サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
セキュリティ
www.kyoto-minpo.net
関西電力が火力発電8基を停止させたのは、原発再稼働により電力に余りがあるためだった─こんな事実が11日、関電京都支店の総務・広報グループの担当者の発言で明らかになりました。 同日、京都自治労連(池田豊委員長)が行った関電京都支店への要請で関電側が回答しました。自治労連側が火力発電の停止について問いただしたのに対し、電力需要に合わせて停止したもので、原発再稼働を受けて停止したものもあると発言しました。 関電は大飯原発3号機が9日にフル稼働し、同日に火力発電所8基を停止させていました。同社は、原発の再稼働以降も計画停電の可能性があるとして、府民に節電を呼びかけています。 京都民報 Facebookページ: http://www.facebook.com/kyotominpo 京都民報 Twitter: https://twitter.com/kyotominpo
客にダンスさせる営業を規制する風営法について、日本共産党のこくた恵二衆院議員(衆院比例代表近畿ブロック・京都1区予定候補)はこのほど、「警察による恣意(しい)的な運用をすべきでない」として、政府に対し質問趣意書を出しました。15日、政府は「指導する」とする答弁書を閣議決定しました。 質問では、今年度よりダンスが中学校保健体育の必修科目となっているもとで「時代の変化にそぐわない」との声が広がっていると紹介。「『ダンスをさせる』ことを『風営法』で規制するに足る合理的な理由はない」とのべ、政府見解を求めています。 また、都道府県警察による恣意的な取り締まりの強化の実態を指摘。国会の付帯決議(1984年、風営法改正時)と警察庁の解釈運用基準などで、「立入りの行使はできる限り避ける」「犯罪捜査の目的や他の行政目的のためにこの規定を用いてはならない」など慎重な運用を求めているとし、運用の徹底を求めまし
住民の反対を押し切って、京都市が梅小路公園(下京区)内に誘致し、オリックス不動産(東京都)が建設した京都水族館が開業して2カ月余。必要性や目的が不明確として同館建設に物申してきた前滋賀県立琵琶湖博物館長の川那部浩哉・京都大学名誉教授に、同館の評価や教訓と課題について聞きました。 展示としての工夫がない ──京都水族館をご覧になっての評価をお聞かせ下さい。 川那部 「どこかで見たものを少しずつ」(笑)という感じですね。京都に存在する必然性はもとより、一般的にいっても新しいところがありません。 鴨川水系でのオオサンショウウオについて、日本と中国それぞれの固有種とその交雑種がいることを取り上げたのは、ただ一つの例外でしょうが、展示としての工夫が全くされていません。ほんとうに惜しいことです。あれでは、生物多様性を考える上でのせっかくの問題提起が、来館者の胸にすっと入ってくるとは、とても思えません。
京都府議会が22日に可決した「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」について、日本共産党京都府議団の前窪義由紀団長は23日、同決議への対応に関する見解を発表しました。 昨日(3月22日)閉会した京都府議会2月定例議会の最終本会議で自民・民主・公明提案の「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」が我が党議員団も賛成し可決されました。 この「決議」の態度をめぐり、最終本会議を前後して多くの府民の皆様から、ご意見・ご要望が出されてきました。このため、府会議員団の基本的な考え及び対応について表明します。 1、東日本大震災によるぼう大な災害がれきに対し、被災地の首長や自治体、被災された方々等から「復興のためにも処理を急いでほしい」と痛切な声があがっています。震災から一年が経過したにもかかわらず、災害がれき処理が「全体の7%」と言われるように、進まない最大の問題は、政
3月7日(水)~3月19日(月)10時~20時(最終日17時まで。閉場30分前締切)、大丸ミュージアム〈京都〉(京都市下京区四条通高倉西入ル立売西町79番地〔大丸京都店6F〕。阪急京都線「烏丸」より徒歩1分。Pあり)TEL075・211・8111。 大丸京都店四条烏丸出店100周年記念「宮沢賢治・詩と絵の宇宙─雨ニモマケズの心」 東日本大震災から一年近くが経過し、日本が復興をめざす中、「雨ニモマケズ」でよく知られる宮沢賢治が再び注目されています。いまだからこそ、死後80年近く経たいまでさえも、人々の心深くに強く訴えかけてくる宮沢賢治の世界を蘇らせ、視覚的に体感し、そのメッセージに強く触れる展覧会。雨ニモマケズ、風ニモマケズに100年の歳月を歩み続けてきた大丸京都店烏丸出店100周年を記念する今年、宮沢賢治の心温まる世界を展覧。 一般800円(前売り600円)、大高生600円(前売り400円
第二次世界大戦終戦直後、中国大陸の戦地にいた日本兵をソ連領土(当時)に抑留させ、強制労働させていた実態を世に知らせようと、展覧会が23日まで、京都市下京区のひと・まち交流館京都で開かれています。主催は、シベリア抑留の被害者らでつくる「棄兵・棄民政策による国家賠償をかち取る会」(林明治会長)。 シベリア抑留の被害者は76万人とされ、うち5万人が飢餓や病気などで死亡。日本への帰還は56年まで続いたとされています。93年にロシアが公開した資料で、日本政府が「天皇制の維持」を目的に、停戦交渉で日本兵を労働力として差し出すという「棄民政策」をとったことが、明らかになっています。 展覧会では、93年のロシアの資料公開に関する記事や同会メンバーらがシベリアで遺骨を収集する写真、当時を回想して描いた絵、遺品などが展示されています。 林会長(84)は、「私たちが戦後、シベリアに赴いて収集してきた遺骨は、厚労
「秋の七草」の1つハギは、9月中旬から各地で咲きはじめています。 ハギは豪華さはなく、少し素朴ですがハギにまつわる事柄はゆたかにあります。京都御苑東側の梨木神社では萩まつりもありました。また、「萩の寺」として知られる出町柳にある常林寺の前庭もハギでいっぱいです。 一方、鴨川河川敷のハギは今が一番見頃で、長く枝垂れた枝先に紫紅色の小さな花をいっぱいつけています。中でも三条大橋から四条大橋までの鴨川左岸(東側)のハギは見事で京都市内では一番きれいという人もあります。こぼれんばかりのハギの花が長い枝に美しく堤防上から石垣に垂れてなびく姿は、河川敷遊歩道を散策する人々の目を楽しませています。 ほとんどのハギはミヤギノハギ(Lespedeza thunbergii)という種類で山野に自生しており、よく見ると絹状の伏毛があり葉っぱは3出複葉で花は蝶形。葉の脇から少し長い枝(総状花序)をだして咲いていま
昨年11月末にイオンモールKYOTO(京都市南区)内でテレビ関連商品を販売していた「テレビエンタメストア」が倒産し、障害者42人を解雇した問題で、元従業員を支援する「エンタメ被害者の会」は7日、京都市下京区で障害者の就労について考えるシンポジウムを開きました。 シンポは、元従業員らが再就職できないなどの実態を受けて行われたもの。解雇問題は、2月末に同店舗の経営者が「未払い賃金の9割分」の解決金を支払うことで、「会」と合意しています。 50人が参加。同「会」共同代表の矢吹文敏、全労働省労働組合京都支部の糸井仁美、障害者就業・生活支援センターの日置貞義、相楽デイセンターの坂東敏和の各氏がパネリスト、同「会」を支援する中村和雄弁護士が司会を務めました。 パネリストは、「『かわいそうだから雇ってあげよう』という意識が背景にあると感じる。対等に働きたい」(矢吹氏)、「障害者雇用の支援策が就労時点で行
「弱い人からテレビを奪うな」「国のアナログ停波、反対」―。地上デジタル放送への移行まで1カ月となった24日、京都マスコミ文化情報会議(MIC)は、四条河原町のマルイ前で、「地デジ難民阻止!アナログ放送停波の延期を」を求める宣伝を行いました。 民放労連京都放送労組の長岡信行書記長は、「これまで2回にわたって総務省へ停波延期を求める署名を提出した。総務省は『国策だから7月24日から必ずやります』というだけで強行しようとしている。あと1カ月、全ての人がテレビを見続けられるために、引き続き国へ要望していこう」と訴えました。 京都総評や北上地区労の労組員からも、「お年寄りや障害者などの中にはいまだに停波を知らない人もいる。テレビを買えない人は自己責任という姿勢は許されない」「災害時にテレビは必要。国の責任で支援策をすべき」などの訴えがありました。 宣伝を見て立ち止った松浦登美子さん(76)は、「今は
非正規労働者の権利を守る運動にかかわってきた、脇田滋・龍谷大学教授と中村和雄弁護士の共著『「非正規」をなくす方法』の出版を記念する催しが19日、京都市内で開かれ、約130人が参加しました。 『「非正規」をなくす方法』(A5判、221頁、新日本出版)は5月に出版され、非正規雇用の現状や生み出された経過の分析や海外の雇用制度の比較とともに、非正規雇用の解決の方向を具体的に提案しています。 呼びかけ人の1人、萬井隆令・龍谷大学名誉教授は「著作には、派遣労働や偽装請負の実態が生々しく記述されている。運動と研究を一緒にやってきた脇田、中村の2人だからこそできたこと。労働組合をはじめ多くの人に読んでほしい」とあいさつ。片岡曻・京都大学名誉教授、出口治男弁護士、玉井均・きょうとユニオン委員長らが祝福の言葉をのべました。 脇田、中村の両氏は、著作で紹介した韓国、デンマークの雇用制度や非正規労働者を守る運動
京都市議選に8人の候補者を立てた京都党の村山祥栄代表(左京区候補)が3日、「京都には原発が1基もないのに、原発反対を言う党まである。一体何のための選挙なのか。首をかしげたくなる」などと述べ、原発の危険に不安を募らせる府民に敵対する暴言を吐きました。 同日夜、左京区の松ヶ崎立正会館で行われた自身の個人演説会での発言。「選挙で、突然あちこちで他党が防災の話ばかりするようになった。もっとひどいところになると…」とした上で述べたもの。続けて「防災については、…そういう話はしないことにしている」と発言しました。 京都府に隣接する福井県の若狭湾沿岸には関西電力などの原発が14基(全国の原発54基の26%)あり、半径80~100キロ圏にほぼ京都府全域が入ります。大量の放射能が漏れ出す東京電力福島第1原発の重大事故を受けて、「このままでいいのか」という不安が、いま府民の中に広がっています。 「京都に原発が
「原発をとめろ! 原発事故の真相を明かせ!」─原発の中止や福島第一原発事故の真相究明・情報公開などを求め、京都市中京区でデモ行進が行われました。「ピースウオーク京都」と「原始力の会」が主催し、約500人が参加ました。 京都市中京区の三条大橋下で行進前の集会が行われ、「原始力の会」の橋本尚樹会長(36)は「福島第一原発の事故により、多くの人が危険に怯えています。危険な原発はやめてほしいと思う方は、誰でもデモに参加してほしい」と呼びかけました。参加者によるリレートークが行われ、「ヒロシマ・ナガサキで被爆した日本人が原発の危険性について声を上げる時」「福島第一原発事故はさらに被害が広がる危険性がある。政府はもっと情報公開し、国民の命を守るべき」などの訴えがありました。 参加者は、「原発をやめろ」「子どもに未来を」などの声を上げながら、三条大橋から河原町通仏光寺を経て、京都市役所前まで行進しました
「大地震、大津波の被災者、被災地、くじけないで!」と京都の障害者らが3日、四条河原町で救援募金を呼びかけました。「障害者自立支援法に異議あり!応益負担に反対する実行委員会」、「障害者自立支援法の基本合意の完全実施をめざす京都の会」のメンバーら60人が参加しました。 車いすに乗った障害者らはマイクをにぎり「被災地の障害者にも支援が必要です。ご協力ください」などと呼びかけました。募金に応じた中塚紘一郎さん(24)は「私も障害があり、皆さんの気持ちがよく分かります。微力ですが、今できるのは募金ぐらいです」と話していました。 ◇ きょうされん京都支部は4日、仙台市に設置されているきょうされんの現地本部へ4人が救援活動に向かいます。被災地で障害者の作業所や施設、自宅などの救援活動や安否確認などを行う予定です。粟津浩一支部長は「被災地の作業所職員や介護職員らは24時間体制で働いており肉体的にも精神的に
異なる事態で放射能漏れ 今回、福島第一原発では2種類の異なる事態で放射能漏れが起こっています。ひとつは被災するまで運転中だった1~3号機です。現在海水注入を続けている原子炉です。1~3号機は、地震で制御棒が入り緊急停止しました。しかし、非常用電源も失われ電力がない中で冷却装置による注水ができず、炉心溶融の危険にさらされています。十分冷やされない下で燃料の被覆管(ジルコニウム合金)と水が反応して水素ガスが発生し、建屋の損壊(1、3号機)や格納容器(圧力抑制室)の損傷(2号機)が起こっています。 1~3号機で想定される最悪の事態は、冷却不足からさらに燃料がどろどろに溶け出し、圧力容器の底にたまり、核分裂反応が始まる再臨界を起こすことです。再臨界になると発熱量が大きくなるので水蒸気爆発を引き起こし、圧力容器そのものが破壊されて、大量の放射能が放出されかねません。 もうひとつは、被災時は定期検査で
京都第一法律事務所は4日、「イラク支援ボランティア」の高遠菜穂子氏を迎えた憲法講演会「憲法を踏みにじる7年間 イラク戦争を検証する」を開き、190人が参加しました。 高遠氏が「命に国境はない」と題して講演し、イラク戦争当時から現在までの生々しい様子を写真や動画を使いながら報告。銃弾が飛び交うイラク戦争の様子や、米軍の攻撃で殺され傷ついた遺体の写真を示しながら、「遺体が異様に変色するなど不自然なものが多く、生まれてくる子どもも身体が欠けるなど、米軍が化学兵器を使用した可能性が高い。現地の住民は今でも苦しんでいる」と告発しました。 アメリカが戦争の「大義」とした大量破壊兵器の存在も確認されず、不当な戦争を行ったことを批判。イギリスやオランダ政府などでイラク戦争の検証が始まっていることを紹介し、「オランダではイラク戦争を国際法違反としました。イギリスでも閣僚がアメリカ政府で調査を行い、徹底的な調
「憲法9条京都の会」は憲法公布の日にあたる3日、京都市東山区の円山音楽堂で「生かそう憲法 守ろう9条11・3憲法集会in京都」を開き、1400人が参加。集会では、憲法審査会の始動や比例定数削減の動き、尖閣諸島周辺での漁船衝突事件に端を発した中国への強硬姿勢をあおる論調など、9条擁護の世論と改憲勢力との激しいつばぜりあいが続いているとして、「憲法が掲げる『恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利』は不断の努力によってしか実現できない。憲法守ろうの声をあげ、大きく輪を広げよう」とのアピールが採択されました。 主催者を代表して黒木順子代表世話人が、「この集会の熱気を地域、職場に持ちかえり、憲法を守ろうという声をあげ大きな力にしていこう」と呼びかけました。「比例定数削減は民主主義の危機」と題して、小堀眞裕立命館大学教授が講演しました。 小堀氏は国会で比例定数削減が行われようとしていることについ
「ホームレスの生活の糧を奪う」と反対運動が広がっていた、京都市の空き缶回収禁止条例改正案が28日、9月市議会閉会本会議で日本共産党を除く会派の賛成多数で可決されました。 この日の本会議で、日本共産党のせのお直樹議員が、「ホームレスの生存権を侵害し、ホームレスの社会的排除を助長する」として、空き缶回収禁止条項を削除する修正案を提案しましたが、反対多数で否決。自民、民主、公明の与党3会派は原案に賛成し、可決しました。 同改正案に反対し、宣伝や集会に取り組んできた反貧困ボランティア京都の舟木浩弁護士は、「回収禁止は、ホームレスの自立を奪い、精神的誇りを傷つけるものだ。今後ホームレスの支援策を充実させると市は言っているが、ホームレスの人権を侵害しておいて、認められるものでない。改正案可決に断固抗議する」と話しています。 同改正案は、ホームレスや支援団体の批判の高まりを受け、9月28日のくらし環境委
安保破棄京都実行委員会は21日夕、米軍の普天間基地を撤去し基地のない新しい沖縄を目指し京都から連帯しようと呼び掛ける宣伝、署名に取り組みました。京都府職連、新婦人府本部、京都母親連絡会、京教組など10団体から13人が参加しました。 安保破棄京都実行委員会の田中三郎事務局長らが、「沖縄には米軍専用の基地が33あり、その面積は全国の74%を占め、京都市でいえば上京、中京、下京が全部基地にあたります。そんなことが許せますか」「戦争につながる基地は日本にはいらない。憲法9条があります。コスタリカのように平和外交で国作りをしてほしい」などと訴えました。また11月28日に行われる沖縄知事選挙で基地の無条件撤去を公約に揚げる伊波洋一氏への支援を呼びかけました。 署名に応じた藤村綾花さん(16)は、祖母が沖縄県に住んでいると言い、「修学旅行で沖縄に行き、ガマなどを見ました。戦争につながる基地はいらないと思
第40回久御山母親大会が16日、久御山町のゆうホールで開かれました。 I部では宇治久世バンドによる演奏で参加者全員が歌いました。 II部では、やましろ医療生活協同組合あさくら診療所の河本一成所長が医療費問題について講演。河本氏は医師の立場から見た日本の医療の現状を語るとともに、海外の医療保険制度や患者負担の比較を示しながら、医療費が無料であったり通院時の交通費がもらえる国もあること紹介しました。 そして他国に例を見ない日本の後期高齢者医療制度や高すぎる医療費窓口負担の現状にふれ、まず国民のいのちを守る、医師を増やす、暮らしを豊かにする、社会保障の充実こそが必要であると強調しました。 大会では、核兵器のない世界、基地の無い沖縄を目指す知事の実現、子どもたちにきれいな空ときれいな空気を残す、憲法をくらしにいかす政治を、などを呼びかけたアピールを採択しました。(野田佐代子)
9月市議会に京都市が提案している空き缶回収禁止条例改正案に反対する街頭集会とデモ(実行委員会主催)が9日、京都市内で行われ、どしゃぶりの雨の中、約80人のホームレスや支援団体のメンバーが参加。「空き缶回収で生計を立てるホームレスの仕事を奪うな」とアピールしました。 市役所前の集会では、反貧困ネットワーク京都事務局長の舟木浩・弁護士が、「ホームレスの生活実態を議会や市民に知らせて、反対の世論を広げていきたい。全国に広がる回収禁止の動きを京都で阻止しよう」と呼びかけました。 参加者は「空き缶回収禁止反対」と唱和しながら、河原町通をデモ行進。四条河原町で改正案反対のビラを配布しました。 改正案をめぐっては、ホームレスや支援団体の批判の高まりを受け、9月28日のくらし環境委員会は、この日予定していた採決を延期していました。
京都市議会に提案されていた空き缶をホームレスが回収するのを禁止する条例改正案にホームレスや支援団体の批判が高まり、28日に採決を予定していた市議会くらし環境委員会は、この日の採決を延期しました 反貧困ネットワーク京都など16団体は、「廃品回収で生計を立てるホームレスの生存を脅かす」とする改正案反対の共同声明を発表。その後、15、24、27、28の4日間、朝、昼の2回、市役所前で宣伝やビラを配布しました。 ホームレスときょうと夜まわり会のメンバー30人は26日、四条河原町で「私たちの声を聞いて、議会での慎重な議論を」求める署名活動を展開。署名開始から1週間余りで1500人分を集め、27日に各会派への要請を行いました。 宣伝、署名集めにと奔走してきたホームレスの女性は、「採決が延期になったのは当然やないですか。一方的に私らの生活を奪って、後は死ねといわんばかりの市のやり方は許せません。改正案が
龍谷大学(京都市伏見区)に雇い止めされた嶋田ミカさんが、雇い止めは不当と訴えている裁判の第1回口頭弁論が20日、京都地裁(大島眞一裁判長)で行われました。 嶋田さんは、同大学経済学部の「特別任用教員助手」として2007年4月に3年間の有期雇用で採用。今年3月末に契約満了として雇い止めされました。嶋田さんは採用時に、人事担当者から「1回はよほどのことがないかぎり契約更新する」と説明されていたため、「継続雇用されないのはおかしい」と訴えています。 口頭弁論では訴状が読み上げられました。 この日、口頭弁論後の報告集会には支援者ら50人が参加。嶋田さんは「大学院に入学して以来、非常勤講師などで16年間も在籍している。なんとしても働き続けたい」と訴えました。 弁護団代表の畑地雅之弁護士が、他の有期雇用された職員が更新される中で1人のみ雇い止めされることについては解雇無効との判例もあると指摘。「他の教
「トステム」綾部工場の労働者で22歳で過労死した故中田衛一さんの遺族が損害賠償を求めている裁判を支援する、「中田衛一22歳過労死裁判支援ネットワーク」(中田ネット)の第4回総会が16日、京都市中京区で開かれ、90人が集まりました。 全労連青年部の野村昌弘書記長が記念講演。京都府の最低賃金で働いた場合(1日8時間、週5日勤務)、年収139万円にしかならず、年収300万円を超えるためには月169時間の時間外労働が必要とのべ、「時間外労働月80時間以上は過労死ラインだ。若者の低収入が働きすぎを生んでいる。若者を死に追いやる職場・社会を変えることをいっしょに考えよう」と呼びかけました。 西村大輔事務局長が活動報告し、「トステムは3月に工場閉鎖したことを受け、裁判を逃げる可能性がある。トステムを逃げさせないためにも、世論を広げていこう」と訴えました。 中田さんの両親があいさつし、「二度とくり返しては
旧日本軍「慰安婦」被害者の吉元玉(キル・ウォノク)さんの証言を聴く会(実行委員会主催)が16日、長岡京市立中央公民館で開かれ、199人が参加しました。 13歳のときに騙されて「慰安婦」にされた吉さんは、「初潮も知らず、軍人たちに暴行されたために血が出たのだと思った。生理中も暴行はやまず、ふとんが血で染まった。軍人に殴られ、血で染まった服が乾いて脱げなくなり、破いてはがした。性病になると、手術で子宮や卵管を除去され、子どもが産めなくなった。それでも治らず一度帰されても、治ったらまた連れて行かれた」と痛苦の経験を語りました。 そして戦後の生活にふれ、「食べても食べた気がしないような生活を70年もしてきた。もう私のように集会で話ができるのは2、3人。日本政府は真実に目を開いて謝罪してほしい。そうすればみんな少しは心安らかに死んでゆける。私の話は『慰安婦』すべての心。私たちの苦しみが繰り返されない
昨年、京都の朝鮮学校を市民グループが襲撃したとされる事件に絡んで、民族差別に反対する集会が28日、京都市東山区の円山野外音楽堂で行われ、市民ら900人が参加しました。集会は、昨年12月、「在日特権を許さない市民の会」が、京都朝鮮第一初級学校(南区上鳥羽)前で、拡声器を使って大音量で生徒らに差別的罵声を浴びせ、学校に押し入ろうとしたことに抗議するためのもの。高校授業料無償化対象から朝鮮学校を除外しないよう求め、「多民族共生社会の実現」を呼びかける宣言を採択しました。 「朝鮮学校を支える会・京滋」の仲尾宏さんが、「外国人をなぜ排除するのか。しかも、学校を襲撃し、暴力的に排除するやり方は、許せない。戦前のあやまちを繰り返してはいけない」と訴えました。 国連人種差別撤廃委員会へ参加した東京造形大学の前田朗教授は、「高校の授業料無償化から朝鮮学校を排除することについて、国連の委員会で批判が出され、差
大谷大学(京都市北区)から世界一高い日本の学費軽減の世論を盛り上げようと24日、同大の学生らが「学費ゼロネットおおたに」を立ち上げました。 この日は、学費軽減の運動に取り組む京都府学連の福田耕委員長を招いて、結成式を兼ねた学習会を開催。福田委員長は、世界に類を見ない高学費の現状や返済不要の奨学金制度がなく、事実上「教育ローン」化している現在の奨学金制度の問題点とともに、各政党が給付制奨学金の創設を公約に掲げるなど変化が生まれていることを報告し、「学費問題は政治の責任。学生の働きかけで前向きに動かすことができる」と強調しました。 参加した学生らは、「学費は高くて当たり前と思っていたが、無償や返済不要の奨学金がある国のことを知って驚いた」「国だけでなく大学にも独自の奨学金制度をつくるよう働きかけたい」「署名やアンケートで対話する中で担い手も増やしたい」などと討議。来年の通常国会に提出する学費軽
4月23日(火)19時半開演(18時半開場)、 UrBANGUILD (京都市中京区木屋町三条下ルニュー京都ビル3F。「京阪三条」駅、6番出口から徒歩約3分)TEL075・212・1125。 昭和27年、小学校教諭の妻が巡査である夫を殺害した、いわゆる「荒川放水路バラバラ殺人事件」を下敷きに、別役実…
6月18日(日)14時開演(13時半開場)京都文化博物館6F和室(京都市中京区高倉通三条上ル。地下鉄「烏丸御池」5番出口より三条通を東へ徒歩3分。有料Pあり)TEL075・222・0888。 出演=玉川太福(浪曲師)、玉川みね子(曲師)演目=「男はつらいよ 第23作 翔んでる寅次郎」(原作:山田洋次…
08年ノーベル物理学賞を受賞した京都大学の益川敏英名誉教授と同大学の尾池和夫前総長による「ビッグ対談 京都大学と学問・社会 人類の未来」が19日、京都市左京区の京都大学百周年記念館時計台大ホールで開催されました。主催は京都大学職員組合OB会。 両氏は科学者が社会で果たす役割や平和運動について語り、益川氏は5歳の時、太平洋戦争で被災した体験を語りながら、「こんな経験は、子や孫に絶対させたくない。恩師であった坂田昌一・元名古屋大学教授が、平和運動について熱心に取り組んでいるのをそばで見てきた。ぼくらが、戦争体験を語れる最後の世代であり、『戦争はいや』と言い続けていきたい」とのべました。 尾池氏も、「ぼくも戦争は生理的にいや。益川さんが、憲法を守る『九条の会』に入られたことは偉いと思う。九条は守らなあかん、戦争はいやと遠慮なく言うことが大事だ。60年代の安保反対のデモに、学生として毎日参加した体
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『京都民報Web | 京都がよくわかる新聞『週刊しんぶん京都民報』が発信するWebニ...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く