(前回から読む) 佐々木さんはCDCの中で、デジタル・クリエーティブを担当されていますが、クライアントから広告の依頼がきたとき、CDCのほかのメンバーと組むパターンは多いのですか。 佐々木:最近のクライアント企業の悩みは複雑かつ深いので、1人のクリエーティブ担当者だけではどうにもならないところがあります。CDCでは、戦略担当や、映像に強いチーム、デジタルに強いチームという、おのおのの専門家が同じフロアに集まっていて、それぞれが“領空侵犯”をし合いながら専門性をかけあわせて考えられる強みがあります。 それは広告というより、完全にコンサルティングですよね。 佐々木 康晴(ささき・やすはる) 電通コミュニケーション・デザイン・センター局次長/シニア・クリエーティブディレクター 1971年千葉県生まれ。東京大学大学院理学系研究科を修了後、95年電通入社。コピーライター、インタラクティブ・ディレクタ