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掃除・片付け
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除染廃棄物を簡易焼却炉で焼却する計画が進められようとしています。放射能汚染の再拡散をもたらす危険な行為です。この期に及んで追加汚染が強まるのはお断りです。この論説は大阪ガレキ焼却差止め裁判の意見書甲47を元にしたものです。 <目 次> 第1章バグフィルターによるセシウムの除去効率 1.バグフィルターの濾過(ろか)特性 2.環境省指針に基づく測定データの問題点 3.バグフィルターの性能を実験によって検証したか? 第2章バグフィルターを通過する微粒子の存在証拠 1.消音機(サイレンサー)に付着した焼却灰 2.降下法による煤塵(ばいじん)測定 第3章バグフィルターを通過すると予想されるセシウム -塩化セシウムの蒸気圧と微小微粒子量をもとにして- 結 論 第1章バグフィルターによるセシウムの除去効率 1.バグフィルターの濾過(ろか)特性 バグフィルターは濾布(ろふ)と呼ばれるフィルターを用いて空気
放射性セシウムの食品の規制値についてご質問します。 政府の基準値である乳児用食品は50ベクレル/1kg以下の放射能汚染された食品なら子供達に食べさせても安全でしょうか。 大人である私達の場合、一般食品の基準値である100ベクレル/1kg以下の食べ物なら口にしても健康被害は絶対に出ない、大丈夫と考えていいのでしょうか。 A回答(回答者:矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授) ■子供は1ベクレルでも大問題 安全か?という点で言えば50ベクレルは、まるっきり安全ではありません。根拠のない数字です。このことで今、大阪のがれき裁判に私が提出している意見書にも、特に強調して書いてあることなんですがね。 内部被曝から体を守るためには徹頭徹尾、放射能汚染された食品を口にしない。 これを目指さなくてはいけない。やむを得なく、食べざるを得ないとしても赤ちゃんや子供達については1kgあたり1ベクレルもあったら大問題です。
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) トリチウムとは水素の同位体です。まず水素の同位体からご説明しましょう。 水素(H)は原子核の中に陽子1つだけあり、その周りを電子1つが回っている元素です。普通の水素は原子核に陽子だけで中性子がありません。 重水素(じゅうすいそ、ジューテリウム)は、陽子1つと中性子1つが原子核にあります。 三重水素(さんじゅうすいそ、トリチウム)は、原子核に、陽子1つと中性子2つがあり、その周りを電子1つがまわっているものです。 この三重水素がトリチウムと呼ばれ、放射能をもっているんですね。 トリチウムはベータ線を出して→ヘリウム3に変わります。中性子が1個→陽子に変わって陽子が2つになり、陽子2個と中性子1個のヘリウム3になるんです。 ちなみにヘリウムというのは、原子核に陽子が2つで中性子が1個の場合はヘリウム3、中性子が2個の場合はヘリウム4と呼ばれ、その周
A回答(回答者:矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授) ■汚染された食べ物を食べない 内部被曝から身を守る一番基本的なことは、汚染された食べ物を食べないこと。 これに尽きます。食べ物についていえばね、国は「食べて応援しましょう」とか、消費者が放射能の汚染の可能性を考えて選ぼうとすると「風評被害はいけません」と言っていますが。 自分が食べたり飲んだりする物を選択し、自分の健康を守ろうとすることは当然の権利そのものであって、科学的にも正しいです。 売られる食品すべてに放射能検査の結果を表示していく。このことがなされていない現状では…放射能の移行の非常に少ない作物…そういうものもひっくるめて汚染地帯の食品を避けるという風潮が消費者の間に存在するのも仕方ないと思います。 それから特に海産物に注意が必要です。 詳細は出荷制限されていない海産物は安全?に書きましたが、2014年5月現在も下の表のように福島県、宮
川内村は280人に1人、大玉村は683人に1人など目を疑いたくなるような数字が並んでいますが、平均すると福島県の子供達の3320人に1人が小児甲状腺がん及び疑いだという事実がはっきりとわかります。 なお市町村によっては甲状腺がん患者数が増えていないのに「患者は何人に1人いる?」の数字が前回の【緊急特集】小児甲状腺がん急増?福島県の新事実より変化しています。たとえば川内村は前回も今回も患者数は1人ですが。 前回275人に1人→今回280人に1人 になっています。これは分母である検査対象者が増え、再計算したためです。 今回の福島県の子供達の小児甲状腺がんの発病率を私達はどのように考えればいいのでしょうか? 今回の福島の調査結果と比較できる資料はないか?探していたところチェルノブイリ原発事故当時の日本とベラルーシの小児甲状腺がん患者数の資料を見つけることができました。しかも17年分も。その資料と
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) ■内部被曝と外部被曝の定義の違い 内部被曝体の中で発射された放射線で被曝をしてしまうことです。放射線を発する源…すなわち放射性原子を吸い込んだり食べたりして体の中に取り入れてしまって、体の中で放射線が発射される。 外部被曝放射線を発するもの源(放射線源、放射性原子)が体の外にあって、外から放射線が体に当たってくることです。 大雑把な見方をしますと α(アルファ)線 β(ベータ)線 γ(ガンマ)線 という3種類の放射線が核分裂する原子あるいは核分裂した後の原子から出てくる放射線なんです。 外部被曝の場合にはγ(ガンマ)線だけにやられるという状態がもっとも普通の状態であると考えていいです。というのはγ(ガンマ)線は非常に遠くまで飛んでいきます。 α(アルファ)線やβ(ベータ)線というのは非常に短くしか飛ばないものです。 大雑把に言うと、福島で原子炉
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) 現在放射線に関する考え方を提供している国際放射線防護委員会(ICRP)は電離放射線という言葉は使用していますが、放射線の作用は具体的には述べてはいません。放射線を浴びた後で生命体のリアクションとしての修復などの反応を論じる前に、電離放射線の最も基本的な物理的作用を科学的に確認することがとても大切です。 なぜなら、物理的な作用があって、それゆえにいろいろな危害が出てくるわけです。それだからまず「刺激としての入力」である物理的作用の確認が、放射線の害悪である「出力」を正確に語るうえで必要です。放射線の物理的作用、すなわち生物にとっては「刺激」の実態をブラックボックスに閉じ込めてしまうと「出力」としての危害が正確に科学的に語ることができません。 ICRPの考えを執行する機関の代表のような国際原子力機関(IAEA)はチェルノブイリ苛酷事故後に非常に多様
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) ■原子力発電は安全でない まったく安全でない原子力発電をアメリカの核戦略、そして国際原子力ムラの主導により科学者たちの反対を押し切って強引に設置が推し進められた背景があります。 放射能ということで言いますと核分裂を1回すると出てくる2つの原子核というのは必ず放射能を持ちます。 しかも半減期が短い放射性物質なものですから1秒間に出る放射線の数がすごく多いわけです。これらの放射性物質を処理する方法はありません。ただ冷やして何十年、何百年と環境から隔離して保管しておくしかない。 半減期の長い長寿命の放射性物質も考えると、それこそ何億年という規模で周囲とまったく物質的な交換ができないように遮断して安全を確保する必要がある…そういうことがもし人類に可能ならば、ですが。ようするに今の科学力では、人類が原子力を安全に管理するテクノロジーはまったくないのです。
太平洋の放射能汚染について非常に丁寧にモニターしている、ASRという国際的な海洋調査会社※2があって、この地図(2012年3月現在)で見ると放射能汚染は太平洋を東(右方向→)へと進んでいます。 なぜこのような汚染分布となるのか?下の地図をご覧下さい。日本列島の太平洋側では、北からは親潮。南からは黒潮が来ておりますが、流れとしては黒潮のほうが非常に勢いがあります。この親潮と黒潮が千葉県沖で合流して太平洋を東に向かってぐっと押し出ていく北太平洋海流となります。※3それで放射能汚染も同じように太平洋を東へと進んでいるのです。 ところで赤い放射能汚染の濃い海域は北海道の太平洋側と千葉県沿岸の間に存在しています。 つまり太平洋を東へと進み広がっていく放射能汚染とは別に、海岸に沿って平行して流れる沿岸流などにより赤い放射能汚染の濃い海域に閉じ込められてしまっている放射能汚染があると考えられます。 消費
チェルノブイリ原発事故当時に生まれてた子供達を、1万人近くスクリーニングした結果は31人甲状腺がんが見つかりました。 ところがチェルノブイリ原発事故当時に生まれていなかった子供達を、1万人近くスクリーニングした結果のほうは発がん者0人だったのです。 つまり小児甲状腺がんの原因である放射性ヨウ素を吸い込まなかった子供達を、いくらスクリーニングしても甲状腺がんの子供はいなかったんです。 それなのに山下俊一氏は今回、スクリーニング効果のおかげで今まで発見できなかったがんが見つかっただけだ、なんて突然言い始めている。 山下俊一氏自体はもちろん医師の免許は持っているけれども、医師の良心は全く持っていない。もはやドクターというのは肩書だけで、今や彼の頭の中は国家官僚として福島県民を切捨てる役割を今後どういう風に進めていくか?ばかりに終始しているように私の眼には映る。 医者の良心を失った山下俊一氏が、良
A回答(回答者:矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授) 福島第一原発事故の収束は、非常に危機的な状況にあります。深刻です。 基本的に放射能漏れがあったら、生物の体にとって非常に悪い結果をもたらす種が蒔かれているってことを意識しないといけないんです。たくさんの人達が発がんし苦しんで死ぬ可能性です。 今の福島第一原発の現状を言えば空気中には1日あたり2億4000万ベクレルの放出が続いていて、海には非常に単純な作業ミスも含めて放射能汚染水が垂れ流され…放射性セシウムだけでも1日あたり200億ベクレル流失しています。※1 これに対してチェルノブイリ原発事故は大爆発が起こったんですが、その爆発現場にあった放射能の非常に強い炉心なども含めて石棺に入れ、コンクリートで固めてしまうということに曲がりなりにも成功しました。 したがってチェルノブイリ原発事故の現在の状態というのは、石棺に近づけば放射線はものすごく強いけ
水は100度で沸騰し気体になりますから、水の沸点は100度。それに対し、ヨウ素は184度、セシウムは671度が沸点です。ですので当然、放射性ヨウ素のほうが放射性セシウムより早い段階で気化し、壊れた原子炉から外へと飛び出していきました。 これがはっきりわかるのが2011年8月25日に国立環境研究所が公表した三次元化学輸送モデル(CMAQ)改良版です。※1 左が放射性ヨウ素131、右が放射性セシウム137です。 この動画は2011年3月12日~23日(12日分)の放射性物質の沈着積算量を推定したものです。 左の放射性ヨウ素131を見ると、3月12日20時頃からすでに放射性ヨウ素131の大量放出があったことがよくわかると思います。※左右で再生時間がズレる場合はパソコンのF5キーを押してみて下さい。スマホからだと回線速度の関係で同時再生は無理かも。 そして沸点が違いますから、放射性ヨウ素131と放
▼タイトルを『福島原発事故の真実と放射能健康被害』に変更! この度サイトタイトルを『福島原発事故後の日本を生きる』から『福島原発事故の真実と放射能健康被害』に変更することに致しました。ただ旧タイトル『福島原発事故後の日本を生きる』はトップページのサブタイトルとして残します。 元々『福島原発事故後の日本を生きる』というサイトタイトルは、脱原発・脱被曝を連想させる…というよりも食べて応援を連想されることが多く、その度「脱原発・脱被曝の砦として作ったんです」と説明して誤解を解いてきたわけですが「この説明してる時間…もっと有効に使うべきでは?」との思いはくすぶり続け、もうすぐサイト誕生から2歳を迎えるし、今、思い切って変更してしまおう!ということになりました。 これからも脱原発・脱被曝の砦として引き続き頑張っていきます♪ 2015年11月24日 「福島原発事故の真実と放射能健康被害」代表福島空(K
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