「『殺してやる』じゃなくて本当に人を殺す感じなの」――。2年前から女性はストーカー男の恐怖に苛まれ、命の危険を感じていた。2人の出会いから1000万円の行方、事件直前のSNS配信。総力取材で事件の謎に迫る。 ▶︎実はバツ1、前妻はキャバ嬢、普段は ウーバー配達員 ▶︎親友の新証言「1000万円はシャンパンタワーに消えた」 ▶︎被害者最後の食事は「冷凍餃子と雪見だいふく」 「事件の直前、彼女はTikTokのライブ配信をしていました。いつものように他愛のない話をして、冷凍の餃子を焼いて、ご飯をチンして食べていた。『美味しい』って。夜遅くで彼女はもう半分寝ていたので『遅いから寝なよ』と声をかけたら、『コンビニに行ってから寝るわ』と配信を終えた。それが彼女との最後のやりとりでした」 こう語るのは、殺害された平澤俊乃さん(25)の親友の男性Aさん。 和久井容疑者 和久井は前日から、平澤さんの自宅タワ