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宮古島漁協所属の漁船が連日、200キロ超の大物クロマグロを水揚げし、漁協関係者の話題になっている。12日に「第18惠眞丸」が今年第1号となるクロマグロを釣り上げた。重さは216キロ。13日には「かつ丸」が220キロを水揚げした。両船とも一本釣りで、ほぼ同じ場所で釣り揚げた。両船とも並んで船を走らせていたという。
伊良部島内に設置されている自動販売機1台が何者かに壊され、現金などが盗まれていることが6日、分かった。壊された自販機は、売上金や釣銭などが入る場所をバールのような物でこじ開けた形跡がある。約3年前の2021年10月ごろから市内で相次いだ自販機荒らしと手口が似ているという。以前にも被害に遭った設置業者は「またか」と怒りをあらわにしている。 近隣住民から6日、「自販機が破壊されている」と設置業者の男性に連絡があった。現場は市社会福祉協議会伊良部支所の敷地内。宮古島署も把握していて同日、現場検証が行われた。 設置業者はこれまでに30台以上が被害に遭ったという。この業者によると、壊された場合は保険で対応できる場合もあるが、現金被害分のみ。機械自体が壊されると修理はできず、取り換えることになり1台約100万円は掛かるという。 自販機の破壊は21年10月以降、学校や市熱帯植物園、東平安名崎のほか、人通
市民駐車場に設置された太陽光パネル。9月から太陽光発電が稼働する予定で、省エネ、エコ効果に期待が高まっている=29日、市役所 市役所庁舎の駐車場に設置された太陽光発電パネルによる電力発電が9月中にも稼働することが分かった。稼働するれば日中、庁舎内で使用する電力は賄えるとしており、市役所の省エネ、エコ効果に期待が高まっている。市財政課では「これから公用車も随時、電気自動車化していくので、さらに省エネ、エコ効果は出てくると思う」と話した。 当初、太陽光発電の稼働は、今年の2月を予定していたが、半導体の納品遅れや、台風による影響などもあり遅れていた。 しかし、今週中にもメーカー側の検査とテストも終了することから、9月中の稼働にめどが立ったとしている。 この事業では、市民駐車場と公用車・職員用駐車場の一部に架台を設置し、計6047平方㍍に3597枚の太陽光発電パネルを敷き詰める。事業費は7億800
宮古総合実業高校(千葉直史校長)の海洋科学科3年生11人が19日、40日間の遠洋航海実習へ出発した。平良港第二埠頭(ふとう)で乗船式が行われ、同科の下級生が「海邦丸スタンバイ」を披露して実習生の航海の安全を祈願した。
【那覇支社】県は公共交通の自動運転に向けた実証実験を、2024年度から多良間村で行う。このほど行われた、県議会の総務企画委員会で、宮古島市区選出の國仲昌二氏(おきなわ新風)の質問に、県当局が明らかにした。人が補助する段階から始め、将来的には無人化された自動運転を目指す。 空港や港と集落を結ぶルートでは「バス」タイプ、集落内は「カート」タイプの公共交通を配置する。現状で運行している村営バスとの切り替えも想定している。 この実証実験は、運転手不足などで公共交通の維持が困難になると想定される離島・過疎地域で、持続可能なモデルを作ることが目的。多良間村で2~3年程度にわたり実証を行った上で、他の地域に展開を検討するという。 24年度は、同村で5~12月にニーズ調査や住民との話し合いをしながらルートなどを決めていくワークショップを行い、実証実験は10~12月に実施する。 県の担当者は、「離島・過疎地
宮古毎日新聞を含めた地元新聞2紙の過去紙面を自治体がデジタルアーカイブ化し検策システムを導入することについて、市教育委員会は「地元発行新聞は歴史的価値を持つ郷土資料」との認識を示し、導入を前向きに検討する考えを示した。15日に行われた開会中の市議会(平良敏夫議長)12月定例会一般質問で、山下誠氏の質問に天久珠江生涯学習部長が答えた。 池城健氏も既存2紙だけでなく、過去に廃刊した20社を超える地元紙の紙面についても同様なシステム構築を求めた。 山下氏は「先日行われた過去に宮古で発刊された紙面が見られる新聞展は大盛況だった。このデジタルアーカイブ化と検索システムについて石垣市ではすでに一括交付金を活用して導入している。いろいろな面でデジタル化が進む中で市長部局も含めて話を進めてほしい」と求めた。 天久生涯学習部長は「当時の地域情勢を報じてきた地元紙の紙面を継続して未来に伝えていくためにも、長期
島の方言のデジタルアーカイブ化と、地域文化の保全と振興に貢献することを目的に市と国立国語研究所が連携・協力に関する協定書を締結した=24日、市役所 市(座喜味一幸市長)と大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所(前川喜久雄所長)は24日、宮古島の言語資源(映像・音声・文字資料)のデジタルアーカイブ化を含め、地域文化の保全振興に向けた連携・協力に関する協定を締結した。今回は、昭和50年代に旧城辺町で行われた民話に関する音声データをデジタル化し、ネットでの公開を目指している。同協定締結は県内では初めて。 締結式で座喜味市長は「島の方言は先人から受け継いだ大切な財産。できる限り残し、伝えていく必要がある」と締結の意義を強調した。 その上で「データ化された音源の公開時期は未定だが、いずれ素晴らしい方言の響きを届けられると思う」と話した。 前川所長は「琉球諸語が日本語研究の重要な価値を持っ
【多良間】多良間村は16日夜、村国民保護計画に基づく住民避難に関する村民との意見交換会を村コミュニティー施設で開催し、有事の際に全住民を九州各県に避難させる計画を示した。内閣官房から危機管理担当の職員らが同席。住民からは有事にならないよう外交努力を求める声や、避難先での生活を不安視する声などさまざまな意見が上がった。 国側は「有事が起こらないように全力を尽くす。しかし、万が一の時に避難計画がない、避難施設がないでは不安だと思う。すべては安心のためだ」と理解を求めた。 政府素案によると、多良間村を含む県全体が要避難地域となり、先島諸島の住民は原則公共機関を利用して九州各県に避難することになっている。 島外避難する際には、空路と海路で全住民1077人を、1日で多良間村から宮古島市に移動させる。その後、再び空路と海路で鹿児島県に向かう。同県から九州各県へはバス、電車を利用する。 宮古島市への移動
第1回未来創造センターまつり(主催・市教育委員会)が20日、同所で開かれた。宮古島出身の人気アナウンサー・垣花正さんと、経済アナリストの森永卓郎さんによるトークショーでは、軽快な話術で聴衆を魅了した。芸能界の裏話を明かしたり、歌とダンスを披露したりして会場を大いに沸かせた。 垣花さんは1972年生まれ。早稲田大学卒業後、ニッポン放送に入社。同局の看板番組を数多く担当。現在はフリーに転身している。 森永さんは1957年東京都出身。東京大学経済学科卒。マクロ経済、計量経済、労働経済が専門の経済アナリスト。垣花さんの番組で共演している。 トークショーでは自由奔放な森永さんのトークを、度が過ぎないよう垣花さんが巧みにコントロール。森永さんは「守備の名手」「未来のみのもんた」などと、垣花さんの柔軟な対応力を褒めたたえた。 垣花さんは宮古で過ごした学生時代を振り返り、民放テレビが自宅で見られず、情報が
生息数が急激に増加している可能性があるヤエヤマイシガメ。島の希少種への影響も懸念されている(資料写真) 県の天然記念物ミヤコサワガニなどを捕食していることが分かっている外来カメ類ヤエヤマイシガメについて、市環境保全課が今年6月26日午後~28日午前に掛けて大野山林で調査した結果、計57匹が捕獲された。同課では「ある程度捕れるとは予想していたが、ほぼ2日間で約60匹は予想よりも1.5倍~2倍の数だった」と指摘、以前よりも増殖している可能性と島の希少生物への影響を懸念している。 ヤエヤマイシガメは、八重山諸島に生息する固有の亜種。本来は宮古島に生息していなかったため「県内外来種」とされている。 昨年度までの市の調査は、「城辺いこいの森」で実施してきた。昨年度は9月20~22日までの3日間で計21匹が捕獲されている。 今年度からは、場所を大野山林に移して実施。初日は午後からの調査だけで一気に約4
「第14回パヤオの日まつり」(主催・宮古地区パヤオ管理運営委員会)が11日、佐良浜漁港内で行われた。毎年恒例だったが新型コロナウイルスの影響で休止しており、4年ぶりの開催。1000人を超える来場者があり大盛況だった。 会場では、マグロの解体ショーやカツオ一本釣り体験、魚のつかみ取り、モズク流しなどのイベントが開催され、訪れた市民や観光客らが祭りを楽しみながら海からもたらされる豊富な資源と保全の大切さを再認識し、大漁を祈願した。 開会セレモニーで同委員会の伊良波宏紀会長(伊良部漁協組合長)は「4年ぶりの開催。パヤオ発祥の地、伊良部漁協としてはこの祭りを開かないと一年が始まらないという思い。伊良部のおいしい魚を来場者の皆さんが県外にもPRしてもらえればありがたい。きょうは大いに楽しんでほしい」と呼び掛けた。 まつりの開会宣言は、マグロの取り上げで行われた。伊良波会長や池間漁協の与那嶺大組合長ら
県内のイセエビ漁が1日に解禁となり、宮古では生きのいいイセエビが水揚げされた。この日は台風の影響で波が荒く、漁に出る船は少なかったが、宮古島漁業協同組合では解禁初日ということで「ご祝儀相場」となり、最高キロ単価はニシキエビが2万円で競り落とされ、仲買人や漁師らからは喜びの声が上がった。
前浜ビーチと新城海岸に市が設置したコインシャワー計10台が、何者かによって壊されているのを8日午前、指定管理者らが発見した。報告を受けた市の担当者が、宮古島署に通報。両ビーチとも多くの利用者がいる中、シャワーが使用できない状況に困り果てていた。 市によると、破損したのは前浜ビーチ、新城海岸ともに5台。利用料の回収箱がはがされるように壊されているという。
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90 社会・全般 去る大戦中、宮古には3万人の将兵が配備された。将兵たちは激しい空襲や艦砲射撃にさらされるだけでなく、食糧難と疾病に苦しんだ。肉親の待つ故郷に復員できずに無念の死を遂げた兵士は2500人余に及ぶ ▼補充兵として召集され、朝鮮と「北満」を経て衛生兵として宮古島に移駐し、遺体を焼くことを本務とした高澤義人氏は、戦後、不条理な戦争の実相を告発、平和の尊さを行動と短歌で訴え続けた ▼「餓死兵を夜毎井桁に重ね焼くわれに一粒の涙なかりき」。極限状況で無感覚になるのは精神の防御反応であろう。「犬、猫、みな食いつ
下地与那覇地域で使われる方言を集める「与那覇方言辞典(仮)」の編集作業の第1回が23日、始まった。国立国語研究所のセリック・ケナンさんや日本女子大学の松森晶子教授らが、同地域の高齢者から聞き取りやアクセントの録音作業などを実施した。今後も定期的に調査を進め、6000語以上の言葉や音声などを収録し、2024年度中の出版を予定している。
宮古島漁業協同組合(栗山弘嗣組合長)に所属する植田弘一さんがこのほど、県のリース事業を活用し漁船を新造した。荷川取漁港で22日、関係者が出席して祈願祭が行われ、航海安全と大漁を祈った。新造船は「第十五はるこ丸」と命名され、植田さんは「最高。みんなのおかげで船が造れた。これからも宮古島の漁業が発展するよう頑張っていきたい」と笑顔を見せた。同漁協で本格的な漁船の新造は珍しいという。
改良丸(本村繁信船長)は9日、クロマグロを荷川取漁港に水揚げした。ここ数年、クロマグロの量が回復傾向にあり、県は8日にクロマグロ大型魚の採捕数量が前期割当量147.5トンの95%を超えたことから、クロマグロ採捕停止命令を発動した。本村さんは「きのう、漁が停止になると聞いていたので、急いで船を出し、夜になんとか捕獲し、今朝水揚げした。きょうは誕生日。自分への良いプレゼントになった」と笑顔だった。
宮古島漁協として今年初となるクロマグロの水揚げが27日にあった。釣り上げた船は第3改良丸(長間誠作船長)で重さは265キロ。船主の本村繁信さんによると本村さんの船が初クロマグロを水揚げするのは4年連続という。本村さんは初水揚げを喜ぶとともに「今年は宮古島漁協としての最高記録である420キロのマグロを水揚げしたい」と今後の意気込みを語った。
発着枠コンテストのトライアル準備暫定運航として2020年10月から就航がスタートしたスカイマークの羽田-下地島路線。発着枠の期間が2025年3月29日まで継続されることが決まった=2020年10月25日、下地島空港 国土交通省は21日、羽田空港への就航希望路線の中から、枠獲得に向け行ってきた取り組みについての評価を行い発着枠配分先を決める「羽田発着枠政策コンテスト」の評価結果を発表。スカイマーク(SKY)の羽田-下地島路線が発着枠を獲得した。これにより、これまではコンテストのための「トライアル枠」という形で1日1往復運航していた同路線の2025年3月までの運航継続が認められた。 同コンテストで羽田空港の発着枠獲得が認められたのは、▽鳥取▽石見(島根)▽山形▽大館能代(秋田)▽三沢(青森)▽下地島-の6路線。 3月24日に開催された「羽田発着枠政策コンテストの評価等に関する懇談会」で有識者に
宮古島周辺を飛行していた陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」が行方不明になった事故で、陸上自衛隊第15旅団の杉村繁実副旅団長らが10日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、ヘリの捜索状況を報告した。面談は非公開で行われ、終了後、記者団の取材に応じた座喜味市長は捜索が難航していることについて「海底の地形が複雑で、(潮の)干満の影響が大きいとの説明があった」と語った。 面談は午前9時から市長室で約10分間行われた。杉村副旅団長らは面談後、記者団の質問には答えず、足早に市役所を後にした。面談には宮古駐屯地の隊員らが同席した。 座喜味市長は陸自から詳細についてはほとんど報告はなかったとした上で「捜索が思いの外進んでいないこと、山場である(災害発生時の人命救助は、生存率が急激に低下すると言われている)72時間を超えてまだ、進展していないこと、海底の地形が複雑で、それに干満の影響が大きい大潮に当た
宮古食肉センターで行われてきた牛や馬の大型家畜の「と畜」が実施ができない状況に陥っている。新年度からは沖縄本島に移送してと畜し、再び島に戻す流れとなり、その費用負担がどうなるのか、関係者の間で不安が広がっている。JAおきなわ関連法人部の宮里忍部長は「輸送方法や費用の協議を行っている。今後のスケジュールや具体的な対応策が決まり次第、情報の提供や(地元で)説明会を開催していきたい」と述べた。 こうした状況になった背景には、これまで同センターで牛や馬の大型家畜のと畜を行ってきた担当者と、新年度からの契約が結べなかったことが要因としている。 関係者によると、3月17日までは通常通りだったが、同20日から担当者不在となって島内では牛、馬のと畜ができない状況になっているという。 移送費の負担について宮里部長は「1頭当たり、どの程度の費用になるのかを含めて、コストの計算や見積もりを行っている段階。その数
宮古食肉センター(荷川取広明社長)は、第1、第3水曜日の午後5時から市役所で豚肉の販売を始める。21日にはプロモーション販売も行われ、短時間で完売した。同センターは現在も行政や関係団体からの支援を受け、事業・経営を継続しており、公益性、公共性を維持しながら自立した経営継続に向けて、ヤギの血液販売の開始などさまざまな取り組みを進めている。 同センターの2021年度決算では約46万円の黒字となっているが、市などからの補助金3000万円が投入された上での黒字。3000万円のうち、市が負担しているのは2146万円で72%に当たる。持ち株は沖縄振興開発金融公庫が30%、JAおきなわが22・3%、市が16・4%と市の持ち株比率は低いものの、補助金での市が占める割合は大きい。 同センターは経営改善に向けた新たな販売事業の取り組みとして、市役所での豚肉販売や同センターでのヤギの血液販売などを開始。販売する
宮古島市議会(真栄城徳彦議長)6月定例会一般質問4日目が6日開かれ、宮古島への陸自配備計画に関する論戦が展開された。21世紀新風会は受け入れの賛否をめぐって首長の決断を求めたが、下地敏彦市長は議会の議論や予定地の売買の状況を見ながら判断するとして明言を避けた。住民投票の実施を求める市議の声には「国の専権事項であることを踏まえると、なじまない」と述べた。 この日の質問には、新風会の山里雅彦、新里聡、池間豊の各氏と野党の新城元吉氏が登壇し、主に自衛隊配備計画について下地市長の考えをただした。 新里氏は、自衛隊の受け入れに関する下地市長の態度は「責任を回避していると言わざるを得ない」などと追及。「議会の判断を見極めた上で判断することは釈然としない」と述べ、明確な答弁を求めた。 これに下地市長は「市議会に市民から要請が出されており、議会が市民に対して何らかの意思を示すのは義務であり、その意向が民意
「美ら島おきなわ文化祭2022」の市独自事業「宮古の宝再発見みゃーくふつフェスタ」(主催・同文化祭市実行委員会)が20日、マティダ市民劇場で行われた。会場には多数の市民が駆け付け、琉球大学名誉教授で県しまくとぅば普及センター長の狩俣繁久さんの方言講座や各地区の方言によるさまざまなプログラムを通して「みゃーくふつ(宮古方言)」への理解を深めた。 プログラムは2部構成で実施。第1部では狩俣さんが研究してきた内容などを分かりやすく説明した。また、「みゃーく方言大会」に出場した大神島出身の伊佐照雄さんが「大神島の伝説と行事」をテーマで話した。伊良部島小中学校4年生の漢那諒君は祖父らと一緒に初めて行ったカツオの一本釣りの様子を方言でコミカルに発表した。 このほか、宮古高校2年生の仲間恒光さん、「さえこおばー」こと与那覇冴子さん、下地出身の渡真利朗男さんらがパフォーマンスを披露した。第2部は平良出身で
こすみ囲碁教室(池間博美主宰)の45周年祝賀会が20日、市内のレストランで開催された。祝賀会には多数の関係者が駆け付け、池間さんの歩みをたたえるとともに、こすみ囲碁教室の一層の発展を祈念した。
本屋大賞受賞作「告白」などで知られる作家の湊かなえさんが28日、宮古高校で生徒たちに特別授業を行った。湊さんは「ナンバーワンは難しいが、オンリーワンはもっと難しい。ダイレクトに物語を進めるのではなく、いかに楽しい寄り道をするかが大事だ」と文章の書き方を伝授した。 宮古島には大学時代に来島したことがあり、その際に地元の漁師の男性に良くしてもらった経験から、恩返しのつもりで特別授業を実施することとなった。 特別授業は湊さんが事前に課題を出し、生徒たちが回答した結果を使いながら進められた。湊さんは目に留まった回答を紹介しながら、選んだ理由や課題の意図を解説した。 離島出身・在住の湊さんは「小説家はどこに住んでいてもなれる。島で書いた本が日本全国、世界に届くことを知ってもらいたい」と強調。小説家を志す生徒には「頭が柔軟な皆さんは書きながら気付きが得られる。書くときは夢中になって書き、読むときは誰か
三言語のかるたを作製したことを報告する(右から)さどやまさん、藤田さん、セスナイェリサヴァさん、砂川部長=21日、市役所 宮古民話の採集や発行などを手掛ける、んきゃーん塾(さどやませいこ主宰)はこのほど、宮古方言、日本語、英語の三言語かるたを作製し21日、市役所で完成報告を行った。かるたは宮古島の昔のことわざが記されており、読み札にあるQRコードをスマートフォンで読み取ると方言の音声が2回流れる。同塾では「遊びを通してみゃーくふつ(宮古方言)に触れてほしい」と話した。かるたは市教育委員会を通して市内全小、中学校と高校、特別支援学校の計32校に贈呈される。 「宮古方言と先人の知恵をかるたで残そう」│。主宰者のさどやまさん、編者・制作責任者で横浜市立大学客員研究員の藤田ラウンド幸世さんが2019年から取り組んだ。 三言語のかるたは「ら行」がなく、「あ行」の複数枚と「ん」を入れて読み札と取り札の
宮古島への陸上自衛隊配備計画で、上野の野原部落会(平良信男会長)がこのほど、2016年3月に可決した旧千代田カントリークラブへの配備反対決議を撤回した。弾薬庫や射撃訓練場、ヘリパット等が配備されないことを挙げ、▽基地被害の防止▽地域振興策の実現-などの条件を付して事実上の配備容認に転じた。 決議撤回議案は3月25日の常会で諮られた。全56世帯のうち25世帯の代表が出席し、挙手による採決で賛成多数だった(賛成14、反対6、棄権5)。委任状を含むと賛成23、反対7、棄権5の内容だった。 配備反対決議を可決した16年3月の常会と同様、集落の各世帯へ事前に議案を示すことはなく、当日の常会の中で提出した。 撤回決議文には、今年3月の防衛省の説明会の内容を記した。旧千代田カントリークラブに弾薬庫や射撃訓練場、ヘリパット等の施設が配備されないことを反対決議撤回の理由に挙げている。住民アンケートで条件付き
髙木司令(右から2人目)に要望書を手渡す宮古青年4団体連絡協のメンバー=16日、航空自衛隊宮古島分屯基地 宮古青年4団体連絡協議会(代表幹事・具志堅貴昭宮古青年会議所直前理事長)は16日、航空自衛隊宮古島分屯基地の髙木寿宗司令に、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の曲技飛行を要望する文書を手渡した。島外から多くの観客が来島することが見込まれることから「コロナ後の経済復興、観光振興を図る上で大きな原動力になる」として理解と協力を求めた。
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