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ブックマーク / www.arclamp.jp (12)

  • プロジェクトマネージメントって (arclamp.jp アークランプ)

    プロジェクトマネージメントってなんだろうねという会話。まだまだラフですが。 質的にマネージメントしなきゃいけないのは、1.ビジョンの実現品質、2.スループット(個々人のモチベーション)、3.リスクだと定義しました。 「ビジョン」とは望ましい将来の姿のことで、「なぜプロジェクトをやるべきか」というWHYの定義にあたります。(TODOミッションは入るのか?)。そこからシステムの仕様が段階的に導かれてきます。ビジョンの実現品質とは、きちんと段階的に導かれた仕様に従っているか、ということになります。 スループットとはプロジェクトの生産力になります。人をアサインしたからといって生産性が高いとは限りません。そのメンバーがやる気になって、十分な生産性を達成しているかが重要です。 リスクは言うまでもありませんね。変化が大きく、複雑なプロジェクトではリスクマネージメント、つまり不確定要素の管理が非常に重要

    smken
    smken 2008/02/25
  • 適切なアジャイル性を実現するアーキテクチャ (arclamp.jp アークランプ)

    先日、憧れのITアーキテクトと「アジャイル・アーキテクチャ」について議論。きちんと理想と現実と捉えていて、さすがという感じでした。 アーキテクチャ自身がアジャイルなわけではない まず言われたのが「アジャイルなアーキテクチャ」といってしまうと、アーキテクチャ自体がアジャイルに変化するというミスリードをするのではないかという点。確かにそうですね。広義のアーキテクチャというのは全体性を決定する思想・概念であり、それ自体がアジャイルに変化することが求めることはあまりないと思っています。狭義のアプリケーション・アーキテクチャに変更が求められる場合はありえますが、それすら広義のアーキテクチャには織り込み済みであるべきです。 では、僕らが考えるアジャイル・アーキテクチャとは何か。それは"適切なアジャイル性を実現するアーキテクチャ"と定義できそうです。 ここで出てきたのがアーキテクチャの結合度、可変性分

    smken
    smken 2007/05/04
  • 私的ITアーキテクト考:3.ITアーキテクトの仕事 (arclamp.jp アークランプ)

    先日、デブサミの「ITアーキテクト大解剖」でご一緒させていただくマイクロソフトの萩原さん、建築家の大川さんとミーティング。いろいろと話をしてきました。デブサミでは、ここで書かれていることを中心に話題を広げていきたいと思います。 技術や知識は最低限のこと まず全員が一致したのは「工学的な知識や技術を知っているというのは最低限のこと」である点。同じような知識としては、先人の知恵という意味でパターンや実績・実例をあげることもできます。 建築業界で技術の親分というのは構造エンジニアや現場の大工で、アーキテクトとは明確に分離されています。もちろんアーキテクトが設計図を描くために知識は必要になるので、知っている範囲であればその中で、新しい技術を試すのであれば設計段階からエンジニアに入ってもらうそうです。 一方のIT業界で、アーキテクトとエンジニアに分離は見えていません。これはIT歴史が浅いからでし

  • 私的ITアーキテクト考:2.ITアーキテクトの発想 (arclamp.jp アークランプ)

    arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ えー、やっぱり僕には回数とか流れを考えるのは無理です(w。言葉にすることが重要だと思うので、感じるままに書いてみますね。 アーキテクトの発想では、システムはどう捉えるべきでしょうか?僕が感じるのは環境と呼べるような存在です。 「右に行ってください」 ある人に右に行って欲しいとします。どうすべきか。 まず思いつくのは「右に行ってください」とお願いすること。 悪くない方法です。しかし、その右とはどの方向なのでしょうか?あるいは、たまたま聞き取りにくかったら?その人に起因する要素によって動きは大きく変化してくるでしょう。特に、その行為が人にとって意識的にせよ、無意識的にせよ苦痛を伴う場合には問題が大きくなるはずです。 右に行けるようにする では、ITアーキテクトはい

  • 私的ITアーキテクト考:0.何を行うのかの定義 (arclamp.jp アークランプ)

    arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ えぇ、連載モノがはやっているようなので真似っこフレームワークで(w。 ITアーキテクトってナンですか?と聞かれることが多くなりました。言葉としては溢れていますし、すごく有名です。しかし、それが何をする仕事なのかを、少なくとも僕自身が満足できるような形で定義している文章を見たことがありません。むしろ逆効果ではないかと思われるような文章が少なくありません。 というわけで僕が思う「ITアーキテクトとは」について、仕事面、スキル面からめて色々と書き散らしてみたいと思っています。もちろん僕の定義ですから、これが正解だとは思いません。しかし、これから僕が定義するような職種は必ず必要だとも信じています。 考察の目的 目的は、僕自身が自称している職業であるところの"ITアーキテク

  • ITアーキテクトの視点 (arclamp.jp アークランプ)

    最近、ある方から「ITアーキテクトの視点ってなんですかね?」と質問を受けました。ITアーキテクトが技術、プロダクトやアーキテクチャ・パターンを選択する際に何を見ているのかと。 残念ながら視点はうまく答えられなかったのですが、僕の考えるプロセスを整理してみました。それが1.目的(問題)の設定、2.全体の俯瞰、3.技術の選択という順番です。 アーキテクチャが解決すべき問題 プロセスの話に入る前に前提から。僕が相手にしているのはいわゆる「業務システム」です。この業務システムにおいて、アーキテクチャが解決すべき問題はシステムのスケーラビリティ、スタビリティ、メンテナンスビリティの3つです。 実際に動くロジックそのものというのはアーキテクチャではありません。アーキテクチャは、ロジックが"利用頻度に対して十分な早さを持ち"つつ、"セキュアで安定的に動き"ながら、かつ"複雑さを抑えて変化に対応できる"

  • 「技術トレンドのおさえ方」を開発の現場に寄稿 (arclamp.jp アークランプ)

    arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ 開発の現場 vol.006(2006年10月発売)の特集「はじめての開発リーダーToDoリスト」において、「技術トレンドのおさえ方」を寄稿しました。 つけていただいた副題は、 3つの力「見極める」「説明する」「活用する」で"使えるもの"を的確に把握しよう 少しだけイントロを。 優れた新しい技術をたくさん知っていれば技術を「おさえる」ことができるようになるのでしょうか。それは残念ながら違います。それに、それだけの技術情報をすべてチェックすることは難しいでしょう。 自動車業界を例に考えてみましょう。優れた最新の技術を結集したものの代表といえばF1カーが思い浮かびます。F1カーで使用する優れた技術を知っているというのは良いことです。膨大な労力をかけて得たその知識は大変貴重な

  • SOAから学ぶアプリケーションレイヤーの統合 (arclamp.jp アークランプ)

    この1年ぐらいはSOAのアイデアを、どうにかしてアプリケーション開発に利用できないかと考えています。まだまだアイデア段階なのですが、ちょいちょい書いていきます。 マルチレイヤーでは統合が重要 Javaに限らずアプリケーションというのは複数の層によって開発するというのが一般的です。MVCモデルのようなプレゼンテーション層とパーシステンス層の分離が有名ですが、間にファサード層、ビジネスロジック層など挟み込むというのも良く行われています。 アプリケーションをモノシリックな仕組みで作ってしまうと複雑性が増し柔軟性が失われてしまいます。そこで、層ごとに分離することでシンプルさを保つことようにします。層ごとには責務や役割を明確にされ、それ応じたエンジニアが開発を行います。 層を分離するからには層を統合しなくてはなりません。層をいかに統合するのかというのは、層を分離することよりも重要です。 メッセージ

  • アジャイル・エンタープライズ・アーキテクチャ (arclamp.jp アークランプ)

    arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ アジャイルというと方法論や組織論の話が主題です。ですが、当にアジャイルを実現するためにはアジャイルなアプリケーション・アーキテクチャというのも求められるはずです。「アジャイル・エンタープライズ・アーキテクチャ」というのは、ビジネスの要求に応じて俊敏に変化することを目的としたアーキテクチャです。エンタープライズ・アーキテクチャというぐらいなので、企業における業務アプリケーションを対象とします。 このメインストリームはSOAです。しかし、SOAは驚くほど普及していません。これは"SOA的発想"というのがエンジニアに根付いていないからだと考えています。ご存知のとおりSOAはEDIの発展系です。そのため重量級のイメージが強く、ただのデータ連携という発想から抜け出せていません

  • それでも設定が大事な理由 (arclamp.jp アークランプ)

    ひがさんのエントリ「規約ベースのフレームワークのほうが覚えることが増える? 」を読んでいて、ふとした気づき。 暗黙的な規約は直感的ではない 結論から言えば、僕は"暗黙的な規約(Tacit Convention)"ではなく"形式的な設定(Articulable Configuration)"が重要だと思っています。ちなみに、Tacit Knowledgeは暗黙知でArticulable Knowledgeは形式知のこと。 なぜなら"暗黙的な規約"は、ある意味で直感的ではないからです。 人間が情報に反応するためには、情報が何らかの形で形式化されていなくてはいけません。 たとえば何かの操作を方法を学ぶ場合を考えてみます。説明書というのは操作方法を形式化したものです。しかし、直感的ではない。それは操作対象そのものに触るわけではなく、絵などで遠まわしに説明されているからです。 一方、説明書なん

  • 技術力の3つのタイプ - 使う、創る、動かす (arclamp.jp アークランプ)

    arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ ちょっと心をいれかえてブログをなるべく書くようにします。はい。 昨日、稚北つながりでGoogle(東京+社)の人々と夕飯。中の人と色々話すことができました。やっぱGoogleはすごいなぁと。 技術力がウリです エンタープライズ業界で「うちは技術力がウリです」なんていう会社に会うことがあるのですが、Googleなんかを知ってしまうと「うーん」と。なんか世界が狭いなぁと感じます。たしかに国内のSIerやベンダーの平均点と比べて「技術力が高い」っていうのは事実だとしても、それは井の中。 Googleをちゃんと競争相手として考えられるのかというのは大きな分岐点だと思います。それに「国内のSIerやベンダー」だってトップレベルのエンジニアはやっぱりすごい。「組織としての技

  • 私的ITアーキテクト考:1.ITアーキテクトが作るもの (arclamp.jp アークランプ)

    arclamp.jp アークランプ ITアーキテクトが、ビジネス書とかデザインとか建築とかからシステム開発を妄想するブログ 連載を始めると書いたものの第1回までに時間がかかってしまいました(w。さて、第1回は、いきなり「ITアーキテクトが作るもの」からはじめようと思います。僕もこの質問に困っていましたが、最近ふと気づくことができました。それは、 ITアーキテクトは「そのシステムがある世界」を創っている ということです。なんだそりゃ、と思われるかもしれませんが、もう少しだけ読んでみてください。 なぜそのアーキテクチャになったのか 普通に考えればITアーキテクトが作っているのはアーキテクチャです。例えばシステムの設計思想や具体的なフレームワークの構成のようなものでしょう。もちろん、これ自体は誤りではありません。 とても大事なことは「なぜそのアーキテクチャになったのか」という理由をきちんと説明

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