好きなことをして暮らしたいと思ってる人は多いけど、実際にリタイアしたらそんなに楽しいものじゃないよ。人は自分の好きなことをして暮らすよりも、人に必要とされて生きる方がずっと幸せなんだよね。それはリタイアしたらわかるから。 — 大江英樹 (@officelibertas) 2019年3月24日 大江さんは著名な経済コラムニストで、マ
2023年夏に完全FIREして、定期収入がない生活に入りました。いわゆる定年退職者と同じような生活に、人よりかなり早く突入したということです。そうなると「今の資産は死ぬまで保つか?」とドキドキすることを想定していたのですが、いざそういう身の上になってみると、逆に「死ぬまでにどうやって資産を使い切ろうか?」と考えるようになりました。 資産を使い切ることを意識する 定期収入がなくても全く不安に感じないのは、もちろん昨今の相場が異様に好調だというのも理由です。ぼくは細かく支出とかリターンとかを記録しているので、生活費が如実にリターンを削っていることを把握しています。 www.kuzyofire.com それでも、取り崩しながらも資産額が増えていく様を目の当たりにすると、つい思ってしまうのです。「これ、死ぬまでに使い切れないんじゃないか?」 別に使い切れなくたっていいという考え方もあるでしょう。で
あれよあれよという間に国内長期金利は上昇し、約1%に達しました。長期国債の利回りである基準金利に0.66を掛けて産出される個人向け国債も、ついに0.6%まで上昇しています。今回は実際に個人向け国債を購入してみました。 野村證券で購入 注文は毎月月末で締め切られる 国債の譲渡をしてみた 野村證券で購入 購入したのは2023年末。どこで購入したかというと野村證券です。株式と同じようにどの証券会社で購入しても大して変わらず、大手証券会社では手数料もゼロです。それでも野村を選択したのは2つ理由があります。 1つは個人向け国債の現金プレゼントです。各社ともにプレゼントしていますが、だいたいが0.1%。野村證券は0.14%をプレゼントしています。とはいえ最低1000万円なのには注意です。 2つ目は証券担保ローンです。野村は日本国債を担保として金利1.5%でお金を借りることができます。掛け目は時価の80
2024年の正月は、4日と5日を休むと11連休にもなるので、思いのほか長いものです。今日はそんな(世間の)休みの最終日なので、タイミングを逃さないうちに2024年の管理手法をまとめておきたいと思います。 これまでとの違い FIRE後、バケツ戦略に移行する 管理手法 投資成績のチェック これまでとの違い 2024年は転機となる年です。これまでのぼくの投資手法の遍歴を見ると、次のようになります。 〜2003年 浪費癖 2004年〜2007年 貯蓄&日本個別株 2008年〜2017年 インデックス投資&GAFA、フルインベスト 2018年〜2023年 セミリタイア、投資多角化 2024年〜 完全FIRE 2024年から何が変わるかというと、基本的にサラリー的な収入がなくなり、ほぼ資産からの収入に依存する=取崩期に入るということです。これは資産運用において大きく2つの変化をもたらします。 1つは資
山崎元さんが年初早々に死去されました。ぼくの投資についての考え方を形作った人は3人います。『ウォール街のランダム・ウォーカー』を書いたバートン・マルキール氏、元「海外投資を楽しむ会」の橘玲氏、そして山崎元氏です。 がんを患ってからも積極的な執筆活動を続け、その切れ味は最後まで鋭いままでした。今日は、そんな心の師である山崎元さんへの追悼として、ぼくの投資人生を変えた(というと大げさですが)5本の記事を紹介します*1。 media.rakuten-sec.net インデックス投資ナイトでお会いできてよかった 資産運用には「目的」も「自分にあった」も「金額の多寡」も関係ない マネーリテラシーのエッセンス 山崎さんの人生論 金融業界の常識に異を唱える 人生晩年期にどんな資産運用をすべきか インデックス投資ナイトでお会いできてよかった 記事や書籍を読んで勝手に師匠だと思っていた山崎元さんですが、初め
2024年から始まった新NISA。つみたて投資枠で120万円、成長投資枠で240万、合計360万円が年間投資上限ですが、さっそくその両方を最速で埋めました。 積み立てか一括か 購入したのはオルカン 積み立てか一括か 以前、新NISAのつみたて投資枠を最速で埋める方法というブログを書いたように、月額100円の積み立て、1月にボーナス119万8800円を積み立てることで、一気に119万8900円の投資を終えました。 www.kuzyofire.com 今でもネットでは「積み立てか、一括か」という話題がありますが、実はこれ3つのパターンに分かれます。 特定口座を売却して新NISAに移行 売却できる資産も現金もなく、給与などから新NISAで購入 360万円分の現金を持っているが、毎月少し(30万くらい)ずつ積み立てる 360万円分の現金を使って、年初に一括購入 まずぼくは(1)のパターンです。特定
新年あけましておめでとうございます。年初最初の記事は何にするかと迷った結果、やっぱり今年の抱負的な、この1年の運用方針をまとめておくことにしました。結論だけでなく、考え方のプロセスも記しておくことで、あとから振り返っても何を考えていたのかが分かるようにしておきたいと思います。 運用方針を決定付けるベースは何か アフターFIREのアセットアロケーション バケツ戦略を元にしたアセットアロケーション 運用方針を決定付けるベースは何か 資産運用とか投資というのはお金を増やすために行うわけですが、あくまで「増えるかもしれない」ところがミソです。つまり減るかもしれません。減るかもしれないけど、期待値的には増える可能性のほうが高いものに投資する。これが合理的な運用です。 その上で何を考えるかというと、どのくらいのリスクを取るかです。ポートフォリオ理論は、リスクと期待リターンは比例していて、高いリターンを
年末恒例の読書報告です。2022年は40冊とけっこう読んだ本が少ない年でしたが、23年も46冊と、かなり読書数が減りました。年内最後のブログ投稿は、旅行中ということもあって予約投稿にて♪ たぶんゲームとマンガ 読んだ本のざっとした紹介 「日本一わかりやすい ひとり社長の節税」 『地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる』 『教養としての社会保障』 『孤独の宰相』 はじめての たぶんゲームとマンガ たぶん読書冊数が減ったのは、ゲームとマンガが理由です。ゲームというのはスプラ3で、マンガというのは昨今流行りの縦型スクロールマンガ。それにけっこうハマりました。Kindleでもマンガをけっこう読みましたが、冊数にはそれらはカウントしていません。 読んだ本のざっとした紹介 そういえば、2023年は年初に「おすすめ本紹介シリーズ」をやりました。ただその後の書評は少なめです。 おすすめ本を紹
2023年の(株式)取引が終わりました。年の瀬なので、この1年が(主に伝統的投資家にとって)どんな投資環境だったのかを振り返っておきます。 米FRBに振り回された1年だった マイナス金利の出口を探る日銀 株価は上昇 不動産も金も仮想通貨も上昇 2023年は総じていい年だった 2024年の経済 米FRBに振り回された1年だった 感覚としては、とにかく米FRBに振り回された1年でした。そもそも、ぼくの相場観としては利上げは終了し、2023年は利下げのタイミングを見計らう年――という見通しでスタートしました。ところが、蓋を開ければインフレは再燃し、利上げも行われ、つまり円安も再燃したという1年間でした。 下記は、FFレート、米長期金利、ドル円為替の2年分のチャートです。2022円に急速に利上げされ、長期金利も上昇。為替も150円まで上がりました。ところが11月頃にインフレ収束の空気となり、長期金
2023年は、ぼくにとって節目となる年でした。というのも、20数年勤めた会社をついに退職したからです。いわゆる「完全FIRE」した年となりました。 完全FIRE 暇すぎないか? Employee=従業員から卒業するということ 完全FIRE 年齢的な節目もあって、なんとなく2023年には……と考えていたものの、予め設定したタイミングになったから退職したというわけではありません。きっかけとしては、Financial Independent=経済的自立を背景に、やりたくない仕事に対してはNoといえる退職カードを持っていたわけですが、それが実行に至ったという感じです。 このブログはセミリタイアの意向を固めた5年前、2018年の春に開設しました。そして秋にはいわゆるキャリアを降りて、セミリタイアに入ったわけです。そこからちょうど5年、今度は退職して完全FIREとなりました。 2018年春 FIREの
楽天グループが2023年12月末日の株主優待を発表しました。これまで500円分の楽天キャッシュを優待としていましたが、今回はそれを変更。なんと月間30GB分の楽天モバイルeSIMを提供します。(※修正あり) →新たに音声+30GBを「1年間」にアップグレードされました。記事にまとめました www.kuzyofire.com 楽天モバイルのデータSIM 30GB 株数とeSIM利用月数の関係 トリプルSIM 楽天モバイルのデータSIM 30GB この株主優待は面白いですね。申し込むと、楽天モバイルで月間30GB使えるデータ専用eSIMがもらえます。例えば、サブ回線にセットして、データ通信を優先設定にすれば、通話はメイン回線、データは楽天モバイルサブ回線という形が実現します。ものすごくコスト削減になりますね。 例えば、メイン回線にpovo2.0(月額無料)、サブ回線に優待楽天モバイルを組み合わ
今年で従来の一般NISAが終了し、来年から新NISAに移行します。ということで、まだ今年が終わっていないのですが、10年間行った一般NISAの成績がどうだったのか、中間結果をまとめておきたいと思います。 評価額は約1000万円、受け取り配当は110万円 8.14%の平均リターンだった NISAで投資した銘柄 新NISAへ移行 評価額は約1000万円、受け取り配当は110万円 資産額などを基本的に公開していませんが、NISAばかりは投資可能額が決まっていので、今回は赤裸々に投資額や投資成績も公開することにしました。レアな記事です。 ぼくは2014年から2018年の5年間にわたり一般NISAで投資し、次の5年、2019年から2023年はロールオーバーして運用してきました。2019年分のロールオーバーは行えず、2024年早々に特定口座に払い出されることになります。 というわけで、10年分+9年分
資産から生まれる現金(CF)を集計するインカムゲインCFのコーナーです。今月から、生活費や取り崩し率も盛り込んで、FIRE後の実態が分かる内容にバージョンアップしました。なお11月は実は1年で最悪の月で、年間で最も収入が低くなっています。 11月のCF状況 生活費をどれだけカバーできるか 資産取り崩し率 11月のCF状況 インカムゲインCFは10月から半減です。厳しー!太陽光は急速に発電量が減少、配当はゼロで債券からの分配金は雀の涙。唯一不動産だけが収入をもたらしてくれたのですが、なんと空室予告もありました。 11月に入ってきた分配金は定例の下記2つだけ。ほぼ誤差みたいなものです。 HYG (ハイイールド債) ※毎月 TLT (米20年超長期債)※毎月 直近1年のインカムソースを見ると、かなり太陽光に依存しています。太陽光・不動産・金融資産で1:1:1くらいにもっていきたいとろこです。
FIREとか富裕層の目安としてよく資産「1億円」といわれます。個人投資家の目標としても資産1億円は、そんなに簡単ではないけれど頑張れば手が届きそうと感じる意味で、とてもキリのいい数字。 ただし、では「1億円作るには?」と考えると、いろいろな人がいろいろなことを言っています。曰く「とにかく入金力が重要」「節約すればいける」「投資の運用力が重要」などなど。いずれもその通りではあるのですが、今回は別の観点を見ていきましょう。サンプルにするのは僕の場合です。 九条の資産は元本が3倍になった 九条の過去実績リターンは? シーケンスリスク 年平均6.2%のリターンなのに、なぜ資産は17年で3倍になったのか? 九条の資産は元本が3倍になった ぼくの資産を振り返ってみると、記録の残っている2007年からの17年で、入金した元本の合計は3.17倍になりました。元本1に対して、運用益2という構成です。 さて、
経済的に自立(FI)した上で、退職に限定せず好きな仕事で働く(RE)ことがFIREだと思っていますが、今回サラリーマンも退職し、世間的な意味で完全FIREしました。 FIREすると収入も支出もコントロールの余地が大いに拡大します。さらに個人事業主、サラリーマン、会社経営者といった複数の顔を同時に持つことで、所得控除なども大いに活用できます。というわけで、「ほぼ無税」生活に向けて、何をどうコントロールしているのか、大公開です。 大原則:収入から経費と控除を引いた残りが課税所得 収入を減らす 経費を増やす 所得控除を増やす 今年は何をどうしたか 大原則:収入から経費と控除を引いた残りが課税所得 まず個人が支払う税金の大原則から確認です。個人が払う税金の中でもっとも複雑なパズルになるのは給与や事業などの総合課税です。ここにかかる主なものは、所得税と住民税です。この2つはどうやって計算するかという
自民党というのは不思議な政党で、資本主義/自由主義を支援する考え方でありながら、同時にリベラルな社会福祉の拡大も志向しています。これが戦後「最も成功した社会主義国家」だと日本がいわれることにつながりました。 ただし小泉(2001年)〜安倍・菅政権(2021)の間の20年間は、福祉拡大路線ではなく米国流資本主義を導入し、小さな政府を志向するように感じられましたが、岸田政権になって、再び社会主義的な政策が顔をもたげてきたようです。 バラマキと無償化です。 バラマキと無償化 一律10万円給付を実現 バラマキで買えるチョロい有権者 その財源は誰が? 無償化の先にあるもの バラマキと無償化 コロナ禍のときの持続化給付金は、たしかに未曾有の危機であり、給付金がないと事業が立ち行かないという面はありました。ただそれで全国民一律のバラマキが正当化されたかというとかなり疑問です。コロナ禍にあっても日本企業は
経済的に自立(FI)した上で、退職に限定せず好きな仕事で働く(RE)ことがFIREだと思っていますが、今回サラリーマンも退職し、世間的な意味で完全FIREしました。 完全FIREすると、収入のコントロールが容易になり節税の機会も増します。退職金控除を最大活用するための手法として小規模企業共済を検討する中で、実際に加入してみたのですが、大事な観点を忘れていたので、シミュレーションしてみました。 小規模企業共済は節税にはなるが シミュレーション FIRE後でほぼ課税所得がない場合 小規模企業共済は節税にはなるが 小規模企業共済はiDeCoと並び、所得控除ができながら掛け金は退職金として退職金控除が行える素敵な仕組みです。ただ、最初に「メリット」として書いた通り、iDeCoとの大きな違いとして掛け金運用がありました。 iDeCoは自分で選んだ投資商品で運用できるので、例えば株式インデックスなら長
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