個人的にものすごく興味深かったのは、「食べ物が治せない病気は医者には治せない」というヒポクラテスの引用と、これほど大事な言葉が講堂に掲げてあるのに、医学部の6年間、食べ物に関する授業は全然ない、という出だし。 そして、原爆の被爆地で住民を救った麴味噌など発酵食品の力に関して、原子核転換が起こっているという仮説。例えば、原子番号20のカルシウム(Ca)は、原子番号14のケイ素が、原子番号6番の炭素(C)と反応してできている、という考え。 草ばかり食べている牛からタンパク質などが豊富な肉やカルシウムが豊富なミルクができる。カルシウムは食べていない。鶏のエサにもカルシウムは含まれていないが卵の殻が作れる。農家ではむかし、鶏の卵の殻が柔らかくなってきたら、雲母など貝殻の粉を食べさせていた。それはケイ素そのもの、といいます。 また、微生物がつくる酵素によって、体内のセシウムが、バリウムなど、他の核種