菅義偉官房長官は27日の記者会見で、国の税金を使って首相が主催する「桜を見る会」に、反社会的勢力とみられる人物が参加していたと野党が追及している問題について説明した。主な内容は次の通り。 ――長官の「(反社会的勢力が)結果として入っていたんだろう」との発言を受け、野党側は「進退に関わる」と問題視している。責任をどう捉えているか。 「個々の招待者が招待されたかどうかも含め、個人情報なので従来回答は控えている。『反社会的勢力』は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではない。26日の記者会見では、もし一緒に撮った写真があるなら、私自身は把握していないが、その方は結果として会場にいたのだろうと(いう趣旨で)申し上げた。反社会的勢力の出席を私自身は申し上げてはいない」 ――本当に出席していたかは確認しているのか。 「撮影の人物は面識がないし、個々の招待者の参加について承知していない」