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ノーベル経済学者のポール・クルーグマン米ニューヨーク市立大学教授が、ニューヨーク・タイムズ紙で連載を始めたのは2000年。邦訳が出た近著をもとに足跡をたどってみた。 「評論家稼業は当初の予定には入っていなかった」。『ゾンビとの論争』(山形浩生訳、早川書房、20年7月)はニューヨーク・タイムズに連載中のコラムを中心に、他媒体に書いた文章も加えてテーマ別にまとめた論考集だ。コラム執筆の基本ルール、仕事上の後悔、自身の最高傑作とみる学術論文といった話題もあり、内面がにじみ出ている。 「いまだに、副業でジャーナリストをやっている大学教授のつもりでいる」。世界各地の貿易や産業のパターンを示す学術論文で、研究者としての地歩を固めた。政治や政策とは無縁な内容だったが、1980年代以降、政策への関心と関与を深め、93年のエッセーでは「お気に入りの論文のいくつかは政策に端を発した仕事から生まれた」と記してい
愛知県豊田市にある寺のふすま絵の下張りから、江戸時代前期の武家の帳簿や証文など大量の古文書が見つかりました。今でいう“ボーナスの支給明細”のような文書もあり、当時の武家の財政事情や暮らしぶりがうかがえる貴重な資料として注目されます。 古文書が見つかったのは徳川家康の重臣、渡邉守綱の菩提寺で、豊田市にある守綱寺です。 本堂にある狩野派の絵師が描いたとされる「松に禽鳥図」という8枚のふすま絵の修復作業を行っていたところ、下張りから2300点余りにのぼる古文書が見つかりました。 これらの古文書を近世の歴史を研究している愛知県立大学の大塚英二教授らが調べたところ、最も古いものは江戸時代初期の1636年のもので、売り掛けの帳簿や証文など使い終わった紙を、ふすまの下張りとして再利用していたとみられるということです。 中には「仕着代・鼻紙代」として、12月に今でいう“ボーナス”を支給した明細のような文書
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