[ニューヨーク 6日 AP] クロロクス・ペット・プロダクツ・カンパニーの猫用トイレのテレビCMについて、ニューヨーク州の裁判所判事が「ライバル会社に対する優位を保つため不当な内容である」と述べ、同社にこのCMを打ち切るよう命じた。 クロロクス社が放送しているのは、ライバルであるチャーチ&ドワイト社の猫用トイレと自社製品の違いを強調するCM。匂いのテスト結果などを提示し、ドワイト社のものよりも自社製品の方が格段に優れていると視聴者に主張するといった内容。 同コマーシャルには11人のパネリストが登場し、トイレの匂いを44回チェックする。その結果、11人全員が「全く不快な匂いはしません」とコメントするが、同判事は「極めて信じがたい」と述べて判決を下した。 クロロクス社はこの判決を不服としており、CMの内容に嘘はないと主張している。