ことしのベストセラーが1日発表され、人気漫画『鬼滅の刃』の小説版が上位を占めましたが、この夏以降ビジネス書の売り上げも伸びていて、新型コロナウイルスの影響による在宅勤務などで増えた時間を学びに役立てようという意識の高まりが背景にあると見られています。 出版物取り次ぎ大手の日販=日本出版販売は1日、ことしのベストセラーを発表し、このうちビジネス書の分野では人から好かれる話し方などを紹介した「人は話し方が9割」や、データに基づいて世界を読み解く「FACTFULNESS」などが上位に入りました。 日販によりますと、ことしのビジネス書の店頭での売り上げは、緊急事態宣言が出た4月は、書店の休業などで去年の同じ月に比べて減少しましたが、その後、急速に回復し、8月は9.7%、9月は10.9%、10月は14.5%と毎月、二けた前後の伸びが続いています。 ビジネス書の人気が高まっている背景について、この会社