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対人性愛中心主義、性別二元論、 〈字義どおり化〉という幻想、ポルノグラフィ、パフォーマンス /アニメーション Ⅰ.背景と目的 マンガやアニメなど、いわゆる 「二次元」 の性的表現を愛好する営みについては、こ れまで 「オタク」 や 「マンガ読者」 や 「ファ ン」として研究されてきた。これに対して 近年では、 「二次元の性的表現を愛好しつ つ、生身の人間への性的惹かれを経験しな い」人々や「二次元」キャラクターのみに 性的に惹かれる人々について、セクシュア リティの観点からの議論がなされている。 こうした人々はアセクシュアルの人々と似 た仕方で周縁化される場合があり(松浦 2021a) 、またアセクシュアルをめぐる近年 の問題提起と同じく、セクシュアリティを めぐる従来の認識枠組みを問い直す視座を アニメーション的な誤配としての多重見当識 ― 非対人性愛的な「二次元」へのセクシュアリティに
はじめに トランス、クィア、そしてフェミニズム のコミュニティに数十年にわたり属してき たトランスジェンダー女性として。学際的 な学問領域であるトランスジェンダー・ス タディーズの発展という役割を担ってきた 人間として。そして長年にわたり、いくつ もの大学の女性学やジェンダー/セクシュ アリティ・スタディーズの学科で教えて きた研究者として、私はトランスジェン ダー、フェミニズム、そしてクィアという 視角がお互いに親戚関係にあることを、私 たちがたくさんのつながりや、非常に大き な土台を共有していることを、とてもよく 知っています。一方で私は、時にトランス の人々、クィアの人々とフェミニストの 人々が問題を抱えた機能不全の家族で、外 的な困難に悩まされていることも、知って います。私たちの多くは傷つけられている と感じています―世界が私たちをこんな ふうに扱ってきたことによって。国家と政
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