法政大学中学高等学校(東京都三鷹市、牛田守彦校長)は二十六日、二十八歳と三十六歳の男性教諭が修学旅行中に、体罰として生徒に暴力を振るったと明らかにした。 同校によると高校二年の生徒百七人が今月十四〜十八日、北海道を修学旅行。引率の二教諭は十六日夜から十八日朝にかけ、宿泊先の食堂で、学校が禁止していたゲーム機を持っていたり、騒いだりした男子生徒九人に殴るけるなどの体罰を加え、けがをさせた。 暴力行為と並行し、▽長時間正座させる▽頭から水をかける▽没収したマージャンパイを入れたみそ汁を吸わせる▽はさみで自分の頭髪を切らせる−などの行為を強要。中には夜八時から朝八時まで正座させられた生徒もいたという。負傷程度の重い二人の生徒は二〜三週間のけがで、いずれも登校していない。二生徒は警察に被害届を出した。ほかの七人もショックを受けているという。