FNMA(ファニーメイ)、FHLB,フレディーマックなどはエージェンシーと呼ばれ、Quasi-Soverign というカテゴリーで政府に準ずる政府機関として扱われてきました。 所が、政府保証とはどこにも書いていないがために、その債券は本当に大丈夫なのか、という議論は実は古くからあるのです。USTに準じて、リスクウェートが10%というだけなので、通常はせいぜいT+10-15くらいのスプレッドがマキシマムなのですが、ファニーはどうも政府が面倒を見ないらしい・・・といううわさが何年かに一回必ず出てきて、突然+50なんてスプレッドになったりしたもんです。 つまり今回の話は古くて新しいともいえます。 にも拘わらず、今回、アメリカが公的資金注入にまで追い込まれた背景には極度の信用収縮という問題があります。勿論株価の低迷という表面上の問題はありますが、もともと株と債券は別物。株がゼロになっても債券が戻っ