東京大学の鳴海紘也特任講師と川原圭博教授らは、温めると自動で立体形状になるシートを開発した。熱で収縮する樹脂の両面にインクを塗ることで、縮む部分と縮まない部分を制御することで実現した。設計ソフトも開発しており、3D模型を簡単に作ることができる。開発したシートは熱で収縮する樹脂の両面にインクを塗り重ねる。その際に折り紙の折り目となる部分だけインクを塗らないことで、狙った形状を作り出すことができる
光をよく吸収する物質ほど黒く見える。材料開発の分野では光を100%吸収してしまう究極の黒色を求める研究が続けられ、最近この目標に近づく成果が相次いで登場している。メートルなど単位の基準のように光の強さの基準を作る目的で始まった研究だが、実用面でも注目されだした。望遠鏡などの光学機器や装飾品などに応用する機運も高まっている。2019年9月にドイツ・フランクフルトで開かれたモーターショーで、BMW
これまでの電子顕微鏡では難しかった磁気を帯びる物質の原子構造を観察することができる電子顕微鏡の開発に東京大学の研究チームが成功し、幅広い産業で研究開発が進むことが期待されます。 そこで、東京大学の研究チームは2枚の磁気レンズを上下に並べ、磁場どうしを打ち消し合うことで、ほとんど磁場が発生しない電子顕微鏡を世界で初めて開発したと発表しました。 そして、この電子顕微鏡で磁気を帯びる鉄鋼材料を観察したところ、物質は壊れず、物質に含まれる鉄の原子が格子状に並ぶ構造を観察することに成功したということです。 永久磁石や磁気メモリーなどの磁気を帯びた素材は幅広い産業で利用されていることから、原子の構造を詳しく分析できることでさまざまな材料や装置の機能や性能を向上させる研究開発が進むと期待されています。
ノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学の天野浩教授らは、受賞対象となった青色LEDの素材を使い大幅な省エネが期待できる新しい半導体素子をつくり、研究開発用に企業などへの提供を始めました。 そして22日、都内で会見を開き、電子回路の基本的な部品となる半導体素子を実用化に近い品質でつくることに成功し、研究開発用に企業や大学などに有償で提供するサービスを始めたと発表しました。 窒化ガリウムの半導体素子は、 ▽モーターの駆動やバッテリーの充電など電力の変換や制御を行う製品や、 ▽携帯電話の基地局で使う信号の増幅装置などへ、応用が期待され、現在主流のシリコンを使ったものよりも消費電力を10%以上減らせるということです。 また、難しいとされてきた窒化ガリウムの半導体素子による集積回路をつくる技術にも見通しが立ったとして、製品の小型化やさらなる省エネ効果が期待できるとしています。 天野教授は「高い品質の窒
インフルエンザの新しい治療薬「ゾフルーザ」で耐性ウイルスが見つかり、日本感染症学会が指針作りに乗り出す。1回の投与で高い効果が見込めると2018年の発売後に話題になったが、このまま使い続けるには課題がありそうだ。状況を詳しく調べ、混乱を招かない対応策が必要だ。ゾフルーザの効き目を弱める耐性ウイルスは、国立感染症研究所によるインフルエンザ治療薬の薬剤耐性ウイルス調査で見つかった。今期に流行した「
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