高額の配当金が得られる競馬の予想情報を提供すると偽り、現金をだまし取るなどしたとして、詐欺の疑いで情報提供会社社長、大多和孝良容疑者(41)=市川市福栄=ら13人が県警に逮捕された事件で、提供した予想が外れた際などに大多和容疑者らが、「予想の監修者が記憶喪失になった」「監修者が交通事故に遭った」などと弁解する書面を会員に送付していたことが14日、県警生活経済課への取材で分かった。 同課によると、主犯とみられる大多和容疑者は「社員に任せていたので、詐欺をしているとは思わなかった」と容疑を否認しているという。 大多和容疑者は平成17年ごろから、実際には情報を提供する意思も能力もないのに、ダイレクトメールで「高配当を得られる」などと偽って会員を募集。虚偽の的中実績や「調教分析のスペシャリスト」「極秘情報をもとに分析」といった嘘で会員を集め、登録料や更新料として現金を詐取したとみられる。情報を受け