さまざまな会話コミュニケーションを明示的な方法論で観察し,理論的かつ体系的に説明しようとする人のための入門書。会話データの分析を始めようとしている言語学や心理学,社会学などの分野の初学者必携の一冊。 ●著者紹介 高梨克也(たかなし かつや) 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(情報学)。 京都大学大学院情報学研究科研究員,一般社団法人社会対話技術研究所理事。 主要著作:『多職種チームで科学展示をつくる―日本科学未来館「アナグラのうた」ができるまで』(編著,ひつじ書房,印刷中),『動物と出会うII―心と社会の生成』(共著,ナカニシヤ出版, 2015年)『インタラクションの境界と接続―サル・人・会話研究から』(共編,昭和堂,2010年),『多人数インタラクションの分析手法』(共編,オーム社,2009年)他。 第1部 会話コミュニケーション分析の基礎 第1章 話し言葉