世界の人口の8割以上が街の照明などで夜空が明るくなる「光害」の影響を受けており、約3分の1は「天の川」が肉眼で見られなくなっていることが欧米の研究チームの分析でわかった。米国民の約8割、日本では約7割が肉眼で見られず、最も深刻なシンガポールでは、ほぼ全土で夕方のように薄明るい夜が続き、自然の夜の暗さを感じなくなっているという。 米科学誌サイエンス・アドバンシズ(電子版)に論文が掲載された。研究チームは高解像度の衛星写真を分析し、各国の地域ごとに自然状態の夜空に対し、人工光による「光害」の深刻度を6段階に分類した。 その結果、天の川が見られない都市部などに住む人口は、世界全体の約3分の1。先進国の割合が高く、米国では約8割、欧州で約6割、日本でも約7割に達した。最も光害がひどいシンガポールでは、全土で人の目が暗いところに反応する「暗順応」が起きなくなるほどだという。 一方、アフリカ諸国では、
ロンドン(CNNMoney) 欧州宇宙機関(ESA)が月面上に「村」を作る構想を進めている。科学やビジネス、観光、採鉱目的での利用を視野に入れているという。 ESAのヨハン・ディートリッヒ・ヴェルナー長官は最近公開された動画で、月に恒久的な基地を作るのが宇宙開発の次の段階の論理的なステップだと言及。将来的にはこの村が国際宇宙ステーション(ISS)に取って代わる可能性があるとも語った。ISSは当初、2020年に退役する予定だったが、24年まで運用を延長することが決まっている。 ESAは月面上に村を建設する技術が確立するのに20年はかかると見ている。 ヴェルナー長官は、村の建設には月の天然資源を利用し、地球から持って行く必要はないとも指摘。建物の資材などはロボットや月面探査車を使って3D印刷技術で製造できるとしている。 月面上に人間が定住するのはリスクも伴う。宇宙線や微小隕石の危険があるほか、
宇宙飛行士の野口聡一さん(49)が、国際宇宙ステーション(ISS)における飛行士の行動を分析した論文をまとめた。 野口さんが論文を書くきっかけとなったのは、最初に宇宙に行った2005年7月の打ち上げ。約2週間の慌ただしいミッションを終えて地球に戻ったため、余裕ある長期滞在ができたら人間の内面の変化も調べたいと感じた。「理系的な思考から離れて、宇宙体験のもっと大きな意味を探りたい」。そう思い立ったという。 ISSで「上下関係」を意識しなくなることは、野口さん自身も気づいていなかった。飛行士40~50人に聞いた範囲でも、ほとんどの人が「行動は地上と同じだ」と答えたという。だが、木下さんと一緒に写真を分析すると、変化があった。「本人が意識していなくても、(無重力になることで)動作や社会規範が変わっていくのではないか」 野口さんは、宇宙滞在が宗教観… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると
重力がなく上下がない宇宙空間では、人間関係の「上下」もなくなるかもしれない。宇宙飛行士の野口聡一さん(49)が、国際宇宙ステーション(ISS)滞在時の体験などをもとに、飛行士のふるまいを分析した論文をまとめ、8月発行の日本社会心理学会の学会誌で発表した。 野口さんは、2009年12月から10年6月まで滞在した間に飛行士を撮影した約2600枚の写真について、共同研究者の木下冨雄・京都大名誉教授(社会心理学)と議論。大きく四つのタイプに分けて、乗組員たちの位置取りと階級の関係を分析した。 最も多いタイプは、カメラをさほど意識しない日常風景。船長(司令官)が位置取りの上で尊重されていると思われるシーンは見つからなかった。例えば、テーブルを囲んでの食事では、船長の頭の上に他の飛行士が浮かんでいた。 上下を意識しないもう一つのタ… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけま
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