最新のおもちゃを一堂に集めた国内最大規模の展示会「東京おもちゃショー」はことしも活気に満ちていました。国内のおもちゃの売り上げはこのところ好調が続いています。売り上げに直結する子どもの数が年々減っているなかで、好調の背景には何があるのか。展示会の会場からメーカーの戦略を探ります。(経済部 加藤誠記者) 失速しなかった「アナ雪」「妖怪ウォッチ」後 ことしで55回目となる「東京おもちゃショー」には、国内外のメーカー160社が参加しおよそ3万5000点の最新のおもちゃが展示されています。 展示会特有の華やかさに加えて、会場に活気が感じられたのは、国内のおもちゃの売り上げが 2年連続で8000億円の大台 にのるなど好調を維持しているからです。 業界団体の日本玩具協会が推計する昨年度・平成27年度の国内の売り上げは、8003億円。社会現象にもなった映画「アナと雪の女王」やアニメ「妖怪ウォッチ」の関連