9日 雪も 氷雨も降らず 風も吹かない今日は とても 過ごしいいと私は思う。 その上 空は美しく晴れた空色で 明るい日差しが優しい。 暖かくなると 川を流れる水の音が違うのを 知っている人は 何人いるだろう。 ぽこん ぽこんと軽い音をして流れて行く。 雪や霙が行ったり来たりしながら 三月の春に向かっているのだろう。 そして 私は 楢の山の上に流れる雲を見ながら 今日の美しい正午を愛でた。
2日 午後 まだまだ溶けない積もった雪に 色々な動物の足跡が並ぶ。 その中で 真っ直ぐに雪の斜面を登った鹿が 細い 力強い4本の足で雪を踏み締めた跡。 美しいので写真に撮った。 そろそろ食材が残り少なくなった今日の夕飯。 冷凍の鯖の半身を2枚解凍し フライパンで焼いた。 ノルウェイ産の鯖だ。 思い切り焦げ目がついた焼き鯖は 皿の中で甘酢に浸かっている。 塩揉みをし 水で晒したスライス玉ねぎを載せ 小さな柚子を絞り 黄色の柚子皮も散らした。 具沢山の味噌汁には ワカメを忘れずに。 デンマーク産の冷凍インゲンを湯掻き 切った竹輪を合わせて 芥子醤油で和えた。 さつまいもの茎と昆布の醤油煮 これは貰い物。 そして 炊き立ての熱々ご飯。 どこかの定食屋のご飯のような夕食。 でも こんなご飯が美味しいなと思う。
京都市 西賀茂橋 29日 金曜日 京都までお墓参りに行った。 ちょっとした買い物も兼ねている。 暖かい快晴の日で 冬と言えども 暖かいのはずっといい。 車から見える 畑だった所が整地されて家が並び 街中は観光客で溢れ 田舎だった所が通勤圏になった。 賀茂川は水が流れ 今日は鷺がいない。 堤に並ぶ桜の木々には もう小さな固い蕾がついているだろう。 空が広い。 お墓参りを済ませ 車であちこちと回った。 京都で育った夫は 狭い道をクルクルと運転をし 私は窓から 暮れの京都を観光気分で眺め 目的地では 一人だけ車から降り用事を済ませた。 山に帰り着いたのは まだ明るさの残った夕方5時前。 買ってきた物を整理し 晩御飯を作り 食べ ほっと一息ついたら8時過ぎ。 忙しない1日だった。
今日は恒例の芋煮会。 毎年 7、8人集まるが 今年は5人で開催した。 この時だけ登場するダッチオーブンも 錆を落とし焚き火の上に。 特別なご馳走はないが この土地の小芋と大根も使い芋煮 卵焼き 大根と大根葉の甘酢和え この土地の美味しい米のご飯。 チェリーのヨーグルトケーキも。 あ そうだ。 朝 表で私が小芋の皮をむいている時 向かいの山から キツツキが木を叩く音がした。 数日前から 聞こえていたその音は 今日はよほど調子がいいらしい こんこんとリズミカルに響いてくる。 この辺りに棲んでいるキツツキは 羽が緑のアオゲラ。 滅多に姿を見せないが 時たまいい音を響かせる。 友達が帰ったのが 暗くなってから。 暗闇の道路に赤いテールランプがこころに残る。 見上げれば 満月に近くなった白い月が 冴え冴えと光り 少し離れた空に輝く大きな星は 木星だと調べて知った。
落花生最中 千葉県の名物は落花生。 その名に由来した甘いお菓子をもらった。 餅米の粉で作った 落花生の殻を模した皮に きめの細かい漉餡が詰めてある。 2口で食べてしまう 小さな最中の姿に 私は見入ってしまった。 シンプルで 愛嬌があり 一見米俵の様な姿。 小さな可愛い物が好きな私が 見逃すはずがない。 今日もいいお天気だった。 空気は乾燥し 青空だったが 遠くで雷がしばらく鳴っていた。 その山の中の川に 数日前から 大きな白鷺が一羽 とどまっている。 私の足音で 大きな羽を広げて飛び立ち 私を見ると 又飛び立ち 背の高い杉の緑の枝に止まった。 ああ あそこが寝ぐらなんだな。 朝の気温は7℃ 昼間は23℃。 去年もこんな秋だったのか?と考える。
8月に友達にもらった ミニ冬瓜の皮と種を いつもの様に 土に埋めた。 半坪ほどの小さなスペースだ。 しばらくして かぼちゃの様な芽が出 蔓が伸び 黄色の花が咲いた。 そして ミニ冬瓜が生った。 夏になり 殆ど毎日食べている唐辛子。 その種を埋める。 そこから芽が出て 白い可愛い花が咲き 今日 実がなっているのに気がついた。 トマトも黄色の小さな花が咲く。 でも 実までは生らない。 今日 冷たい雨が降り 北風が吹いた。 私は 木綿 の半袖Tシャツに フリース そして フランネルのシャツを着ている。 小屋の中では ストーブに朝晩薪をくべた。 そんな日々に 黄色の冬瓜の花が咲き 実が生り 唐辛子が生っている。 こんなものなのか?
朝に鳴く鳥の声に 今までに聞いたことのないのが加わる。 馴染みのシジュウカラに ギターの低い弦の音のような鳴き声が重なる。 それを聴きながら 朝ご飯のパンを齧り ミルク紅茶を一口啜る。 ポプラの木の葉に 金色の毛虫が群がるのは 毎年の夏の終わり。 その毛虫が好物の野鳥が ポプラに群がり 食べる音が 微かに聞こえる。 そして 昼ごはんの後に ポプラの下を用事で歩いた後 ちゃんと私の肩に 小さな金色の毛虫が2匹。 驚いたのは勿論だ。 夕方の空 それは美しいものだった。 ぐるりと見回した空に 淡いピンクとグレーの雲。 日暮れが30分早くなった。 吉増剛造と並行して ソローの「メインの森」を再読している。 1800年半ば アメリカ メイン州の奥地に分け入り 無制限なヘラジカ狩り ストロープ松の乱伐に接し 自然破壊 環境問題も提起している。 そして リュック一つの キャンプの原点とも言えるタフな旅だ
蔓穂(ツルボ) 10日 朝。 霧で周りの山が見えなかった。 その霧が晴れると 雨が降った後のように 草や木々 道が濡れていた。 それが とても爽やかな美しさだ。 今日私は何をしたのか? 毎日の家事 仕事をして 合間に吉増剛造を読んだ。 ウォーキングの時に かわいいピンクの花 蔓穂を見つけ 屈んで写真を撮った。 夕方の空を見上げて 雲が美しいと思った。 小屋のそばに植っているミントを摘んで それを刻み クッキーの生地に練り込み焼いた。 深夜に1日を振り返り 何か足りないと思う。
日照り続き。 夕方に植物に水をやる日々。 雨水を溜めている 大きなポリバケツの中の水が すっかり空になった。 だから 炊事に使った 洗い物の綺麗な澄んだ水を捨てずに そのバケツに溜めている。 こんなに大量の水を使い 流していたのかと 驚くほどの量を 日々捨てていた。 その溜めた水を 植物に撒いている。 土の質によって 乾燥の早いもの 次の日でも 湿っているもの。 初夏に 8個の植木鉢に植っていた山法師を土に移した。 それも葉っぱが水を欲しいと言っている。 鳳仙花も 小さなひまわりも 他にも みんな水が欲しいらしい。 数日前から ジョウロに溜め水を汲み入れ 乾いた土にたっぷりと撒く。 こんな事は初めてだ。 夏の盛りでも 朝になれば 土も草木の葉っぱも 夜露で濡れていたものだ 明日も水を撒こう。 乾いた土に 元気のない草木にたっぷりと。 雨が降るまで毎日。
鮎の南蛮漬 うちの裏は渓流で 毎日一人 二人と 釣り人がやって来る。 今は鮎のシーズンで 川の中に入ってじっと立ち 鮎がかかるのを待っている。 鮎のシーズン。 うちにも 小鮎が届いた。 貰ったからには 何かを作らねば。 二人の世帯には沢山過ぎる鮎。 日持ちをする酸っぱい「南蛮漬」と 醤油と少しの砂糖 酒を少しと 山椒の実を加えた「醤油煮」 「南蛮漬」 小麦粉をまぶして 少しの油で揚げ焼きにする。 新玉ねぎと山椒の実を入れた甘酢に どんどん浸して行く。 醤油も少し回しかける。 「醤油煮」 熱湯で茹でこぼした鮎。 醤油 砂糖 酒 山椒の実で 醤油の汁がなくなり 鮎に照りが出るまで 気長に丁寧に炊く。 何日かかって完食出来るのか。 それとも 冷凍庫に入れるのか。 成り行きが楽しみでもある。
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