徳川家康公について 東照公御遺訓 生涯をかけて平和な国づくりを成し遂げられた徳川家康公の理念や理想の精髄は「人の一生は」ではじまる「東照公御遺訓」として今日に伝えられております。 御遺訓に示された人生訓は、正にその御生涯から生まれたものであり、徳川家康公の御精神そのものであると言えるでしょう。その内容はごく簡単な言葉でありますが、実行はなかなか難しいものであります。しかし、徳川家康公はこの御遺訓通りの御生涯を歩まれ世界に類のない長期平和の礎を築かれたのです。 東照公御遺訓(とうしょうこうごいくん) 人の一生は重荷(おもに)を負(をひ)て遠き 道をゆくが如し いそぐべからず 不自由を常とおもへば不足なし こころに望(のぞみ)おこらば困(こん)窮(きゅう)したる 時を思ひ出(いだ)すべし 堪忍(かんにん)は無事(ぶじ) 長久(ちょうきゅう)の基(もとい) いかりは敵とおもへ 勝事(かつこと)ば