「我々は標語に支配された」戦時中の数多くの国策標語『欲しがりません勝つまでは』...民衆巻き込んだ"国後援の標語公募" 『欲しがりません勝つまでは』『足らぬ足らぬは工夫が足らぬ』など戦時中に数多く作られた「国策標語」。市民の日常に浸透し、戦争へと誘導するプロパガンダに使われました。プロパガンダという言葉は宣伝のことですが、特に特定の主義・思想などの宣伝に対して使われます。こういった標語はどのように作られて国民を扇動していったのか。その真相に迫りました。 子どものおもちゃにまで…戦時中に数多く作られた「国策標語」 兵庫県姫路市に住む黒田権大さん(93)。中学生の時、毎日のように書いた言葉を今でも覚えています。『欲しがりません勝つまでは』など戦時中に作られた標語です。 (黒田権大さん) 「みんなが戦争に協力させられた。内心は知りませんよ、表向きは全部が一億(国民)がみんな戦争に協力させられたわ