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5月17日、カシオはBABY-Gの新作である「BGD-10K」を発売する。この時計の最大の特徴は、腕時計としてだけではなく、専用ホルダーに組み込むことで、チャームとしてカバンにぶら下げられる点にある。デザインのコンセプトは2000年代前後を意味する“Y2K”だ。ポップでカラフル、電子機器をぶら下げていたあの頃のデザイン感覚を楽しもう。なお、予約は4月24日から開始する。 腕時計にも、チャームにもできるBABY-G 生誕30周年を迎えたG-SHOCKの女性向けモデルBABY-G。その30周年を記念して、アクセサリー感覚で楽しめるモデル「BGD-10K」が5月17日に発売される。腕時計として使用できるだけでなく、専用ホルダーに組み込むことで、チャームとしても装着できる2WAY仕様だ。バッグや洋服のベルトにぶら下げて、アクセサリー感覚で楽しめるのだ。もちろんBABY-Gであるからして、抜群の耐衝
サーフィンを楽しむユーザーに適した機能を備えたG-SHOCK「G-LIDE GBX-100」に、ビーチを思わせるアースカラーを採用した新作2モデルが追加された。カラーは遠くまで広がる海を連想させるブルーと、砂浜イメージのベージュだ。 (左)G-SHOCK「G-LIDE GBX-100-2AJF」 (右)G-SHOCK「G-LIDE GBX-100-8JF」 クォーツ。樹脂×SSケース(縦50.9×横46mm、厚さ14.7mm)。20気圧防水。2万5300円(税込み)。 G-SHOCKのエクストリームスポーツライン「G-LIDE」の中で、世界のトップサーファーから支持される機能性と信頼性を備えた「GBX-100」に、新色となる2モデルが追加された。テーマはビーチを思わせるアースカラーで、遠くまで広がる海モチーフのブルーと、砂浜を連想させるベージュだ。 Bluetoothを用いたスマートフォン
今やさまざまな時計ブランドから展開されている機械式クロノグラフ。しかし、その歴史は機械式時計の中では決して長くはなく、現在のような人気を獲得していくのは1980年代以降だ。本記事では、現代クロノグラフの進化の歴史を、マイルストーンとなったムーブメントとともに振り返る。 三田村優:写真 Photographs by Yu Mitamura 広田雅将(本誌)取材・文 Text by Masayuki Hirota (Chronos-Japan) [クロノス日本版 2020年9月号掲載記事] 現代クロノグラフはいかにして人気ジャンルとなったのか? 機械式時計の中で、最も人気を集めるジャンルのひとつがストップウォッチを備えたクロノグラフである。しかし、フライバックや12時間積算計といった機構が完成したのは1930年代半ばであり、自動巻きクロノグラフに至っては、その出現を1969年まで待たねばならな
高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社代表と元社員が、総額19億円相当といわれる腕時計をオーナーに返却しないままアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに出国し、不法滞在のまま逃亡を続けているとされる事件。この前代未聞のニュースは、海外でも大きく報道された。今回はフランスの時計メディア、Montres De Luxeが2024年3月11日に報じた記事を紹介する。 高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社「ネオリバース」代表、福原敬済(42歳)が、オーナーから預かった腕時計を返却せずにドバイへ逃亡した。 日本では起こりそうもないような出来事だ。しかし、日出ずる国でこのテレビドラマのようなシナリオが展開されたのだ。 日本のさまざまなメディアの報道によると、約19億円相当の時計がトケマッチの破綻とともに消え失せ、運営会社の社長はドバイへ逃亡したというのだ。 トケマッチ
クロノス日本版の広田雅将編集長がパーソナリティを務めるラジオ番組「BEST ISHIDA Presents クロノス日本版 Tick Tock Talk♪」。今回は、“すべて自分で作る”高級ブランド「HAJIME ASAOKA」と、インターネットでの販売だけにもかかわらず、秒殺で売り切れるディフュージョンブランド「CHRONO TOKYO」を経営する独立時計師、浅岡肇さんを迎えて収録したアフタートーク動画を紹介。浅岡さんは国産初のトゥールビヨンを製作し、スイスの独立時計師アカデミーに参加を許された時計業界の有名人である。 幻のブランド「タカノ」復活 2023年7月1日よりTOKYO FMでオンエアを開始した「クロノス日本版 Tick Tock Talk♪」。この番組の収録後に行われる、ゲストを交えてのアフタートークを配信! 今回のゲストは独立時計師の浅岡肇さん。その昔、日本にあった幻の時計
もし、あなたが大事にしている時計やジュエリーが盗まれたら、あなたはどうすればいいだろうか? 新型コロナ禍後、世界的に時計、宝飾品の盗難は急増している。そこで注目したいのが、リシュモンが2023年3月からスタートさせた「ENQUIRUS(エンクイラス)」だ。この画期的なソリューションについて紹介する。 時計業界、世界の時計愛好家が注目するソリューション 2024年春、ジュネーブのパレクスポで開催された時計フェア「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ(以下W&WG)2024」。このフェアにはその前身「SIHH」の頃から、時計ブランドの豪華なブースと新作展示と同じくらい興味深い、見逃せない「THE LAB(研究室)」というブースがある。ここでは時計ブランド各社が取り組んでいる時計業界の新しい取り組みが展示されている。 2019年にはこのコーナーはメインフロアの中央に位置し、ソフトバンクの接客ロボッ
真ダイバーズウォッチ宣言! この人気ツールウォッチの歴史を振り返るとともに、未来でのポジションを考察する ダイバーズウォッチは1950年代にプロツールとして開発された。しかし、1980年代にダイブコンピューターが登場したことで、ツールとしてのダイバーズウォッチのポジションが問われることになる。一方で現在ダイバーズウォッチは、普通の人々と、本当のプロフェッショナルからのニーズを獲得している。本記事ではダイバーズウォッチの歴史を振り返るとともに、現在、そして未来のダイバーズウォッチのあり方について考察する。 吉江正倫、三田村優:写真 Photographs by Masanori Yoshie, Yu Mitamura 広田雅将(本誌)、細田雄人(本誌):取材・文 Text by Masayuki Hirota (Chronos-Japan), Yuto Hosoda(Chronos-Japa
ブライトリングの腕時計には、歴史と技術力に裏打ちされた魅力がある。クロノグラフのプロフェッショナルとして知られるブライトリングは、歴史を知ることでさらに惹き付けられるブランドだ。おすすめの腕時計とともに、ブランドの歩みや魅力を紹介しよう。 クロノグラフで名声を得たブライトリング ブライトリングは、男らしく堅牢な機能美を持つクロノグラフで知られる、スイスのウォッチブランドだ。ブライトリングは1884年の創業以来、時計愛好家をもうならせるタイムピースを生み出し続けてきた。 ブランドの歴史に触れることで、ブライトリングの腕時計がより魅力的に感じられるだろう。ブランドの始まりと変遷、今日の取り組みを紹介する。 精密機械の工房から始まった歴史 レオン・ブライトリングは、1884年、弱冠24歳にしてスイス・サンティミエに精密機器製造の工房を開設し、数年の間に事業を拡大。その後、ラ・ショー・ド・フォンに
1950年代に一定のスタイルが確立されて以来、その形を崩さず今日にまで至るダイバーズウォッチ。しかし、ひとつひとつの細かいパーツを見ていけば、使用される素材や機能面に変化が見られることも事実だ。しかし果たしてこれは進化なのか? ダイバーズウォッチが辿った独自の進化をひもとく。 吉江正倫:写真 Photographs by Masanori Yoshie 鈴木裕之:取材・文 Text by Hiroyuki Suzuki [クロノス日本版 2021年9月号掲載記事] (右)ブランパンの「フィフティ ファゾムス」が採用するサファイアクリスタル製のベゼルプレート。ドーム状に成形された断面形状は、1953年に開発されたプレキシガラス製を模したもの。初出は2007年だが、サファイアクリスタルを立体的に仕上げるのは、当時としては非常に高コストな試みだった。 (左)1957年製のオリジナルに範を取った4
2023年のスイス時計産業に関するモルガン・スタンレーの新しい調査結果が発表され、周知の事実が確認された。つまりロレックスは高級時計ブランドとして他の追随をまったく許さないトップの位置を占め、その売り上げは想像を絶する100億ドル以上であり、市場全体の3分の1のシェアを誇っているということだ。その他のブランドの状況も50位までを伝える。 2023年、スイスの時計ブランド8社が10億ドル以上の売り上げを記録 時計愛好家にとって、時計産業に関する調査結果は常に振り子時計の時刻を合わせるかのような興味深いものである。誰がトップの位置を占めるのか、年産本数はどれくらいなのか、売り上げはどのくらいなのか、などが取り上げられる。 もちろん、こういった数字は予測ではあるが、専門家によって算出されたものであり、信憑性のあるものとなっている。 2023年2月28日、モルガン・スタンレーの新しい報告が発表され
グラスヒュッテ・オリジナルは、「パノマティックインバース リミテッド・エディション」として、ドレスデンの建築物や風景をエングレービングした限定モデルを発表した。ドイツのドレスデンは、グラスヒュッテの時計製造産業に関する歴史では欠かせない都市であり、その敬意を示すモデルとして仕立てられている。ケースバック側にもドレスデンののどかな遊歩道の景観が描かれており、両面に渡ってドレスデンの風景を伝える仕上がりとなっている。 ドレスデンをたたえる「パノマティックインバース リミテッド・エディション」 グラスヒュッテ・オリジナルは、「パノマティックインバース リミテッド・エディション」として、ドレスデンの建築物や風景をエングレービングした限定モデルを発表した。 グラスヒュッテ・オリジナル「パノマティックインバース リミテッド・エディション」Ref.1-91-03-01-03-61 自動巻き(Cal.91
腕時計業界をリードするオーデマ ピゲは、レディースモデルも秀逸だ。「ロイヤル オーク」を筆頭に、伝統と先進性、そして審美性が融合したアイテムがそろう。主なラインナップとおすすめアイテムの特徴を紹介しよう。 腕時計の名門「オーデマ ピゲ」 歴史と格式を併せ持つスイス腕時計の名門といえば、オーデマ ピゲである。1875年の創業以来、世界中のファンを魅了し続ける理由はどこにあるのだろうか? そこでオーデマ ピゲのこだわりと、レディース腕時計の選び方のコツを解説する。 1875年に誕生したスイスの高級時計ブランド オーデマ ピゲの歴史は、1875年にさかのぼる。時計師の「エドワール=オーギュスト・ピゲ」と「ジュール=ルイ・オーデマ」は、スイスのジュウ渓谷にあるル・ブラッシュに時計工房を開いた。 若き時計師、ジュール=ルイ・オーデマ(1851–1918)とエドワール=オーギュスト・ピゲ (1853–
ブランパン「フィスティ ファゾムス」やロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー」といった傑作の誕生から数10年が経ち、ダイバーズウォッチのデザインは、“武骨で機能的な潜水計器”という認識でほぼ固定化されている。しかし時計に対する嗜好の変化によって、ダイバーズウォッチに求められるデザインも徐々に変化してきた。 吉江正倫:写真 Photographs by Masanori Yoshie 篠田哲生:取材・文 Text by Tetsuo Shinoda [クロノス日本版 2021年9月号掲載記事] ダイバーズの常識を覆す“変わり種” 角型からレトログラード、ワンハンドまで多種多様 ダイバーズウォッチと名乗るためには、公的に定められたISO 6425やJIS B 7023などに準拠していなければいけない。これらは防水機能に関する性能はもちろんだが、見た目に対してもいくつかの制限があ
プロフェッショナル向けツールとしては使用されることが少なくなったダイバーズウォッチだが、それでも特殊な現場で採用される例はある。果たして、ダイバーズウォッチはどのような場面で実力を発揮するのか? 答えのひとつは、「飽和潜水」だ。 星武志:写真 Photograph by Takeshi Hoshi (estrellas) 細田雄人(本誌):取材・文 Text by Yuto Hosoda(Chronos-Japan) [クロノス日本版 2021年9月号掲載記事] 飽和潜水で使用される、ヘリウムエスケープバルブつきのダイバーズウォッチ ダイブコンピューターが登場したことで、ダイバーズウォッチは潜水ツールとして原始的な存在となってしまった。ダイバーズウォッチは現在、一部の例外を除いて、ダイビングにはあまり使用されなくなっている。では一部の例外とは? 飽和潜水である。 飽和潜水とは、簡単に言えば
サファイアクリスタルとは まずサファイアとは、酸化アルミニウムの結晶からなる鉱物コランダムの一種だ。コランダムは結晶に組み込まれる不純物によって色が変わり、赤色のものはルビー、青色など赤色以外のものはサファイアと呼ばれる。また、サファイア(コランダム)を化学式で表すと Al2O3となる。 サファイアクリスタルは、人工的に合成された単結晶のサファイア(コランダム)だ。天然のサファイアと違って不純物を含まないため、無色透明となる。サファイアガラスと呼ばれることもあり、その名前と見た目からガラスの一種だと誤解されることも多い。 モース硬度9のサファイアクリスタルは、透明な素材としてはダイヤモンドと人工宝石のモアサナイトに次ぐ、3番目の硬度を誇る。風防に使われることの多いミネラルガラスやプレキシガラスに比べ、非常にキズに強いのが特徴だ。 サファイアクリスタルが選ばれる理由 サファイアクリスタルは熱
オリエントは手の届きやすい価格帯で、高品質な腕時計を展開するブランドとして人気を集めている。そこで、メーカーとしてのオリエント時計の歴史、ブランドごとの特徴を交えて、オリエントの腕時計を深掘りしていこう。各ブランドの注目モデルもピックアップする。 オリエントが歩んできた歴史 オリエントは、リーズナブルな機械式時計を展開する日本の時計ブランドだ。セイコーやシチズンに比べればその歴史は浅いが、設立からの年数は優に半世紀を超えている。 オリエントの腕時計が気になっているなら、まずはブランドの始まりと近年の変化を押さえておこう。 始まりは1950年設立の計器メーカー オリエントブランドの誕生は、1950年に設立された前身、多摩計器株式会社がその前身である。現在の東京都日野市にあった、東洋時計製作所の工場を借りた形だ。 オリエントは、多摩計器株式会社として1950年7月13日に設立。当初は東京都南多
セイコー5スポーツの新作、Ref.SBSA255を実機レビューする。本作は、セイコー5の「SNXSモデル」に着想を得て誕生したモデルだ。バーインデックスが並ぶダイアルや流線型のケースデザインを踏襲しつつ、全体的に大幅なブラッシュアップが加えられている。 俺たちの“ファイブ”が帰ってきた! セイコー5スポーツの新作Ref.SBSA255をひと目見た瞬間、ノスタルジックな感情が一気に湧き上がってきた。筆者が学生だった頃、セイコー5と言えば、日本へ逆輸入された実売1万円ほどの安価な機械式時計のことであった。当時、金銭的に余裕のなかった筆者は、上野アメ横の時計屋をいくつもはしごし、悩みぬいた末に1本のセイコー5を購入。それからの学生生活をともにしていたのだ。最後には友人に譲ったが、通学や部活動、就職活動でもその時計を使い続け、それなりに思い出を積み上げてきた相棒であった。 SBSA255は、まさに
ダイブコンピューターの誕生によって1950年代に築いたプロフェッショナル向けツールという立ち位置は、遠い過去となってしまったダイバーズウォッチ。しかし、それでも高い防水性能や逆回転防止ベゼル、または大ぶりなケースというダイバーズウォッチのスタイルは廃れることなく、常に多くの愛好家から求められ続ける。果たして、ダイバーズウォッチの本質はどこにあるのか? 2018年に改訂されたISO 6425の新基準を踏まえつつ、さまざまな観点から、ここにダイバーズウォッチの新しい在り方を考察する。 星武志、吉江正倫:写真 Photographs by Takeshi Hoshi (estrellas), Masanori Yoshie 広田雅将(本誌)、細田雄人(本誌):取材・文 Text by Masayuki Hirota (Chronos-Japan), Yuto Hosoda(Chronos-Jap
オリエントの中で、レトロでクラシカルなシリーズと言えばバンビーノだ。ブランドの伝統と近年の技術的進歩を生かしたバンビーノには、どのような魅力があるのだろうか。2023年発売の新作を含む注目モデルとともに、人々を引きつけるバンビーノに迫る。 独創的な腕時計を生み出すオリエント 手の届く機械式時計メーカーとして人気を集めるオリエントは、1951年にその歴史をスタートさせた。「オリエント」「オリエントスター」という2ブランドを掲げ、独創性のある腕時計をリリースしている。 2017年、長く協力関係にあったセイコーエプソン傘下に収まり、翌年にはオリジナリティーのあるテーマの追究や独特のカラーリングなど、オリエントらしさを全面に打ち出したブランディングを始めた。 レトロな雰囲気が好みなら「クラシック」コレクションを オリエントには、現在下記4つのコレクションで展開されている。 コンテンポラリー クラシ
SNSや本誌を含む時計関連の媒体を見ると、常に新しく、魅力的なモデルが掲載されている。しかし、時計のニュースが増える一方で、なぜその時計が良いのか、という情報は相変わらず乏しい。では、何が理由で、その時計を良く感じたのか? 今回は、本誌でも人気を集める「時計の見方ABC」をもう少し広げ、よりディープに時計を見られるトピックとともにお届けしたい。
万全の体制での本格復活! 「ブルガリ」ブランド傘下から「ルイ・ヴィトン」ブランド傘下での「ジェラルド・ジェンタ」と「ダニエル・ロート」の復活(復興?)。筆者にとってこのニュースは、願ったりかなったり、まだ4月になったばかりだが、2024年でいちばんうれしいことのひとつだ。 webChronosや『クロノス日本版』本誌をお読みの方には“釈迦に説法”になるかもしれないが、改めて言っておこう。1980年代後半から現在まで、実に30年以上も続いて拡大を続ける「機械式高級時計ブーム」は、このふたつの偉大な時計デザイナー、時計師ブランドが存在しなければ、1990年代から2000年にかけてあれほど盛り上がることはなかっただろうし、ここまで発展することはなかっただろう。 ジェラルド・ジェンタの偉大さについては、どうしても数々の名門ウォッチブランドに提供したデザインばかり語られることが多い。だがスイス、ジュ
1881年、服部時計店として、その歴史をスタートさせたセイコーウオッチ。「精巧な時計の生産に成功する」という思いから、92年、時計工場に「精工舎」と名付け、1924年に初めてSEIKOの名を冠した腕時計を発売した。つまり、2024年はセイコーというブランドが誕生して100周年となる。そんな節目を迎えたセイコーによる、24年の新作時計をまとめて紹介する。 ブランド創世記のダイアルデザインを最新技法で再現した「クレドール」50周年記念限定モデル クレドール誕生50周年を祝し、1960年代の名作を元に、ブランド創世記を代表するダイアルデザインを組み合わせた記念モデルが発表された。ベースとなるのは、60年に高級時計の代名詞であった薄型を追求した「ゴールドフェザー」の系譜を受け継いだモデルで、直径37.1mmのケースは厚さ8mmに仕立てられている。 クレドール「50周年記念 ゴールドフェザー U.T
セイコー プレザージュの新製品をいち早く着用する機会を得た。第一印象は“グランドセイコーのトリクルダウン”である。セイコーウオッチが手掛ける最上級のグランドセイコーで実現していることを、“プレザージュ”の枠の中で再構築した、極めて優れた工業製品といえる。特にグランドセイコーが独立したブランドとなって以降突き進んできたセイコーの技術や経験が、このプレザージュにいかんなく注ぎ込まれており、全方位的に満足のいく仕上がりだ。 琺瑯や有田焼など日本固有のクラフトマンシップが印象強いセイコー プレザージュに、新たに加わった「Classic Series」 セイコーには、独立ブランドとして全世界に確固たる地位を築いたグランドセイコー、そしてグランドセイコーの成功を足がかりに、従来のセイコーブティックやセイコーウオッチサロンで扱う高級ラインとして復活したキングセイコーがある。2010年より、機械式時計ブラ
SNSや本誌を含む時計関連の媒体を見ると、常に新しく、魅力的なモデルが掲載されている。しかし、時計のニュースが増える一方で、なぜその時計が良いのか、という情報は相変わらず乏しい。では、何が理由で、その時計を良く感じたのか?今回は、本誌でも人気を集める「時計の見方ABC」をもう少し広げ、よりディープに時計を見られるトピックとともにお届けしたい。
奥山栄一:写真 Photographs by Eiichi Okuyama 野島翼、佐藤しんいち、広田雅将(本誌):取材・文 Text by Tsubasa Nojima, Shin-ichi Sato, Masayuki Hirota (Chronos-Japan) Edited by Yukiya Suzuki (Chronos-Japan) [クロノス日本版 2023年5月号掲載記事] 進化を続ける時計のケース 2000年代以降、最も進化したのはムーブメント以上にケースだった。製法がプレスから切削に変わることで造形が立体的になっただけでなく、面が整い、エッジが立つようになったのである。かつてこういったディテールは、ふんだんに手作業を盛り込める一部の高級時計に限られていた。しかし、技術の進化は、かつて得がたかったディテールを、手の届く価格帯に広げようとしている。見るべきは磨き、エッジ、
奥山栄一:写真 Photographs by Eiichi Okuyama 野島翼、佐藤しんいち、広田雅将(本誌):取材・文 Text by Tsubasa Nojima, Shin-ichi Sato, Masayuki Hirota (Chronos-Japan) Edited by Yukiya Suzuki (Chronos-Japan) [クロノス日本版 2023年5月号掲載記事] 時計の針は、何を見るべきか? 時計を見る上で重要なのが針である。多くの消費者が、新品同様の見た目を求めるようになった結果、メーカーはメンテナンスの度に針を替えるようになった。以前ほどコストのかかった凝った針が見られなくなった一因である。また、優れたサプライヤーが囲い込まれたことも、理由のひとつである。もっとも、時計ブームにより、再び良質な針を持ったモデルも増えてきた。では針は、何を見るべきなのか? ダ
SNSや本誌を含む時計関連の媒体を見ると 常に新しく、魅力的なモデルが掲載されている。しかし、時計のニュースが増える一方で、なぜその時計が良いのか、という情報は相変わらず乏しい。では、何が理由で、その時計を良く感じたのか?今回は、本誌でも人気を集める「時計の見方ABC」をもう少し広げ、よりディープに時計を見られるトピックとともにお届けしたい。 奥山栄一:写真 Photographs by Eiichi Okuyama 野島翼、佐藤しんいち、広田雅将(本誌):取材・文 Text by Tsubasa Nojima, Shin-ichi Sato, Masayuki Hirota (Chronos-Japan) Edited by Yukiya Suzuki (Chronos-Japan) [クロノス日本版 2023年5月号掲載記事] アプライドインデックス 別部品のインデックスをアプライドイ
ティソ「PR516 クロノグラフ」の機械式モデルを実機レビューする。本作は、2024年新作の手巻き式クロノグラフだ。1970年代のレーシングクロノグラフをベースとしたデザインと新型ムーブメントによって、レトロ感と操作する楽しさを備えながらも実用性に長けたモデルに仕上がっている。 新作手巻き式クロノグラフ、ティソ「PR516 クロノグラフ」 手巻き式クロノグラフ。何と魅力的な響きだろう。恐らく、多くの時計愛好家がこの言葉から連想するのは、優美な曲線を持つレバーやブリッジが折り重なった、雲上ブランドのハイエンドモデルや、1940年代あたりのヴィンテージモデルではないだろうか。今やそれほどまでに、手頃な価格の手巻き式クロノグラフは少ない。それもスイス製となれば、なおのことである。 そんな中、2024年の新作として登場したのが、ティソの「PR516 クロノグラフ」だ。1970年代のレーシングクロノ
SNSや本誌を含む時計関連の媒体を見ると 常に新しく、魅力的なモデルが掲載されている。しかし、時計のニュースが増える一方で、なぜその時計が良いのか、という情報は相変わらず乏しい。では、何が理由で、その時計を良く感じたのか?今回は、本誌でも人気を集める「時計の見方ABC」をもう少し広げ、よりディープに時計を見られるトピックとともにお届けしたい。 奥山栄一:写真 Photographs by Eiichi Okuyama 野島翼、佐藤しんいち、広田雅将(本誌):取材・文 Text by Tsubasa Nojima, Shin-ichi Sato, Masayuki Hirota (Chronos-Japan) Edited by Yukiya Suzuki (Chronos-Japan) [クロノス日本版 2023年5月号掲載記事] ダイアルから知る、“良い時計の見分け方” 今やさまざまな色
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