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このご時世に破格のお値段で週末温泉三昧を楽しめる、ありがたい宿 全国旅行支援が始まり、外国人観光客も徐々に戻ってきたことで「週末に温泉宿に1人で泊まる」ことの難易度が少し、上がってしまいました。 宿泊施設ではコロナ禍で人員を減らしていたところに急激に需要が高まり、人手が足りないためにあえて満室にせずに空室を作って対応している宿が多い、というニュースもありましたが、なるほど納得……。 稼働している客室にはできるだけ多くの人に泊まってもらいたいでしょうから、休前日は1人泊の受け入れを止めてしまう宿が増えました。 また、1人泊の場合は素泊まりのみになったり、webから予約できず電話予約のみになったり、直前に空室があるときだけ1人泊のプランが出現する、というパターンになった宿も。いい宿に土曜日1人で泊まることの難易度が上がったなあと感じています。 土日休みの会社員で、外食するより宿で2食食べたいタ
お湯抜群に良くサービス良く食事もおいしい、土曜日も1人で泊まれる宿 大分県竹田市にある長湯温泉は、炭酸泉(二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉)の湯量が非情に豊富で「日本一の炭酸泉」であると宣言していたことでも知られている温泉地です。 まるでラムネのようなシュワシュワとした泡付きのある源泉を楽しめる日帰り温泉施設「ラムネ温泉館」が特に有名で、ラムネ温泉館の系列宿である大丸旅館に泊まってみたいと以前は思っていたのですが、現在は1人で泊まることができません。 そこで、他に良さそうな宿はないかと探してみたところ、見つけたのが今回ご紹介する友喜美荘(ゆきみそう)です。 湯に浸かると、肌が温泉成分でコーティングされたかのようにしっとり、すべすべになり「炭酸水素塩泉が美肌の湯だってこういうことか!」と感激したり。 部屋も広く快適で、食事も工夫が感じられ、すべておいしい、すばらしい宿でした。しかも土曜日でも1人泊
交通至便、お湯良し、サービス良し、朝食もおいしい温泉付きホテル 別府温泉のホテルエールは、別府駅から徒歩8分、長距離バスやエアポートライナーが停車する別府北浜バス停のすぐ隣にある交通便利な温泉付きホテルです。 別府駅周辺には、安価な宿泊料金でかけ流しの温泉が楽しめる宿がたくさんありますが、こちらもその中の一つ。最終チェックインが29時と深夜のチェックインが可能なため「羽田から最終の飛行機で大分空港に着き、ホテルエールに泊まって翌日朝から大分の山や温泉に向かう」という感じで何度か泊まっています。 温泉は泉質が良いだけでなく、最上階にあるため眺望もなかなかのもの。 サービスも温かく、朝食はたっぷりの野菜サラダにイングリッシュマフィンというちょっと珍しい組み合わせ。 1度泊まると居心地が良くてついついリピートしてしまうホテルエールについて、レポートしたいと思います。 ◆ お知らせ ◆ 2020年
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 2022年の旅の振り返りと、2023年に考えていることを少し 2023年最初の記事として、2022年の旅を振り返ってみることにしました。 泊まった宿や山についてはその都度紹介記事を書いていますが、一繋がりの「旅」としての紹介はなかなかできていないので、特に印象に残っている旅だけでも簡単にまとめておこうかな、と。 そして、昨年の旅についてまとめていたら「2023年にやってみたいこと」がなんとなく形になってきたので、最後にご紹介しようと思います。 ◆ お知らせ ◆ 2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。 一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。 2022年の旅の振り返りと、2023年に考えていることを少し ゴールデンウィークは群馬でひと山登った後に山形の温泉へ ゴール
2022年は「遠くに行きたい!」気持ちが盛り上がった年でした 2020年、2021年の2年間は、出かけられそうなタイミングには登山や旅を楽しんでいたものの、遠出したい気分になることは少なく、電車で出かけやすいエリアで楽しむことが多かったと思います。 しかし、2022年は「そろそろ飛行機旅をしてもいいのでは?」という状況・気持ちになりました。もともと「温泉と山がある国内限定」で旅をしているので海外や沖縄までは目を向けていませんが、2年間で貯めたマイルを使って北海道・九州・中国・四国と飛行機旅を楽しんだ1年でした。 また、2021年まではかなりテレワークの頻度が高かったのですが、2022年は出社の頻度が増えました。 自宅にいる時間が減ったので料理をする機会も減りましたが、簡単に作れるものでおいしいものを食べたい……ということで、時短できる調理器具を購入したり、かんたんでおいしいレシピを探したり
和食より洋食、日本酒よりワイン気分のときに泊まりたい温泉宿 温泉宿の夕食と言えば、お刺身、焼き魚、煮物、鍋料理、陶板焼きのお肉や蕎麦が入ったりしながら最後はご飯とお味噌汁でしめるという和食のコース料理が一般的です。 日本酒が好きなので和食のコース料理はもちろん大歓迎なのですが、実を言うとフレンチもワインも好き……。なので温泉付きオーベルジュ的な宿には心が躍りますし、温泉のあるホテルの夕食で和食か洋食を選べる、と言われたら洋食を選ぶことが多いです。 いつか「フレンチやイタリアンを食べれる温泉宿」についてまとめようと思っていましたが、クリスマス前のこの時期がちょうどいいかなと思い、公開することにしました。 本当は先週末ぐらいに公開するつもりでまとめていたのに、気がつけば3万字近い文字数になってしまい、クリスマスに間に合わせるには直前すぎるタイミングになってしまいましたが……。執筆時点でクリスマ
露天風呂で雪景色を見た温泉宿を、公共交通機関での行き方付きでまとめた 実は雪国出身なので、雪景色には特に思い入れがなく、冬になると九州の温泉地への旅を計画するタイプの温泉好きです。 しかし、冬が近づくと「雪見露天風呂を楽しめる宿を紹介してほしい」というオファーをいただくことが度々あります。何しろ雪見露天風呂を求めて旅をしていないので「絶景雪見露天風呂!」みたいな宿はほとんど知らないのですが、北関東や東北、甲信越の宿に冬に泊まった際に、露天風呂から雪景色を眺めたことはあるので、そういう宿の中から紹介していました。 それで今回「これが今の私の精一杯です」ということで、雪見露天風呂を楽しめる温泉宿について1記事にまとめてみることにしました。概ね1人で泊まっているので、1人で宿泊可能な宿かどうかについても紹介していますが、あくまで記事公開日時点の情報であることだけはご承知おきください。(全国旅行支
昭和9年の創業当時の姿を今も残す、極上湯の宿 人吉温泉の人吉旅館は、昭和9年に創業した純和風の旅館で、創業当時の佇まいが残る建物は2012年から登録有形文化財に指定されています。 実を言うと私はそこまで建築物にこだわりがあるタイプではなく、素敵な建物なのはもちろんすばらしいけど快適じゃないと嫌だな……という価値観なのですが、人吉旅館は雰囲気ある和風建築を修繕しながら大切に使っていて快適度も高く、居心地の良い宿です。 ブログでご紹介するのは初めてですが、実は既に3度も泊まっているお気に入りの宿です。源泉はクレンジング効果と保湿効果が共に高いすばらしいお湯で、食事もおいしいと思います。 コロナ禍以前に2度宿泊しており、落ち着いたらまた行きたいと思っていた矢先に2020年7月に豪雨災害が発生。1階の天井まで水に浸かるという大きな被害を受けて休業していましたが、2022年5月に全面復旧して営業再開
人吉に行く度おとずれていた行列ができるうなぎ店に3年ぶりの再訪 人吉温泉のある熊本県の球磨地域はかつてうなぎの一大産地だったこともあり、人吉温泉周辺は鰻屋さんが多いエリアです。 その中でも恐らく一番の有名店であり、行列ができるお店が「上村うなぎ屋」ではないかと思います。 創業1908年(明治41年)と110年以上の歴史がある老舗で、2018年にはミシュランプレートにも選ばれたそうです。 人吉温泉に行く度に上村うなぎ屋でうな重をいただくのが楽しみの一つでした。 2016年に初めて伺ったときは、実はそこまで行列はなかったのですが、ミシュラン効果なのか年々知名度が上がっていったようで、2019年にはお昼にはまだ早い11時過ぎのタイミングでも店の前に行列ができていました。 その後コロナ禍もあり、また2020年7月の豪雨水害での被災もあって休業していましたが2021年8月に営業再開! 人吉に行ったら
「海地獄」と同じ色の湯に浸かれる!別府鉄輪の全室温泉浴室付きの宿 別府鉄輪温泉は、温泉街のあちこちから湯煙が立ち上る湯量豊富な温泉地です。 周辺には「別府地獄巡り」なる特徴的な源泉を観覧できる観光スポットがあり、別府観光の中心地でもあります。 地獄のうちの1つ、青い色の「海地獄」は鉄輪温泉街のすぐ近くにあります。ということは鉄輪の源泉も青いのか?と思いきや、実は鉄輪温泉のお湯はうっすら色づいているお湯がたまにあるぐらいで、ほとんどは透明な食塩泉や単純泉です。 しかし、そんな鉄輪に「まるで海地獄」のような鮮やかな青い源泉に浸かれる宿があるのです。 それが「山荘 神和苑(さんそう かんなわえん)」です。 ずっと前から1度泊まってみたいと思っていた宿でしたが、宿の建て替えで何年か休業していたこともあり、機を逃していました。 2022年に初めて宿泊が叶いましたので、レポートしたいと思います。 ◆
地獄蒸しを体験できてお湯も極上!そして1人で泊まりやすい湯治宿 別府八湯の一つである鉄輪温泉(かんなわおんせん)は、別府駅周辺の繁華街からは離れているものの、周辺には「別府地獄めぐり」をはじめとした観光スポットも多く、大小さまざまな温泉施設が軒を連ねる温泉地です。観光客もたくさん歩いていますが、湯治場の雰囲気が今も残る地域でもあります。 そんな鉄輪温泉にある「サリーガーデンの宿 湯治柳屋」は、イタリアンレストランが併設された湯治宿です。 食事は、朝食については宿に用意してもらうこともできますが、夕食は併設のレストランを予約するか、宿の外で外食するか。あるいは館内に設置された「地獄釜(温泉の蒸気で簡単に蒸し料理を作れる釜)」で自炊するなど好みに合わせて計画します。 私は、温泉宿には2食付きで宿泊するのが好きなんですが、鉄輪には気になる飲食店もあるので外食してもいいなと思ったのと、柳屋さんの評
1泊2食付き2万円以下の宿で、コスパ重視の総合ベスト10を選出した 2022年も終わりに近づくタイミングでの公開となり恐縮ですが、本稿は「2021年に泊まった温泉宿」の振り返り記事です。 2021年に泊まった宿の中から「2食付き2万円以下で1人で泊まれる」比較的リーズナブルな宿限定でご紹介しています。 先に公開済みの「2021年に泊まった温泉宿で「部屋」「風呂」「食事」が良かったおすすめ宿ランキングを発表する」では、2021年に泊まった宿の中で「部屋・建物」「風呂」「食事」の3項目について「突出して良かった宿」のベスト3をそれぞれ選定しました。 「食事」や「部屋」部門では特に、宿泊料金の高い宿が上位に入りやすい傾向がありますが、私自身、たまにいいお値段の宿に泊まることもあるとは言え、普段は1泊2食付きで1万円台で収まる宿を中心に宿泊しています。なので「すごく印象が良かったけど項目ごとのラン
2021年の温泉旅も、すべて一人旅でした 2017年から毎年、1年間に泊まった宿を振り返って「部屋」「風呂」「食事」というそれぞれの側面において「この宿はすばらしく良かった!」と印象に残っている宿をそれぞれ1位から3位まで紹介する、という記事を更新しています。本稿はその2021年版です。 過去4回分の記事は下記になります。 食事部門だけ3軒に絞りきれず3位が2軒あり、全部で10軒の宿を紹介しています。 2019年、2020年に引き続いて2021年版で選んだ宿も、すべて1人で宿泊した宿でした。 ただ、残念なことに現時点では1人泊の受付がなくなってしまった宿もあります。状況が変わって1人泊の受付が再開する日が来るといいなと思いつつご紹介させていただきました。 今回ご紹介している10軒の宿の中で6軒は、休前日でも1人で宿泊可能な宿で、実際に私も土曜日に宿泊しています。私自身もそうですが、土日休み
山中の温泉宿とは思えないほどおいしい食事とかけ流しの温泉を楽しめる 小谷温泉は、新潟県と長野県の県境に位置する長野県の小谷村にある温泉地です。 雨飾山の長野県側の登山口のある雨飾高原内に位置するため、登山後の入浴や登山前後の宿泊にも利用されています。 「登山口近くで登山者が多い宿」というと、山小屋的な宿を想像される方も多いかと思いますが、今回ご紹介する雨飾荘はかけ流しのお湯もすばらしく、お部屋やサービスもきちんとした温泉旅館そのものなので、登山をせずに宿でのんびり過ごすのを目的に宿泊しても満足度の高い宿です。 特に食事は、山深い場所にある宿の料理とは思えないほど繊細でおいしく「2020年に泊まった食事がおいしかった宿」で第3位に選んでいます。 営業期間がGWごろから11月中旬ごろまでなので、このすばらしい料理を楽しめるのも今年はあと少し! 10月は雨飾高原の紅葉を楽しめる絶好のシーズンだと
昔ながらの浴室で湯浴み、夕食時はフリードリンクがうれしい 山形県米沢市の白布温泉(しらぶおんせん)は、西吾妻山登山の玄関口となる天元台高原にほど近い、旅館数軒からなる山あいの温泉地です。 春から秋にかけては登山者で、冬にはスキー客で賑わいますが、同じ山形県内の蔵王温泉と比べると静かな温泉地です。 湯滝の宿 西屋は、1人泊用のシングルベッドルームがあることから1人でも宿泊しやすく、夕食では米沢牛のしゃぶしゃぶかすき焼きをめいっぱいいただくことができます。 茅葺き屋根の風情ある木造建築で、浴室でも昔ながらの雰囲気を楽しみながら極上の温泉に浸かることができます。 しかも、米沢牛をたっぷりいただける2食付きのプランで1人で泊まっても1万円代で、かつ夕食時の飲み物までフリードリンクなのですから言うことがありません。 ブログでは初めてご紹介しますが、実は既に3度も泊まっている湯滝の宿 西屋さんについて
意外と知られてない?「絶景」と「温泉」がセットで楽しめるスポット 先日蔵王温泉に泊まって、ロープウェイの地蔵山頂駅から有名なお釜のある刈田山頂までゆるっとハイキングしたのですが……職場の同僚にお釜の写真を見せたら「こんなきれいなところが日本にあるの!?」と驚かれたのです。 「でも、かなり歩かないと行けない場所なんでしょ……?」 と聞かれたので 「山形駅からこのすぐ近くまでバスが出ているので、ほとんど歩かずに行けますよ。近くにいい温泉もあるし」 とお答えしたら「ぜんぜん知らなかった。今度絶対行く」と言われ。 美しい自然を苦労なく見に行けるように整備された「山岳リゾート」的な場所はけっこうあるのに、意外と知られていないものなんだなと思いました。考えてみると私自身も、登山を始めるまでは上高地も千畳敷も立山も知らなかったなあと。 夏のうちにご紹介できればなお良かったのですが、これから紅葉シーズンを
「一人泊専用」の部屋があり、連休でも1人で泊まれる大人のための宿 蔵王温泉の深山荘高見屋は、1716年(享保元年)創業の、300年以上の歴史を誇る老舗温泉旅館です。 3本の自家源泉を持つ宿で、4つある浴室と貸切風呂で蔵王温泉のすばらしいお湯を、滞在中いつでも楽しむことができます。 食事も朝夕共に工夫の感じられる内容で、朝食がバイキングではないのも気に入っているポイントです。3階建ての建物は昔ながらの木造建築で、段差や急な階段が多くエレベーターはない……という点ではやや人を選びますが、室内はどの部屋もきれいに改装されています。そして何よりもこちらの宿「1人泊専用の部屋」があり、休前日はもちろん、連休でも1人で宿泊が可能なのです。ブログでは初めて紹介しますが、実は2020年に初めて宿泊して以来、これまで既に3度宿泊しています。 小学生以下のお子様の受け入れがない、大人のための宿でもあります。全
共同浴場「上ノ湯」の向かいにある、全7室の大人のための宿 山形県の肘折温泉にある明治元年創業の歴史ある宿、丸屋。 共同浴場「上ノ湯」の目の前にあり、レトロな外観にどんな宿なのだろうと長らく気になっていました。 先日ようやく宿泊が叶い、宿泊料金はややお高めながらもそれに見合うこだわりの客室や食事に癒やされました。もちろん湯も極上で、肘折温泉ではやや珍しい露天風呂や、空いていればいつでも利用可能な貸切風呂など満足度の高い宿でしたので、レポートしたいと思います。 ◆ お知らせ ◆ 2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。 一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。 共同浴場「上ノ湯」の向かいにある、全7室の大人のための宿 山形新幹線の終点新庄駅で下車し、村営バスで肘折温泉へ 【部屋】★★★★★ 書斎付きがうれしい!1人ではもったい
食事がおいしい宿は思いうかぶけど、朝食がおいしい宿は意外と難しい 「温泉宿の朝食」というと、お替わり自由のご飯とお味噌汁に、お漬物、焼き鮭、温泉卵、焼き海苔、納豆など、ご飯をおいしくいただけるおかずが複数並ぶスタイルを思い浮かべる方が多いと思います。 多くの温泉宿で、そのイメージどおりの朝食が並び、それはそれでおいしくいただいているのですが、どの宿もだいたい同じスタイルなので印象には残りにくいなと感じることがあるのです。突き抜けておいしい朝食って難しいなと。 宿泊レポートを書く際に「部屋」「風呂」「食事」の3つのポイントで★5つを満点にして採点しています。実は、食事については「夕食はめちゃめちゃおいしかったので★5つだけど、朝食はまあ普通においしかったので★4つ。トータルで★4つ半かな」ということがかなり多いのです。 夕食が相当おいしい宿でも、朝食も同じレベルでおいしいということはかなり珍
創業200年の歴史を誇る、地元では知らない人のいない老舗旅館 亀やは、山形県鶴岡市の湯野浜温泉にある、文化10年(1813年)創業の200年以上の歴史を誇る温泉宿です。 60室ほどある客室はすべてオーシャンビュー。晴れていれば日本海に沈む夕日を客室や浴室から眺めることができます。 私はこの近くの出身なのですが、亀やさんは同窓会やお祝い事などの宴会で使われることが多いので、地元の人にとってもお馴染みの宿だと思います。 私は一人旅がほとんどですし、こういう規模大きめで団体客が入る宿に泊まる機会は少ないほうです。しかし、亀やさんでは最近客室をリニューアルして温泉浴室付きの部屋を増やしており、ハイシーズン以外は平日なら1人でも予約可能となっています。湯野浜温泉のすばらしいけれどけっこう熱い源泉を、客室内で好きな温度に調節して楽しめたら幸せだろうな……と思い、GWの谷間の平日に宿泊しました。 リノベ
温泉宿の食事は量が多いと相場が決まっている GoToトラベル、なんてものがあった頃「GoToで泊まった旅館の料理が多くて大失敗」というツイートが物議を醸したこともありました。 温泉宿の食事は、普段の食事よりは量が多いことがほとんどだと思います。 1泊2食付き1万円以下で泊まれる、比較的リーズナブルな宿だからそんなに多くないだろう……と思いきや、恐ろしいほどの料理が並んでうれしい悲鳴!ということもままあります。(喜ぶところです。)妙高高原のほてる千家さん、大好きなお宿です。 よくそんなに食べられますね、と言われることも多いのですが、普段の食事以上の量をいただくために、何も準備をしていないわけではありません。 温泉旅を続ける中で経験則として身についていったことで、特に目新しいことではないと思うのですが……。人にお話すると「そんな工夫をしていたのか!」と驚かれることもあり、より多くの人が温泉旅を
滞在中は酸ヶ湯温泉にもいつでも入浴可能な酸ヶ湯温泉の姉妹館 青森県の十和田八幡平国立公園内、八甲田山の登山口にほど近いブナの原生林の中に建つ八甲田ホテル。 自家源泉かけ流しの大浴場を持つ、ログハウス風建築のリゾートホテルです。 車で2~3分の場所にある千人風呂で有名な「酸ヶ湯温泉」は、実は八甲田ホテルと同経営の姉妹館です。そのため、滞在中は酸ヶ湯温泉でも入浴が可能となり、フロントが開いている時間内であればいつでも酸ヶ湯まで送迎していただけます。 酸ヶ湯温泉のお湯は何度でも入りたいすばらしいお湯だけど、もう何度も泊まっているし……ということで、2022年はこの八甲田ホテルを「青森県で泊まりたい宿」に選んでいました。 先日、初めての宿泊が叶いましたので、レポートしたいと思います。 ◆ お知らせ ◆ 2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。 一
温泉も山も好きなので、八甲田山に登るなら酸ヶ湯温泉に泊まりたい 八甲田山の山腹にある温泉宿「酸ヶ湯温泉旅館」は、すぐ側に八甲田山の登山口があり、春から秋にかけては常に登山者で賑わいます。 豪雪地帯なので冬季登山は私にはとても無理ですが、雪のない季節は登山道もよく整備されていて登りやすく、絶景が楽しめるすばらしい山です。 八甲田山は日帰りでも十分登れる山ですが、首都圏から出発する場合はどこかに宿を取る必要があります。登っている間の荷物も預けられますし、それならば酸ヶ湯温泉がベストでしょう!ということで、これまで八甲田山登山と絡めて何度も宿泊しています。 有名な混浴風呂「ヒバ千人風呂」に女1人で入浴しても大丈夫なのか?など、気になる方も多いのではないかと思いますので、諸々レポートしたいと思います。 ◆ お知らせ ◆ 2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けた
青森駅近くのウィーン菓子の名店、休業していた2階サロンが営業再開! ウィーン菓子シュトラウスは、青森駅から徒歩6~7分の場所にある「さくら野百貨店青森本店」に隣接している、ザッハトルテをはじめとしたウィーン菓子を販売する洋菓子店です。 店舗の2階に喫茶部である「サロン」があり、私は以前からここが大のお気に入りで、八甲田山登山や青森の温泉に行く際に、何度も立ち寄っていました。 いつかブログでも紹介したいと思っていたのですが……2021年の夏に伺ったところ、1階の洋菓子店は変わらず営業していたものの、コロナ禍の影響かサロンは休業していました。 営業再開したらきっとまたお伺いして、必ずやブログで紹介しよう!と思っていたのですが、先日公式サイトのお知らせで2022年7月1日からサロンの営業を再開する旨が告知されていました。 これは行かなくては!と決心し、ひさびさの再訪が叶いましたので、レポートした
タップルーム限定ビールも楽しめる、サンクトガーレン唯一の直営ビアバー サンクトガーレンは、神奈川県厚木市に醸造所を持つ酒造メーカーです。 同社の製造するビールのブランド名も同じ「サンクトガーレン」で、「日本の地ビール第1号」と称されることもあり、クラフトビール好きの方にとってはお馴染みではないかと思います。 そんなサンクトガーレン初の直営店であり、今日時点では唯一の直営ビアバーである「サンクトガーレンタップルーム」が、2021年10月に本厚木駅の北口にオープンしました。 工場から出来たてのビールが直送され、最大20種類のビールがすべて樽生でいただける、フードもなかなかの充実ぶり!と聞き、いつか行ってみたいと思っていたのですが、2022年6月下旬に来店が叶いました。 1人でもゆったりとビールとつまみが楽しめる、また必ずお伺いしたい素敵なお店でしたので、レポートしたいと思います。 ◆ お知らせ
全室露天風呂付き、20歳以上の大人だけが泊まれる奥飛騨のご褒美宿 乗鞍岳や西穂高岳、上高地の玄関口となる奥飛騨温泉郷平湯温泉に、20歳未満の方の宿泊お断り、全室露天風呂付き、全10室の大人のための温泉宿があります。 平湯温泉もずもは、平湯温泉バスターミナルから徒歩6分の場所にあるとはとても思えない、原生林に囲まれた場所にある宿です。 浴室の写真を見てずっと憧れていましたが、以前は1人泊の予約は難しかった記憶があります。コロナ禍以降のことだと思いますが、土曜日も1人泊での予約が可能となっていたので、思いきって予約をしてみました。 自然の中で一人湯に浸かれるすばらしいロケーション、飛騨牛がこれでもかと提供されるのに不思議と重く感じない夕食など、どれを取っても満足度が高く「また必ず泊まりたい宿」になりました。 私にとっても気軽に泊まれる宿ではないのですが「自分へのご褒美」にするには最適な宿だと思
寝台特急「サンライズ」に、一度は乗ってみたくて計画した2泊4日の温泉旅 2022年現在、定期運行している唯一の寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」。 実は寝台特急というものにこれまで1度も乗ったことがなく、いつかは乗ってみたいと思い続けていました。 寝台特急サンライズは、東京駅を21時50分に出発し、途中岡山駅で連結を切り離して、高松行きの「サンライズ瀬戸」と、出雲市行きの「サンライズ出雲」に分かれます。 今回は「サンライズ出雲」に乗って島根県に向かい、2ヶ所の温泉地に泊まる旅を計画しました。宿泊した宿については既にレポートを公開していますが、旅の始まりから終わりまでをひとつながりの旅行記として書いてみたいと思います。 ◆ お知らせ ◆ 2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。 一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。 寝台特
大型旅館・ホテルの建ち並ぶ玉造温泉で、1人でも安心して泊まれる極上湯の宿 玉造温泉は、開湯は奈良時代という長い歴史を持ち、メタケイ酸豊富な泉質が美肌の湯として名高い、島根県を代表する温泉地です。 出雲大社や松江城などにアクセスが良いことから観光拠点として利用する方も多く、大型旅館やホテルが建ち並ぶイメージがあり、一人旅で気兼ねなくのんびり過ごせる宿は多くないように思っていました。 湯元玉井館は、そんな玉造温泉にある全6室の小規模旅館です。 築100年の木造建築のためお子様連れお断りの、大人のための宿。夕食は部屋食で、18時まで生ビール飲み放題などうれしいサービスもあり、大人の一人旅にぴったりの素敵な宿でした。また、浴室は自家源泉がざばざばとかけ流されており、食事もおいしいという何拍子も揃った宿です。 一人で泊まれるのは平日のみ。いつか泊まりたいと思っていた宿ですが先日、念願叶って宿泊できま
ブログ「東京散歩ぽ」の中川マナブさん・よしこさんご夫婦による、東京をもっと楽しむための1冊 私自身の著書にも書いていますが、地方の田舎町で生まれ育ったので東京に憧れがあり、進学で上京してからもずっと、東京が大好きでした。 しかし、時が経ち温泉旅と登山が趣味になってからは「東京を楽しむ」機会が本当に減ってしまいました。晴れた週末はできる限り山に行きたいし、土曜日に早起きしたいから金曜日も深酒はできません。 都内で遊ぶ機会が本当に減ったなあ……と思っていた2020年、コロナ禍で外出がしづらくなり、その後も遠出はしにくい状況が続くことに。しかし「この機に東京を楽しもう!」と、急に気持ちを切り替えることは難しく「早く遠出できるようになってほしいなあ」と願うばかりの日々でした。 緊急事態宣言発令中の休日に一度だけ、学生の頃に好きだった代々木八幡のパン屋さんに自転車で出かけました。遠かった……。学生時
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