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久々にFIREの話題を。先日「FIREする人が増えると、労働する人が減って社会としては困る」という投稿を見ました。まぁそういうイメージ持つよね、と思いつつ、イメージで語ってはよくないと思い、ちょっと調べてみました。 働いている人の割合はどのくらいか FIRE可能な資産を持つ人の比率 FIRE候補者は0.5% FIREはライフスタイル 働いている人の割合はどのくらいか まず人口のうち、どのくらいの人が働いているのか見てみます。下記は総務省の労働力調査(2022年)。総数でいえば、日本人のうち就業しているのは約7割で、その比率は年々増加傾向にあることが分かります。 男性の就業率は高く、女性は低いのですが、近年とみに就業率が増加しているのが女性です。 上記のデータは「完全失業者」を含まない就業者の比率を示したものです。これを年齢別に見てみましょう。2022年のデータをグラフにすると次のようになり
優待クロスというのは、一般信用売り、または制度信用売りでショートポジションを建て、合わせて現物ロングポジションを取ることで、値動きをヘッジしながら優待を獲得することです。ただし一般信用売りの在庫がなく、制度信用で売り禁の場合はショートができません。 そこで今回は、SaxoBank証券の日本株CFDを使い、優待株をショートしてみました。 ツルハをショート 約定価格はどうか? 実質の損益 CFD優待クロスの注意点 手数料の優待プログラム ツルハをショート 今回試した銘柄はツルハホールディングスです。こちら5月15日優待銘柄で、権利付き日は13日。一般信用の在庫はなく、制度信用は売り禁となっていました。 SaxoBankでのCFDショートは、まず取り扱い銘柄である必要があり、さらにSaxoBank側でカバーできる状態でないとショートの注文ができません。ツルハについては12日の夜に注文してみたとこ
投資ポートフォリオをどうするか考える上で、最も大きな問題は「株式100%とするかどうか」ではないでしょうか。これさえ解決すれば「S&P500かオルカンか」とかは些細な問題です。一緒に考えてみましょう。 分散の威力 株式以外を入れなくていいのか? そのアセットを幅広く持てるのか 株式以外を入れるとリターンは悪化する 株式100%はリスク取りすぎなのか? 要するにほとんどの場合株式100%でいい 分散の威力 現代ポートフォリオ理論をかじったことがある人なら、分散は投資における唯一のフリーランチだということは知っていると思います。互いに相関しない資産を同時に持つと、リターンを落とすことなくリスクだけを減らせるというものです。 だから、単体で株式を持つよりも互いに相関の小さい株式を持つことで、リスクあたりのリターンが向上します。さらにいえば、市場全体の株式を時価総額加重平均で持てば、理論上、最もリ
5月の連休が終わるまでは温かい日が続きましたが、あまり日照量は伸びなかったようです。4月の発電量は3月並。例年を下回りました。それでは4月の太陽光発電所の状況を見ていきましょう。 ※カバー画像はノーコピーライトガールLORAによるものです 51,885kWh 昨対91% キャッシュフローは33万円→42万円 ※消費税反映 51,885kWh 昨対91% 発電量は51,885kWhで、昨対91%にとどまりました。去年は筑西が1万kWh超えだったのに、今年は9000kWh。ちょっと発電厳しい感じですね。 とはいえ温かい夏日が続いていた印象があります。気象庁から4月の東京平均気温推移の超長期データを取ってみると、見事に上昇していますね。150年で2度くらい上がったかな? 特に今年は17.1度と過去最高に近い気温でした。もっとも3月が9.6度とかなり低かったので、その反動ともいえるかも。 気温は高
自動車税や固定資産税の季節がやってきました。毎年払うのに源泉徴収されない税金の中では、最もポピュラーな税金ですね。これを払うと「ほんと税金って高いな!」と思うわけですが、せっかくなら少しでもお得に払いたいもの。 最近はコード決済やクレカでもこれらの税金が払えるようになってきていますが、さてどうやって払うのが一番お得でしょうか。2024年春の最新版をお届けします。 3つの選択肢 クレカ、コンビニ電子マネー、コード決済 クレカ払い 最大2.5%ー手数料(1%くらい) コンビニ電子マネー 1%〜2%程度 コード払いなら楽天Payが最大還元 ベストプラクティス 3つの選択肢 クレカ、コンビニ電子マネー、コード決済 自動車税や固定資産税はいわゆる地方税にあたり、eLTAX 地方税ポータルシステムの地方税お支払いサイトで払うことができます。支払い方法としては、口座振替なども選べますが、これでは基本的に
「ブログネタがないなぁ〜」とつぶやいたら、Xで「マイクロ法人の年間ルーティンが知りたい」とリクエストいただきました。そういえば、ぼくの法人で年間何を定期的にやっているのか、ちゃんと把握したことがありません。この機会にまとめてみました。 3月末決算のA社 さて2社持っている法人のうち、今回サンプルにするのは3月末決算の法人Aです。事業は太陽光発電事業がメインで、従業員ゼロ、役員一人。給与は法人Bから受け取っているのですが、今回は便宜的に法人Aから出している想定で、まとめておきます。 まず年間通してみると、本当に何にもしてないなぁというのが実感です。法人とかいうといろいろ複雑そうなイメージがあるのですが、実際のところ個人事業とそんなに違う感じはしません。唯一大変なのは決算ですが、これを税理士にお願いしていれば、毎月のほほんと過ごせるという感じです。 4月 決算資料&役員報酬変更 とりあえず、4
投資においてもほかの諸々についても、新しいことを学ぶのが好きです。そういえば、たまに「どうやって勉強してるんですか?」と聞かれることがあって、そのときは「ネットとか本とかから」とテキトーな答えをしてしまったので、ぼくの最新の学びプロセスを、ご紹介したいと思います。 すべては問題意識から始まる 問題をどこから見つけてくるか 答えは簡単に見つかる時代になった すべては問題意識から始まる 世の中にはいろいろ学ぶに値するものがあるわけですが、ぼくが最も大事にしている起点は問題意識です。というより、そこに問題があることに気付ければ、あとはその解決法を探すだけ。重要なのは、何が問題なのかを把握することです。 そういえばアインシュタインも「「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、55 分を問題の定義に使い、5分を解決策の策定に使うだろう」といったという逸話がありますね*1。 昨今は解決法
ネット銀行のキャンペーンでよくある「給与の振込設定で◯◯pt」。ここで気になるのは、いったいどんな振込が給与とみなされるか? ですね。また、自分の法人から給与振込を行うにはどうしたらいいでしょうか? ちょっと調べてみました。 「振込振替」「総合振込」「給与振込」 給与振込可能なネット銀行 無料で給与振込が可能な楽天銀行 月額5500円で給与振込ができる三井住友銀行 みずほも月額5500円 GMOあおぞら 住信SBIネット銀行は給与振込なし 「振込振替」「総合振込」「給与振込」 銀行振込、特にネットバンキングはデータを銀行に送り、銀行がそれに基づいて振込処理を行います。このときのデータフォーマットは標準化されていて、それが「全銀フォーマット」(全銀協規定フォーマット)です。 これは大きく「振込振替」「総合振込」「給与振込」の3種類があり、それぞれで全銀フォーマットの記載が異なります。その総合
4月も資産は増加してATHを更新中です。前回の総資産バケツチェックに続き、どの資産がどれだけのリターンを出したのかを見ていきます。 現在バケツ戦略に基づいて資産管理を行っています。4月の資産状況についての分析は下記のとおりです。 4月の資産増減(バケツ状況) 4月の生活費 4月の資産からの現金収入 4月の資産からのリターン ※本記事 リスク資産の月間リターンは▲2.3% リターンはバラバラ インフレ対応的な中期バケツは▲1.8% 4月の売買と今後 リスク資産の月間リターンは▲2.3% バケツ戦略の中でリスクの高い長期運用資産を取り扱うのが「長期バケツ」。短期と中期のバケツがリスクを抑えて10年分の生活費を確保するのに対し、リスクを取って資産を増加させるためのバケツです。現在、生活費27.6年分の資産が入っています。 この長期バケツの月間リターンは▲2.3%(税引前・配当除く)となりました。
株価が大きく下がったときに「この下げによって3兆円が失われました」なんてニュースが流れます。一瞬ですごい金額がなくなるんだな……なんて感想とともに、「あれ? でもこの失われた3兆円っていったい何だろう?」と思ったものです。あなたは何が失われたと思いますか? お金を落としたり災害で街が壊れたり 架空の虚の富なのか? お金とは肩叩き券である お金が将来約束しているもの 富とは労働力とその成果だ 10代のときに読みたかった お金を落としたり災害で街が壊れたり 「富が失われた」とはどういう意味でしょう。例えば自分の財布からお金を落としてしまったというようなときは、お金という富が失われた分かりやすい例ですね。また、例えば災害が起きて「復興には100億円かかる見込みです」というときも、あぁ100億円分の建物とかインフラとかが失われたんだなとシンプルに分かります。 でも、株価が下がることで失われた富とは
Kyash中継ルートの閉鎖を受けて、バンドルカードルートの開拓と解説記事を書いたばかりなのに、わずか1ヶ月でそのルートも閉鎖になりました。各種ルートが軒並み閉鎖された今のベストプラクティスをまとめておきます。2024年春版です。 最高還元ルートのまとめ 最初の選択肢 LINE Payコード決済5% 楽天ペイが4%還元で上位に 三井住友ゴールドMastercard→JAL Pay→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュルートの注意点 Amazon利用はPOSAギフトカード購入で3%還元 LINE Payプリペイドならタッチ決済常時3% バンドルカードの利用価値は? プラチナプリファードはプラスティックカードのメインに 500万円修行は問題 各カードの解説 最高還元ルートのまとめ まずは4月24日にバンドルカードがANA PayやIDAREへのチャージを閉鎖して以降の最高還元ルート一覧です
「投資情報はYouTubeから得る」。そんな調査結果が日経に掲載されていました。特に若年層にその傾向が強く、20代では49%がYouTubeです。変なYouTuberに惑わされるな! 新聞から情報を得よう! プロから学ぼう! という声もけっこうありますが、ぼくは逆じゃないかと思っています。 投資の情報源はYouTubeが最多 YouTubeで情報を得ているのは、実は高齢層 YouTubeから学ぶか、プロから学ぶか 投資の情報源はYouTubeが最多 日経の記事はこちら。こんな象徴的なグラフが載っています。 www.nikkei.com でもこれを意外と思うなかれ。もう数年前から、投資情報は完全にネット、さらに言えばSNS、そしてYouTubeにシフトしてきていました。下記はフィデリティが毎年出している1万人アンケートの結果で、近年急速にWebからの情報収集が増加していることが分かります。
毎月恒例の投資成績コーナーは、2024年から「バケツ戦略」の視点で資産状況をチェックしています。まずこの記事で総資産の変化とバケツの状況を見て、その後「生活費がどうだったか」「資産からのインカム」「資産の運用リターン」をチェックしていく流れです。 4月は株価が不調で、日米ともに指数がけっこう下がりました。かといって債券が好調かというとそうでもなく、利下げが遠のいたことで下落。さらに仮想通貨も下落と何もいいことのない月でした。 ところが、あれ? なぜか資産は増加。なんか先月、現金の集計忘れがあったようなデータにも見えますが、まぁ仕方ありません。増えてるのだからいいとします。 総資産は+1.65% 各バケツの状況 バケツの中身 ドル円レート、過去最高の157.68円 通貨別アセットアロケーション 総資産は+1.65% 総資産は先月から1.65%増加しました。年初からだと+16.5%。なんだかん
ゴールデンウイーク真っ只中の4月29日は、ドル円乱高下の日となりました。朝方160円を超えたかと思えば、昼にはついに介入。何度かの反発を抑え込んで155円台まで押し戻しています。 ドル円160円突破 介入で5円単位で乱高下 155円後半で安定へ ドル円160円突破 29日は日本は祝日で東京市場は休み。こういうときはだいたい海外勢が仕掛けてくるもので、これまでのトレンドをオーバーシュートさせるような動きを見せます。今回でいえば、ジリジリと157〜158円に上がってきたドル円が、一気に160円を超えました。 これがどのくらいの水準かというと、34年前の1990年4月。その10年前の80年代は260円とかだったので、1995年の90円割れに向けて急速な円高が進む過程でした。ちなみにこの頃ぼくは子供だったので、為替は全く覚えていません。 ただ1995年の90円割れに進む過程では、海外旅行にけっこう
かなり前に「宝くじで1億円当たった人の末路」シリーズの連載を日経ビジネスがやっていました。らしからぬ煽ったタイトルだな、と思ったものですが、確かになかなか面白い。 ほとんどは「1億円当たるとろくなことがない」という内容なわけですが、ではぼくが宝くじで1億円当たったら、どんな末路が待ち受けていそうか、考えてみました。 「宝くじで1億円当たった人の末路」シリーズ IPO長者は揉めないのか? ぼくが宝くじで1億円当たったら? 1億円にリアリティを持てるかどうか 「宝くじで1億円当たった人の末路」シリーズ 宝くじで1億円以上当たった人の末路:瀧 俊雄・マネーフォワード取締役 Fintech研究所長に聞く 結論!宝くじで1億円当たった人の末路は?:突然1億円が手に入ると人は幸せになる?不幸になる? 宝くじで1億円当たった人の末路 作者:鈴木 信行 日経BP Amazon まぁ大体の話が、「宝くじで1
喪があけたRevolutが徐々にキャンペーン攻勢です。今回はゴールデンウイークに向けて5%をキャッシュバックするキャンペーン。還元額上限はプランによって異なり、1000円〜2000円となっています。 キャンペーン概要 ベストプラクティス キャンペーン概要 キャンペーンの概要は次のとおりです。 期間 4月27日から5月12日 対象 実店舗およびEC決済(電子マネーチャージなど除くショッピングのみ) 対象2 1万円以上の決済が必要 事前エントリー不要 総額 300万円、早期終了あり 還元方法 日本円を6月末までに円で付与 www.revolut.com 還元率は5%でプランによって上限が異なります。 つまり利用上限は次のようになります。 スタンダード 2万円 プレミアム 3万円 メタル 4万円 対象外取引は下記のように明示されています。チャージ以外にタバコ、教育機関、公共料金、保険機関もNGで
「金融所得で社会保険料増大へ」。昨日はこのニュースが株クラを揺るがしました。具体的には、医療・介護保険の保険料の算定に、金融所得を反映させる検討を、自民党のプロジェクトチームが始めたという報道です。 これに対して「社会保険料による増税だ」「NISAに実質課税」などの意見も飛び交っていますが、実際のところどうなのでしょう。議論している「医療・介護保険における金融所得の勘案に関するプロジェクトチーム(PT)」は資料などをまだ公開していませんので、報道情報を元に何がどう変わるのか、何が問題なのかを考えてみます。 ※財務省資料に基づいて少し更新 毎日新聞の報道が丁寧だった 3種類の健康保険と計算の方法 何がどう不公平なのか どこがどう変わる? 実質配当控除潰し? 誰がどう影響を受けるのか 対策方法は? 毎日新聞の報道が丁寧だった いくつかの報道をみたところ、丁寧に書かれていたのは毎日新聞です。そこ
4月の権利付き最終日が過ぎました。4月は大した銘柄がなく、一般信用の早期取りもしていなかったのですべて制度。4銘柄25個を取得しましたが、首尾はいかに? 取ったもの一覧 逆日歩の状況 取ったもの一覧 取ったのは下記4つです。フリービットは例年そこそこ逆日歩が高く、危険な雰囲気もあったのですが、昨年の配当0円に対し、今年は27円。ということは4円くらい逆日歩が多くなっても大丈夫。ということでトライしてみました。あまり配当が多いと、今度は配当クロス勢によってタイトになるので、それも微妙なわけですが。 逆にやばいだろと思ったのはHEROZ。1000株でプレミアム優待倶楽部7500ポイントの案件です。まぁこれ売り禁になっていたので、どうせ売れませんでしたけど。しっかり逆日歩MAXついていました。 フリービット(3843) 0.30%/P優待クラブ6000 アインHD(9627) 0.25%/自社件
ソフトバンクが株式10分割と合わせて株主優待の新設を発表しました。1年以上保有の株主に、毎年1000PayPayポイントを付与するというもの。現在の株価1850円から計算すると、分割後100株=1万8500円で優待が得られるので、暫定優待利回りは5.4%に達します。 優待+配当利回り10% 1年以上保有でPayPayポイント NTTに習ったか? 優待+配当利回り10% ソフトバンクの株価は1850円。9月末に10分割されると185円相当になるわけで、100株単元は1万8500円になります。 これに対して1000ptなので、暫定の優待利回りは5.4%。悪くありません。さらに、直近の配当金は年間8.6円(分割考慮後)なので、100株で860円。配当利回りも4.6%あるわけで、両方合わせると10%の還元になります ※株式分割および定款の一部変更、ならびに株主優待制度の新設に関するお知らせ 1年以
3月に各社はクレカ積立の月間上限を10万円に引き上げるとともに、その際の還元率をどうするかの対応に追われました。還元率を下げた(三井住友カード)ところもあれば、5万円以降段階的に削減、10万円でもそのまま、などさまざまでしたが、5万円以降は付与しないとしたのがPayPay証券&PayPayカードです。ところが今回それを改め、10万円積立で0.7%還元としました。 要するにカードで10万円積み立てれば0.7%還元 クレカ積立の各社還元率 要するにカードで10万円積み立てれば0.7%還元 PayPay証券の積立と還元はちょっとややこしくて、PayPayカード、PayPay残高、PayPayポイントと複数の支払い方法を組み合わせることができます。これまで、PayPayカードの場合で0.7%還元(5万円積立で350pt)、別途残高とポイントの積立は0.5%(5万円積立で250pt)と、ちょっと複雑
ローリスク投資としての優待クロスは有名ですが、実際のところどのくらいのリターンが出るのでしょうか。またどのくらいの資金が必要なのでしょうか。過去の実績を元に計算してみました。 優待クロスは固い資産運用? ②優待クロスについて 優待クロスに必要な金額 優待クロスでいくら得られる? 資金530万円と置いてみる Appendix 過去の優待クロス成績 優待クロスは固い資産運用? 先日、読者の方から優待クロスについての質問をいただきました。質問全体についてはバケツ戦略の中期バケツについてのものです。 ②優待クロスについて 「優待クロスは月あたり0.5~1%くらいのリターンが出る」「基本現金保有ながら、年5%くらいのリターンにはなる」とのXツイートを拝見しました。 もしかして、上記現金のいくらかを優待クロスに充てれば、リターンの確保と安全の確保、いずれも達成できる(疑似中期バケツにできる)のでは、と
資産から生まれる現金(CF)を集計するインカムゲインCFのコーナーです。3月のインカムはどうだったでしょうか? 現在実行中のバケツ戦略では、生活費を賄う「短期バケツ」に、他のバケツからのインカムゲインCF=配当や分配金が流れ込みます。生活費に比べてインカムCFが少なければ、バケツの中身が減ってしまうわけで、インカムCFは大事。今回はそれをチェックします。 3月の資産増減 3月の生活費 3月の資産からの現金収入 ※本記事 3月の資産からのリターン 3月のインカムCF状況 対前年で初のマイナスに 3月のインカムCF状況 資産から生まれる現金収入=CF、3月は先月よりも増加したものの、昨年を下回って氏ました。このところずっと、対前年では増加が続いていたので、対前年マイナスはちょっとショック。まぁ理由は分かっているので、いいんですけど。 では何が原因で、昨対からマイナスになったのか昨年3月のインカ
2024年4月20日、日本時間午前9時10分ころ、ビットコインが半減期を無事に通過しました。これはビットコインのマイニングに対する報酬が半分になるイベントで、ほぼ4年毎にやってきます。今回は4回目。これまでとの違いは何でしょうか。 これまでの半減期 半減期でなぜ価格が上昇する? これまでの半減期 ぼくが初めてビットコインを買ったのは、取引所の記録によると2016年3月のこと。5万円ほど入金して、計1BTCくらいを買ったようです。2回目の半減期は7月9日だったようなので、どうやら経験しているようなのですが、そこについては記憶もメモもありません。 www.kuzyofire.com そこから4年。3回目の半減期は5月12日でした。当時のビットコイン価格は約100万円。2回目の半減期=5万円→3回めの半減期100万円と、約20倍になりました。そして4回目の半減期となる今日のBTC価格は1000万
このところ、株価が不調です。ジリジリと下げています。上げ相場は誰にでも楽しいものですが、急落でもなく下がる相場というのはけっこうしんどいもの。xなどでは「こんなの調整でさえない」という声も聞かれますが、皆さまはどう感じているでしょうか。 株価下落をタイムスケールを変えて見る 過去の暴落はどうだったのか 資産減少の夢を見る 株価下落をタイムスケールを変えて見る 株価下落の具合を、期間を変更して確認してみます。まずは過去5日、だいたい一週間です。S&P500は2.91%下落しました。一応僕の中での「株下がってるなぁ」という気分はこのチャートの感じです。 過去1ヶ月がこちら。下落率は2.47%で、下落のほとんどがここ一週間で起きたことであることがわかります。ちょっと前から横ばいだったんですね。 続いて年初来です。4月に入るまで、まぁキレイに上昇してきたことがわかります。このところの下落で、株価は
「今の米国株は割高なので、投資する気にならない」。Xなどでも、こんな言葉を聞くようになりました。インデックス投資家流に返答するなら、「割高か割安かなんて誰にもわからないんだから、淡々と積み立てるし、バイ&ホールド」ということになります。でも、何をもって「割高」と言っているのかは気になるところ。今回はそこについて考えてみます。 割高、割安の意味 PERの意味 1株利益は現在値か過去か未来か 将来の利益成長をどう読むか もっと精緻なアプローチ 割引率(r)も分解する 何をもって割高/割安というか? 割高、割安の意味 言葉として株価が「割高」だとか「割安」だとかいうときは、適正な株価に対してという言葉が省略されています。「適正な株価に対して割高」だとか「適正な株価に対して割安」だというわけです。 そのため問題なのは適正な株価とは何か? ということです。適正な株価の出し方にはいろいろな方法がありま
FIRE後、資産の管理をバケツ戦略でおこなっています。リタイア後のバケツ戦略において重要なのは、(1)生活費(2)資産からの現金収入(3)資産のリターンの3つ。資産全体の増減についてはすでに記事にまとめました。今回は(1)生活費をチェックします。 3月の資産増減 3月の生活費 ※本記事 3月の資産からの現金収入 3月の資産からのリターン 最近支出について思うこと 資産取り崩し率は1.8% まずは3月の生活費から。2月に引き続きほぼ横ばい。大きな旅行にいったわけでもないし、何か大きな買い物をしたわけでもないので、このあたりが平常運転という感じなのでしょう。 続いて、この生活コストをどうやって調達したかです。僕の場合、3つの資金源から生活費を捻出しています。 資産からのインカム収入(赤) 副業収入(青) 資産の取り崩し(緑) 3月は副業と資産からの現金収入(インカム)でほぼ生活費を賄えた感じで
FIRE後、資産を短期/中期/長期の3つのバケツに分けて管理する「バケツ戦略」を採っています。これは、長期で資産を増やしつつも、市況が悪化したときは短期+中期バケツの資産で10年くらいは暮らせるようにしておけば、そのうち市況も戻るでしょう、という戦略。 年を取るたびに安全資産の比率を増やしていくターゲットイヤー的なポートフォリオや、細かなルールを決めて取崩しを行う手法よりも、直感的でかつ、適切なリスクを取れる(とぼくは思っている)ところが魅力です。 ただ、現金同等物の短期バケツ、株式などリスク資産の長期バケツはいいとして、中期バケツのあり方が難しい。米国のブログなどでは、中期バケツに入れる資産として、債券/定期預金/債券型投信/保険などが候補として挙げられています。 この中期バケツについて、読者の方から質問をいただきました。 突然のメッセージ、失礼致します。 先日、中期バケツについて質問さ
ふと思い立って、久しぶりに記事ランキングを調べてみました。なぜ今? という話もありますが、今日は草刈りにいって忙しかったので。期間は過去1年間。さて、どんな記事がよく読まれたのでしょうか。 1位 楽天SPU大改悪 楽天プレミアムカードは解約/年会費返金へ 2位 攻撃的な3倍レバレッジ債券ETFのTMFを購入 3位、4位、6位 高還元クレカ支払いルートの研究 5位 FIREしてマイクロ法人を持つ10のメリット 7位、8位 新NISAをハックするシリーズ 9位 利回り4%超えの“生”の米国債を買ってみる 10位 新NISA枠を360万、最速で埋めました 1位 楽天SPU大改悪 楽天プレミアムカードは解約/年会費返金へ 1位は昨年11月の楽天SPU大改悪の生地。楽天プレミアムカードに変えたばかりだというのに、あまりの無意味化によって返金の手続きをしました。ちなみに、その後のクレカ積立10万円化に
最近「証券担保ローン、野村のWebローンでお金を借りて、インデックスに投資する」という話をたびたび聞くようになりました。ただ、それならば単に信用取引で買えばいいんじゃないか? と思う人も多そうです。 はて、この2つの違いはどこにあるのでしょうか。考察してみました。 証券担保ローン 信用取引 証券担保ローンか信用取引か:レバレッジ率 証券担保ローンか信用取引か:金利 証券担保ローンか信用取引か:貸付日数 証券担保ローンか信用取引か:投資対象 証券担保ローンか信用取引か:配当 証券担保ローンか信用取引か:株主優待、貸株 証券担保ローンか信用取引か:逆日歩 まとめと個人的な証券担保ローンの使い所 証券担保ローン 証券担保ローンは株式や債券などを担保にお金を借りる仕組みのことです。小口投資家には「野村Webローン」が最も手軽で、 金利1.5%(変動) 掛け目(国内上場株式 50%、一部の外国株 5
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