現在私はQAマネージャーとして、テスト設計経験豊富なテストエンジニア(QA)を集めて良いテスト設計を行う体制ではなく、教育や仕組みによって開発者自身が良いテスト設計を行える体制を作ろうとしています。 今回は、私がそのような体制を作る上で重要だと思う「作業工程の言語化」のメリットを2つ紹介したいと思います。[1] メリット1:ベテランの作業を模倣することができる 作業工程の説明が抽象的な場合は、具体的な作業は各人の解釈に委ねられます。しかし、作業工程が細かく分割されて具体的に言語化されていれば、その具体的な作業を模倣することができます。 上記のテスト設計チュートリアル ちびこん編資料のスライドを例に説明します。従来のテスト開発プロセスは大きくテスト設計をやるという工程しかなく、具体的に何を行うかわかりません。私が初めてテスト設計をしたときは、テスト仕様書の雛形を埋める作業を見よう見まねで感覚