特殊塗料製造のBAN-ZI(バンジ、千葉市)は主力のさび止め塗料の海外展開を進める。2023年から本格的に欧米やアジアでの販路を開拓している。同社の製品はさびた鉄の上からそのまま塗れる。一般的なさび止めより高価な分、環境負荷の低減とモチのよさにこだわる。バンジは2010年に設立した。当初は代表の宮原万治氏が、アパートの一室で商品の開発をしていた。関係各社にさび止めの現物を送付したり、展示会に出
日亜化学工業は街路灯やトンネル照明などに使われるオレンジ色の水銀灯(高圧ナトリウムランプ)の代替品となる発光ダイオード(LED)チップを開発した。虫が集まりにくい色合いはそのままに、水銀を一切使わず、即点灯・長寿命などの特徴を持つ。9月から本格出荷を始める。水銀製品への国際規制が強まる中、従来品からの置き換え需要を開拓する。高圧ナトリウムランプと同じ1800ケルビン(K)の色温度を持つ照明用L
酒造りの過程で生じる副産物の一つが原料の玄米を精米するときに出る米ぬか。大吟醸酒なら5割以上磨く。コメ油、堆肥向けに販売する酒蔵が多いが、付加価値を高めようと研究開発してきたのが秋田県湯沢市の秋田銘醸だ。着目したのは栄養成分のアミノ酸だった。酒どころの秋田県。県酒造協同組合に加入する酒造会社は31社ある。その中でも「爛漫(らんまん)」の銘柄で知られる秋田銘醸の生い立ちはユニークだ。東京など大都
浜松ホトニクスは26日、物体の3次元形状の高精度計測を実現する光源「iPMSEL アレイ素子」を開発したと発表した。高い精度が求められる工業用で3次元形状の計測機器向けとしての活用が期待される。また人や物体の動きをデータ化して記録するモーションキャプチャーや顔認証に応用すれば精度を高められると見込む。開発した部品は半導体に電気を流してレーザーを出す「半導体レーザー」の1種。発光素子を高密度で高
子どもが憧れる赤い消防車。国内で6割のシェアを持つのが、道頓堀の北側、大阪・西心斎橋にルーツを持つモリタホールディングス(HD)だ。はしご車を中心に年間600台を生産。顧客の様々な要望に応え、個人経営の消火器メーカーから成長していった。主力の三田工場(兵庫県三田市)の建屋には、数十台の消防車が整然と並ぶ。それぞれの車両の周りを数人の作業員が忙しそうに動き回り、はしごを載せる土台を調整したり、ポ
トヨタ自動車とLIXILは13日、車いす利用者が外出先で使う移動型バリアフリートイレを共同開発したと発表した。トイレを搭載した箱型の車両で、自動車がけん引することによって自由に移動して設置できる。現状車いす利用者が使用できる多機能トイレの整備は十分とはいえず、様々なイベント参加やスポーツ観戦など外出範囲を広げることに貢献する狙いだ。名称は「モバイルトイレ」。車両は全長約5.3メートル、全幅2.
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