増田文学に関するsorabobyのブックマーク (11)

  • タイミー疲れたよ日記

    こんど転職するのだが、見切り発車で仕事をやめた結果、次の仕事が始まるまで1か月ほど暇な時間ができてしまった。 2週間ほど休んだらもう休むのが嫌になってしまったので、せっかくなのでタイミーとやらを試してみようと思いついたときの話。 意外にも未経験だとできる仕事は少なく、やっと見つけたのは某化粧品とか日用品、掃除用品を作っている会社の流通倉庫でのピッキング作業。 朝から夕方までガッツリ働いても9000円いかないのには驚いたが、バイトなんて学生の頃以来なのでちょっと楽しみだ。 働いてみると、想像していたよりもずっとホワイト、というか巨大なシステムの一部として期待されていること以上のことは一切期待されていない、という労働環境なのでなかなか気楽で楽しかった。 休憩を抜くと7時間ほどハンドフォークを引っ張りながら歩きっぱなしだったが、毎日リングフィットをしているおかげかさほどダメージはなかった。 その

    タイミー疲れたよ日記
  • 関東地方で桜餅を騙っている簀巻き野郎について

    といえば、粒感のあるピンク色ので餡を丸く包んで桜の葉を巻いた和菓子だ。関西で生まれてこのかた、「桜」と言われればまずこれだった。それ以外の「桜」の存在なんて想像すらしていなかった。 ところがどうだ、東京に来てみれば見慣れないやつが桜を名乗っていた。平べったい生地で餡をロールケーキのように巻いてその上からさらに桜の葉を巻いた和菓子。関東ではこれを「桜」と呼ぶらしい。 アホか。どこがだ。今日からきみは桜クレープと名乗りなさい。おしゃれぶりやがって。なんだその軽やかなフォルムは。ヨックモック気取りか。洋菓子のパーティにでもお呼ばれしているのか?大体その葉っぱはなんだ。意味があるのか?その桜の葉っぱはな、物の桜をそのまま触ると手がべたついてしまうから巻かれているんだよ。きみは見たところ結構さらさらしているようだが当に桜の葉っぱが必要だったか?そのまま手でつまんでべられそうな

    関東地方で桜餅を騙っている簀巻き野郎について
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    soraboby 2024/03/05
    これ好き。
  • 猫のうんちがでかすぎて嬉しい

    大抵、SNSで公開しづらいトピックを増田で書いている。個人的にそういうことにしている。 鍵アカウントだろうとなんだろうと、他人の目がいつまでも気になって仕方がない。自意識過剰なのだ。 知人から「あいつ、いい歳してこんなこと言ってら」と鼻で笑われたくない。 「まあ!平日にこんなこと言って……どうしようもない人!」「事時に妙なもん見せて……許さないよ」 そう思わせたくもないのだ。 だから、私は増田のうんちについて書く。しかも「うんち」について、「嬉しい」と思う感情について書く。 タイトルも「」「うんち」「嬉しい」の三語をきちんと入れて、非常にシンプルだ。 おそらくのうんちの話を読みたくない人はここまで読んでいないだろうから、のうんちについて書き続ける。 我が家ではを三匹飼っている。 一匹は四歳、もう一匹は三歳、もう一匹は十五歳だ。 普段三匹ともふわふわ転がってニャーニャー言ってる

    猫のうんちがでかすぎて嬉しい
  • 6歳のとき、友達のマホちゃんが誰も履いていないようなフリフリのスカート..

    6歳のとき、友達のマホちゃんが誰も履いていないようなフリフリのスカートを履いていた。みんなは可愛いねと言ったけど私は変だと思ったから、変だねと言った。マホちゃんは怒って泣いた。 8歳のとき、父親が知らない女の人といるのを見た。私はそれを浮気だと思ったから、晩御飯のとき二人にそれを伝えたら、数カ月後、両親は離婚した。母親は一言私に、アンタのせいよとだけ言って、それ以来父親の話をしなくなった。 14歳のとき、マホちゃんが好きだと言っていた先輩に告白された。マホちゃんがあなたの事好きらしいので、と断った。それを伝えたら、マホちゃんは怒って泣いた。 16歳のとき、初めてのバイト先で品出しをしていたらパートの人からバックヤードに呼び出された。私の品出しの仕方が間違っていると話し始めた。私は慌てて商品のところに行って、直してから退勤した。それ以来パートの人から無視されるようになった。 18歳のとき、美

    6歳のとき、友達のマホちゃんが誰も履いていないようなフリフリのスカート..
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    soraboby 2023/09/27
    味わいがある
  • 中古品を買う習慣が抜けない

    貧しかった学生時代の名残だろうかと思いながら生活してきたが、30代になっても全然変わらない。それどころか使い古されたものの方が好きになってしまった。中古品には誰かの影が残っていて、耳を傾けるとものを言う。昔の何気ない日常を熱心に語る。そういうのを聞くのがすごく好きだ。 車も中古車だし、服もも半分は中古だ。椅子は中古のコンテッサ。パナの加湿器もモンベルのテントもクリステルの大鍋も中古。これは蓋が別売りなのだが、それも中古。鏡面仕上げの隅に磨き傷がある。その他に目立った傷はない。気軽にクリームクレンザーか何かでひと拭きしたところで、粒度が粗すぎたことに気づいたのだろう。 フェールセーフは機能したが、蓋を閉めるたびに自分のミスを突きつけられているようで我慢ならなかったのだ。ところが私は他人である。他人の些細なミスを引き受けるのは容易い。その蓋は「来そういうもの」なのだ。少し奮発してぴかぴかの

    中古品を買う習慣が抜けない
    soraboby
    soraboby 2022/12/11
    好き。
  • ねこが21.5歳になった

    (前回のご報告)https://anond.hatelabo.jp/20210606204206 拾ったねこなので誕生日とかもわからないのだけど、ボロボロのこねこを9月に拾った時に多分生後3ヶ月くらいだった。ということで毎年6月をお誕生月にしているのでもうすぐ21歳と半年になります。人間の年齢に換算すると102歳にもなるそうなのでしかたのない部分もあるのでしょうけど、1年前と比べてもめっきり足腰は弱くなったようにお見うけします。ご自身での毛づくろいもなかなかやりづらいのでしょう、ベランダに通ずるガラス戸の前に陣取り、大声でブラッシングを所望されることが増えました(うちは昔からブラッシングはベランダで行うことになっています)。 先日は変形しもろくなった爪が根から割れ、まえあしが血まみれになってしまってあわてて病院に駆け込み、消毒液と化膿止めの塗り薬いただいてきた。といったこともありましたが

    ねこが21.5歳になった
  • みかんとコーヒーとオトンの初恋(有村架純)

    「みさちゃんさ、みかんべる?」 寒い寒いと言いながら、三時のおやつでもべようかとリビングに降りてきた私に、キッチンから父がボソッと声をかけた。 「いや、みかんはいらん。寒い。暖房つけよう」 「エアコンなら、母さんが業者呼んで清掃してからじゃなきゃ使わん言ってたから、つけたら怒られるぞ」 はぁ?という顔をしている私に、いらんといったのが聞こえなかったのか、みかんを手渡しながら父が言う。 「なんで寒くなる前にやっとかんかったんだって話よな。そんなこと言ったら、怒られるから絶対言わんけど」 からからと笑う父。手に持つマグカップには湯気の立つコーヒー。テーブルに目をやると、みかんの皮が散乱している。 (この人……コーヒー飲みながらみかんってるんか) ソファの背もたれにかかっていたひざ掛けを腰に巻いて、リビングのテーブルにつく。渡されたみかんを揉みながら、 「わたしもコーヒー」 頼むより先に父

    みかんとコーヒーとオトンの初恋(有村架純)
  • 防犯カメラの死角を必死で探したことがある

    実家に帰ってきて親のいない茶の間で水ようかんをべていたら、この家でこんなにしずかな時間を過ごすのは久しぶりだと気づいた。 それは両親が旅行(といっても彼らも私も都民なので県をまたいだ移動をするのは悩ましく、近場のホテルをとって普段よりすこし贅沢みたいなことをしている)で不在にしているのはもちろん、私が人との同棲結婚離婚を経てひさびさにひとりになったからというのもある。 10代後半から20代前半にかけては、親の不在期間はそのまま、好きな男の子を家にこっそり連れ込むためのタイミングだった。 いま、ひどいときには収入が5ケタになるような弱小フリーランスの私とはちがい、両親は当時から地に足のついた仕事をしており、なおかつ良くも悪くもバブル世代的な人たちだった。10年ほど前、実家の駐車スペースには黒くでかいベンツと流線形の銀色の外車が並んで置かれていて、家族である私から見てもそれらは笑ってしま

    防犯カメラの死角を必死で探したことがある
  • 派遣社員同士のカップルのおもいで

    この話はフィクションで、俺もこんな職場も存在しないし、出てくる人たちも存在しなくて、これを読んでる君もどこにもいないです。 今から5、6年ほど前に、俺はとある大型事務センターで派遣社員をしていた。 就職できなかったというより、仕事が出来ない無能な上に人中りして人間関係が酷く疲れる気質なので、新卒を短期間で蹴って逃げた俺は正社員として働きたくなかった。あんな思いをしながら生きるぐらいなら、いっその事死んだ方がマシだと真剣に思えた。phaや中島義道や斎藤環のを布団の中でずっと読んでる様な、そんな時期だった。こんな社会不適合者にとって、ひたすらキーバンチャ―をするだけの派遣社員のこの仕事はまさに天職で、社会に出てからはじめて「俺は生きてても良いんだ。」と思えた。仕事帰りに出かける精神的余裕ができたのもこの時期だったと思う。社会不適合者にとって社会は厳しいけれども、俺でも受け入れてくれるぐらいに

    派遣社員同士のカップルのおもいで
  • 雑誌に連載を持つ著者だけど、もう限界かもしれない

    ずっと「どうにかしなくては」と思っていた現実だけど、サカナクションのサブスク収入に関する記事を読んで、自分も思いきって書いてみようと思う。 自分は執筆業をやっている人間で、キャリアとしてはもうすぐ10年を超える。雑誌に連載を持ち、を出版して生活している。あまり詳しく書くと特定されてしまいそうなので(それだけ狭い業界なのだ)、かなりぼやかして書くことを許してほしい。 この仕事を始めてからずっと綱渡り状態なのだが、ずっとどうやってみんな綱から落ちていないのか不思議に思っていた。 音楽業界のように不明瞭なことが少なくて、を刷ったらその定価の10%が必ず入ってくる。1万部刷ってだいたい100万円が著者に入ってくる(実売じゃないところがCDとの違いかな……? 実売のところもあるけれど)。 けれども、知られているように今ではが売れなくなり、1万部刷ったらヒット、3万部刷ったら大ヒットといった

    雑誌に連載を持つ著者だけど、もう限界かもしれない
    soraboby
    soraboby 2020/07/16
    文章がうまい事で真実っぽさがすごいのだが、まずタイトルが上手い。
  • 坂の上の家のはなし

    今住んでいるところには海も丘もあります。 私が子供の頃住んでいた場所には、そのどちらもありませんでした。 悲しいときに砂浜にしゃがみこんでじっとしていると、いつの間にか凪いだ気持ちになります。むしゃくしゃしているときに丘に登って街を見下ろすと、胸がすく思いがします。今はそうやって心を落ち着かせることができるのですが、昔このような環境を享受できていればどんなに良かったかと思わずにはいられません。 私の故郷の町は平べったくて、田んぼがどこまでもどこまでも続いていて、海ははるか遠く、電車に乗って数時間かかるところにありました。案内板を見ても、図書館で詳しい地図を調べてみても、この町には目立った起伏はないようでした。 犬を飼いたかったのですがそれは叶わなかったので、隣の家の犬とこっそり仲良くしていたら、その家のおじさんのご厚意で自由に散歩させてもらえることになり、起伏を探すための現地調査によく連れ

    坂の上の家のはなし
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