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中東情勢
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日本語排斥運動は年を重ねるごとにエスカレートしている...... Chung Sung-Jun/REUTERS <韓国で10月 9日は『ハングルの日』という名の公休日だ。毎年ハングルの日を迎えるたびに外来語、特に日本語排斥運動が盛り上がる...... > 韓国において10月 9日は『ハングルの日』という名の公休日だ。ハングルは15世紀の朝鮮で開発された表音文字で、韓国が全世界に誇る文化遺産でもある。 日本では NHK教育テレビジョンの韓国語講座が『テレビでハングル講座』という名で放送されているが、これは厳密に言えば日本語講座を『かな講座』と名付けているのと同じことで、多少の違和感を感じる表現だ。韓国語を母国語とする人間にとって違和感があることは事実であるが、これは教育放送なりの苦肉の策だ。朝鮮半島で使用されている言語を北朝鮮は「朝鮮語」といい、韓国では「韓国語」と呼ぶ。従って、朝鮮語とすれ
<台湾の李登輝元総統逝去に対して、韓国の反応はあまりにも冷たいのではないかと思われるものだった。その理由は......> 7月30日、台湾の李登輝元総統が逝去された。台湾出身の最初の総統であり、直接選挙の実施や多党制の導入等、台湾の民主化に大きく貢献し、「台湾民主化の父」と呼ばれる彼は東アジアの歴史において重要な役割を果たした人物でもある。 彼に対する日本の反応は、ほかの国とは少し違う。戦時中、京都帝国大学に通い、学徒出陣により日本軍に入隊していた彼は終戦後においても日本との縁が深く、代表的な親日家としても有名だった。安倍総理が「誠に痛惜の念に堪えない。総統は日本と台湾の親善関係、友好増進のために多大なご貢献をされた」と追悼の意を表したことからも日本にとって彼が特別な存在であったことを知ることができる。 あまりに冷たい韓国の反応 これに対し、韓国の反応は近隣国家である台湾において偉大な業績
<ドライブスルー検査など、韓国の対応を称賛する日本のマスコミやコメンテーターたち。だが、その「迅速さ」を可能にしているものを軽く見過ぎているのではないか。本誌「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集より> 新型コロナウイルス対応についての日本のニュースを見ていると「韓国では」という言葉が頻繁に聞こえてくる。私見を言えば、最も模範的な事例として語られるべきは台湾の事例だと思うのだが、それでも、母国が良い参考事例として語られるのを見ると悪い気はしない。 最も注目されているのは韓国の対応の「迅速さ」だ。日本のマスコミやコメンテーターは、韓国のドライブスルー形式の診断検査などを模範事例として紹介し、日本も韓国のように検査すべきだ、と力説する。 だが、そのような人たちは、韓国の対応の「迅速さ」を可能にしているものを軽く見過ぎているのではないかと思う。韓国には韓国ならではの事情、システムがある。
<韓国では3月初めから新学年が始まる。新型コロナウイルスの影響で新学期開始が延期となり「オンライン講義」に。突然のスタートに混乱もみられた......> 韓国の新年度は通常3月に始まる。小学校から大学まで日本よりも1ヵ月早い3月の初めから新学年での学期が始まる。だが、新型コロナウイルスが猛威を振るう今年は例年とは事情が異なっている。 韓国では1月末から患者数が急増の気配をみせはじめると教育部は小中学校の新学期の開始を2週間延期し3月16日から授業を開始することを決め、大学については、3月16日から授業を開始するが2週間は「オンライン講義」によって講義を行うという指針を定めた。 一見すると合理的で有効な政策に見えるが、この指針によって韓国の大学は大混乱に陥っている。大きな理由の一つはあまりにも唐突な決定であったため、ほとんどの大学で動画講義を準備する時間的、経済的余裕が全くといっていいほどな
<映画『パラサイト』内で印象的な歌は、韓国の国民歌謡、『独島はわが領土』の替え歌だとすぐに気づいた......> 映画『パラサイト』が米国アカデミー賞で作品賞、監督賞など4冠に輝いた。非英語圏の作品として初めて認められた作品賞であり、有力な候補作として名前の挙がっていた『1917』、『ジョーカー』などを抑えての4部門での受賞は韓国映画史に残る快挙だと、韓国中が沸いている。 日本のマスコミも、映画『パラサイト』の紹介にとどまらず、韓国映画の強みにスポットライトを当て、日本映画界と比較しその問題点を探ったり、映画界に対する韓国の国家的支援、マーケティング手法にも注目し分析するなど、今回の受賞に少なからず刺激を受けているようだ。 特に日本のメディアが注目しているのは映画の中でリアルに描かれた韓国低所得層の生活だ。映画では失業状態の家族4人が「半地下」と呼ばれる韓国特有の住環境で生活する様子が容赦
<韓国で大学の掲示板に文在寅大統領を批判する内容の壁新聞を貼り出したところ、「建造物侵入罪」で起訴され問題となっている ......> 最近、韓国である大学生が起訴された、起訴容疑は「建造物侵入罪」。学生は大学内に入り掲示板に文在寅大統領を批判、風刺する内容の壁新聞を貼り出したのだが警察がこれを私的な空間への無断侵入として送検、検察もこれを認め起訴に至ったのである。 この事件は韓国内でも話題となった。表現の自由を弾圧するものではないかという批判、そして普段大学のキャンパスは近隣住民にも開放されている空間で、学生が壁新聞を貼った日も誰もが自由に出入りできる状況だったのにそれを起訴するのはやり過ぎだという声が上がったからだ。 これに対し警察は「大学からの捜査依頼があったためだ。大学側の意志に反し入ったのであれば侵入罪が成立する」と反論したが、程なくこの警察の説明が嘘であったことが判明した。大学
<不買運動以前、なぜ韓国人は年間700万人も日本に殺到していたのか。その答えは韓国語で「カソンビ(価性比)」の良さにある......> この夏以降、日本の戦略物資輸出規制に対する対抗措置として韓国内で大規模な「日本(製品)不買運動」が続いている。具体的には日本のブランド、日本製商品に対する不買運動、そして日本旅行を中止するボイコット運動などだ。しかし、この運動は非常に「感情的」なもので、その過程で笑えるハプニングも続出した。日本不買運動を取材するカメラが全部日本製だったり、不買運動のイベントで舞台に上がったバンドが日本製楽器で演奏していたり、どうみても即興的で感情的だったという印象を捨てられない。 韓国内でもこのような感情的な運動は問題解決の役に立たないという「無用論」を主張する人たちが冷静な対応を訴えたが、殆どのメディアは日本不買運動が大きな成果をあげたかのように報じた。メディアがその根
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