1.中心にある「+」を10秒見つめる 2.できるだけ眼を動かさず画像にマウスオン しま模様の残効 2枚目の縞模様は両方とも同じ粗さです。 でも左の方が粗く、右の方が細かく見えたのではないでしょうか。 前回は色に関する錯視の原理について書きました。 今回はものの認識方法についてです。 網膜に映る画像は2次元のため、外部の3次元世界を認識するために脳はさまざまな処理を行っています。ものの色情報に関しては脳自らが行う補正と、各波長の光に反応する錐体が重要な役割を果たしています。 それに対して「形」を認識するに当たっては、私たちの脳は網膜に映った2次元像を「しま模様」で捉えていることが知られています。 すべての2次元の画像は一定の「明暗のパターン(しましま)」に分解できることができます(2次元は線の集まりなので当然)。そして人間の脳には特定のしま模様に対して反応する神経細胞がたくさんあり、それらの