ユーザー行動を時系列に並べる各種方の開発現場における需要」というタイトルで発表した。 ユーザーの行動を時系列に沿ったストーリーとして整理する手法は、「カスタマージャーニーマップ」、「サービスブループリント」、「ユーザーストーリーマッピング」など、様々ある。それぞれには全体像の可視化や、インタビュー結果のまとめ、要件・仕様のまとめといった様々な役割があり、各開発現場でカスタマイズしながら受け入れられている。 そのような中で、この「ストーリーマッピングをはじめよう」は、どんな位置づけになるのか気になって読んだ。 ストーリーの構造 本書で紹介されている「ストーリー」は、「ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング」で紹介されていたストーリーのパターンのうち、最も強力な「Heroパターン(英雄パターン)」を基本構造として、各現場に適用しやすくしたものだと考えられる。 (※Heroパターンは、