12月9日(現地時間)、ソニーの子会社であるSony Pictures Entertainment(SPE、以下ソニー・ピクチャーズ)は、アメリカのAT&Tより、アニメ配信サービス「クランチロール」(Crunchyroll)を運営するEllation Holdingsの完全子会社化に合意した、と発表した。買収の主体となるのはソニー・ピクチャーズ傘下の米法人・Funimation Global Groupで、買収金額は11億7500万ドル(約1222億円)となる。 この夏からソニーがクランチロールを買収するのではないか、という観測は出ており、合意は秒読み段階と見られていたが、年をまたぐことなく決着した。 ソニーはなぜクランチロールを買収したのか? ネットフリックスとの関係性、キーになる企業も含めて、その背景を考察してみたい。