中国河南省洛陽市でこのほど、ボタンの花から抽出された炭素で作られたダイヤモンドが公開された。洛陽市の中国国花園錦繡館で観光客向けに展示される。展示ケースに入れられたダイヤは華やかな輝きを放ち、多くの市民や観光客が写真を撮っていた。中国青年報が伝えた。洛陽生命宝石科技公司の責任者、王静氏は「この『ボタンダイヤ』は3カラット。生物炭素の抽出技術によってボタンから炭素を取り出し、高温・高圧で合成した
国立研究開発法人の量子科学技術研究開発機構(QST)は30日、那珂研究所(茨城県那珂市)にある核融合実験装置「JT‐60SA」を一般公開した。核融合は次世代の脱炭素電源として注目され、実用化に向けて開発が進む。QSTはJT‐60SAの試験運転を進めていたが、2021年に不具合が見つかり中断した。対策を施して23年に試験運転を再開した。30
人類が編み出した技術はいまや「神」の領域に近づいています。水不足の地域に雨を降らせる気象制御が世界各地で実用化し、クローンなどの遺伝子工学は生態系をも左右する強大な力を持つまでになりました。連載企画「テクノ新世」第2部では、こうした最新の技術が人々の価値観を塗り替える現場を追いました。(1)「超人類」の時代迫る 脳で念じアバター操作、第3の腕自在東京パラリンピックに出場し、背泳ぎで2大会連続のメダルを獲得したフランチェスコ・ベッテラさんはイタリアの英雄だ。現在は2024年にスイスで開かれる通称「サイボーグのオリンピック」での連覇に向けて練習を重ねている。義肢の代わりに身につけたのは頭蓋骨を覆うセンサーだ。…記事を読む
東京工業大の北野政明教授らは高価な金属を使わずにアンモニアを水素に分解できる触媒を開発した。触媒に使うニッケルの価格はアンモニア分解に一般的に使われるルテニウムに比べて500分の1程度で済む。水素エネルギーの貯蔵や輸送にはアンモニアから水素を取り出す工程が必要になる。脱炭素の推進に重要な技術とみて実用化を目指す。水素は気体の状態では体積が大きく、そのままでは輸送しにくい。液化水素として運ぶには
光ファイバーを使って内視鏡を注射針よりも細くする技術の開発に慶應大学などのグループが成功しました。実用化されれば、ひざの関節などの内視鏡検査で患者の負担を減らせると期待されています。 開発を行ったのは慶應大学の小池康博教授と、医学部の中村雅也教授、それに医療機器メーカーなどで作るグループです。 グループは、特殊な光ファイバーに光を通すとレンズと同じように屈折することに注目し、レンズの代わりに光ファイバーを取り付けた内視鏡を開発しました。 開発した内視鏡は太さが1.25ミリほどと非常に細いため点滴などで使う注射針の中を通すことができ、解像度の高い映像を撮影できるということです。 グループによりますとこれまでひざの関節などの内視鏡検査は全身麻酔での手術が必要でしたが、開発した内視鏡は、ごく小さな穴から挿入できるため患者の負担を減らすことが期待できるということです。 また、光ファイバーは、プラス
東北大学の研究チームは分子を構成する原子一つ一つの運動速度を測る技術を開発した。加速した電子を原子に当て、戻ってきたときのエネルギーの変化から速度や方向を見積もる。重さが異なる2種類の水素原子が結合した分子で測定に成功した。個々の原子の運動を正確に捉えられれば、化学反応の解明や材料の開発などに役立つ。分子中の原子は固体でも静止しておらず、ナノレベルでは常に動いている。原子の運動は材料の機能や性
銅の特性プラス優れた性質を備えた銅合金が活躍 有史以来、人類は銅をベースにしたさまざまな合金を利用してきました。青銅や黄銅はその代表例です。銅は導電性や熱伝導率が高く、展延性に富む金属です。その特性を活かしながら、さらに優れた性質が加わった銅合金が産業界で存在感を発揮しています。 常識を超えた強度を持つベリリウム銅に広がる用途 そのうちで、ベリリウムを2%程度含む「ベリリウム銅」は、最高レベルの強度を備えた超合金です。銅特有の導電性と強度は二律背反と考えられてきましたが、この常識を打ち破って、ステンレスに近い強度を併せもつ異次元の特性バランスを実現させました。加えて、優れたバネ性、耐熱性、耐疲労性、耐食性、加工性を備えています。 このような特性から、ベリリウム銅は信頼性の高い導電性バネ類や接点の材料として、エレクトロニクス製品から通信インフラ、モビリティーにまで幅広く活躍しています。家電や
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