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  • イスラエル軍の狙撃兵、ガザの教会にいた母と娘を「冷酷に」射殺 | ローマ教皇も「無差別攻撃」を非難

    12月16日、パレスチナ自治区ガザ地区にある教会をイスラエル軍が攻撃し、教会に避難していた母親と娘を射殺したと、エルサレム総主教庁が明らかにした。 これを受けてローマ教皇フランシスコは17日、あらためてガザで民間人が犠牲になっていることに懸念を示した。 この数日前にはイスラエル軍が人質3人を誤って射殺したことが明らかになっており、ガザ地区への容赦ない攻撃を続けるネタニヤフ政権に対する批判が高まっている。 「スナイパーは動くものすべてを狙っている」 エルサレム総主教庁の声明によると、射殺されたのはナヒダという女性と娘のサマル。銃撃が始まる前に警告はなく、「彼らは戦闘するような人間が一人もいない教区の敷地内で冷酷に撃たれた」という。 さらに7人がほかの人を守ろうとして銃撃を受け、負傷したとしている。 カタールのメディア「アルジャジーラ」によると、ガザのキリスト教徒を受け入れているこの教会はここ

    イスラエル軍の狙撃兵、ガザの教会にいた母と娘を「冷酷に」射殺 | ローマ教皇も「無差別攻撃」を非難
    tanayuki00
    tanayuki00 2023/12/19
    ローマ教皇フランシスコいわく、「『これは戦争であり、テロだ』という人もいます。たしかにこれは戦争であり、同時にテロ行為でもあります」
  • “生みの親”であるサム・アルトマンが語る「ChatGPTがこの世界に誕生するまで」 | 仕事は「開発」と「ディストピア」の綱渡り

    仕事は「開発」と「ディストピア」の綱渡り “生みの親”であるサム・アルトマンが語る「ChatGPTがこの世界に誕生するまで」 ChatGPTの生みの親であるサム・アルトマンは、AI抜きでは人々が「少し自分に何か欠けている感じ」がする未来を想像する Photo: Clara Mokri for The Wall Street Journal サム・アルトマンが備える絶妙なバランス感覚 人工知能AI)ブームの最前線に立つ米新興企業オープンAIのサム・アルトマン氏(37)は、コンピューターが人間のように会話し、学習する未来を長い間夢見てきた。 米ミズーリ州セントルイス郊外にある自宅の寝室で、8歳の誕生日に買ってもらったアップルのパソコン「マッキントッシュLC II」で夜遅くまで遊んでいたとき、ふと気づいた。「いつの日か、コンピューターが考えるようになる」と。 アルトマン氏が率いるオープンAI

    “生みの親”であるサム・アルトマンが語る「ChatGPTがこの世界に誕生するまで」 | 仕事は「開発」と「ディストピア」の綱渡り
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    tanayuki00 2023/04/12
    誰と誰が手を組み、誰と誰が反目しあっているのか。どんな懸念があるのか。歴史的な経緯がわかると見えてくるものがある。
  • 出生率を改善させる政策はない…各国の過去数十年のデータから見えてきたこと | 北欧でさえ少子化を脱却できず

    手厚い少子化対策で知られるスウェーデンでさえ… 約20年前、オーストラリア政府は、ピーク時に子供1人あたり約6000ドル(約79万円)に相当する現金を支払う「ベビーボーナス」プログラムを試みた。 キャンペーンが開始された2004年当時、国の出生率は女性ひとりあたり約1.8人だった。 このプログラムにより、2008年までに出生率は約2.0まで上昇したが、プログラムが終了してから6年後にあたる2020年までに、数値は1.6まで低下。つまり、プログラムが最初に導入されたときよりも下がった。

    出生率を改善させる政策はない…各国の過去数十年のデータから見えてきたこと | 北欧でさえ少子化を脱却できず
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    tanayuki00 2023/02/21
    「経済的インセンティブが生まれる子供の総数を増やすことはほとんどない」
  • 「僕らが最後の世代なんで」─子供を持たないと誓う中国の若者たちの主張 | 国が掲げる目標とは「絶対に相容れない」彼らの現状

    人口減少の時代に突入した中国では、政府が子育て支援などの対策に乗り出しているにもかかわらず、「子供を持ちたくない」と考える若者が急増している。何が彼らをそう思わせるのか、英紙「ガーディアン」が取材した。 人口減少に歯止めがかからず 中国の都会に住む若い女性たちに、子供を持つ可能性はあるかと聞いてみれば、おそらく、あまり乗り気ではない答えが返ってくるだろう。 「子供にいい暮らしをさせてあげるには、お金がかかりすぎます。学校で教わるのは政府のプロパガンダですから、自分の子供はインターナショナルスクールか海外の学校に入れたいんです。でもそれは金銭的に無理です」。こう話すのは、コンコンという26歳の研究者だ。彼女は子供は持たないと決めている。 1月、中国政府はこの国が「人口減少の時代」に突入したと発表した。1958年から1961年にかけて起こった大飢饉以来となる、歴史的な人口減少を受けてのことだっ

    「僕らが最後の世代なんで」─子供を持たないと誓う中国の若者たちの主張 | 国が掲げる目標とは「絶対に相容れない」彼らの現状
    tanayuki00
    tanayuki00 2023/02/21
    生れてくる赤ん坊が限られたリソースをめぐって自分たちの競合とみなされるようになるのは不老不死が実現してからだと思ってたけど、新しい生命を歓迎しない理由は、もっと別のところから生じるのかもしれない。
  • 認知心理学者が懸念「社会悪を正すためにも、人の先天的な性格の研究を止めてはならない」 | 「身体と精神は別物である」という誤解

    性格、素質、才能は生得的なものである──そうした考え方が、差別や抑圧に利用されることは確かにある。そのような不正義に対する恐れから、最近では、先天的な心理的特性に関する研究そのものを抑制しようという動きも一部で見られる。 しかし、先天的な心理的特性を研究するイーリス・ベレントは、科学研究そのものを抑制しても社会悪がなくなるわけではないと考える。精神の先天的要素も、身体の先天的要素と同等に科学的に扱うべきだと論じるベレントは、なぜ人々が「精神」と聞くと身構えてしまうのかについても、鋭い分析をおこなっている。 子育てをしていると、人間の素質についていろいろと考えさせられることがある。何人かの子供がいる人は、子供たちひとりひとりの違いに早い段階で気づくかもしれない。私の息子は幼い頃、初めて音楽を聴いたとき、目を大きく見開いて真剣な眼差しになった。私の娘は幼い頃から、明らかに社交的な性格だった。生

    認知心理学者が懸念「社会悪を正すためにも、人の先天的な性格の研究を止めてはならない」 | 「身体と精神は別物である」という誤解
    tanayuki00
    tanayuki00 2023/02/06
    宗教的バイアスが希薄な日本人だからこそできることがきっとある。くもりなきまなこで見定めたい。
  • 進化生物学の巨匠ジェリー・コイン「人間の差異は環境だけに由来するという考えは、ばかげています」 | 男と女には遺伝的な違いがある

    「土着の科学」の危険性 ──科学を「脱植民地化」し、「西洋的」とされる科学と同様に、土着の伝統的知恵を推奨しようとする考えも、あなたは批判していますね。 先住の人々が科学に貢献したという話を、私は聞いたことがありません。西洋の薬局に並んでいる薬の少なくとも三分の一は植物由来で、その一部は原住民によって発見されたものです。キニーネはアンデス原産の低木由来、アスピリンはヤナギが用いられています。 これらの経験的な発見は、科学と協働可能でしょう。しかし、科学と伝統的知恵の間には大きな違いがあります。科学は方法論、ある事柄が正しいか否か知るための方法に基づいています。伝統的な知恵のほうは、仮説、証明、公表などに基づいてはいません。 そもそも、「西洋的な科学」などというものはありません。科学は300年前のヨーロッパから、現代のようなかたちへと発展してきたように見えます。しかし、こんにちの科学は世界中

    進化生物学の巨匠ジェリー・コイン「人間の差異は環境だけに由来するという考えは、ばかげています」 | 男と女には遺伝的な違いがある
    tanayuki00
    tanayuki00 2023/02/02
    国民の22%しか進化論を信じていない米国に研究者が集まるのはなぜ?「もし科学の授業で、半分が神話や迷信から成り立っている内容を教えるとしたら、その教育は改善すべきです。」
  • 遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか

    ──ダーウィン主義の生物学者のあなたは、宗教右派と論争してきました。しかし、左派に対して警鐘を鳴らすようになったのはなぜでしょうか? もともとの私の論敵は、創造論者、反ワクチン主義者、気候変動懐疑論者です。細かく言うと、アメリカ人の半数以上が創造論者であり、そのうちの40%が聖書の字義通りの創造を信じ続けています。33%は、人間は何百万年もかけて進化したと考えていますが、その進化も神の導きだと思っています。「インテリジェント・デザイン」論(註:何らかの知性ある存在が宇宙や生物の発生に介在したとする理論)に通ずる考え方です。 進化論を信じるアメリカ人、つまり、進化は神と何も関係がないと考える人々は22%しかいません。ただ、創造論はすでに大学からは駆逐され、公教育で創造論を教えてはならないとする判決が最高裁で出ています。最高裁の保守化でどう変化するかはわかりませんが……。 いまのところ、この戦

    遺伝も性別もタブー… 進化生物学者が危惧する「左派からの科学への攻撃」 | ダーウィンもメンデルも“キャンセル”されてしまうのか
    tanayuki00
    tanayuki00 2023/02/02
    その行為が倫理的に正しいかどうかなんて人間以外の自然にとっては縁もゆかりもないことで、混同するほうがおかしい。それはそれ、これはこれ。
  • 核戦争に備えるキーウ市民の「核リュックサック」の中には何が入っているのか? | ラジオ、保温下着、おもちゃ、栓抜き…

    5歳の子供まで核リュックを背負って外出 ウクライナの首都キーウ(キエフ)に核爆弾が落とされた場合、セルヒー・ドミトラックが最も恐れているのは、爆風を逃れても飢えや渇き、寒さで死んでしまうことだ。そこで彼は、1週間分の料とサバイバル用品を詰め込んだ、人曰く「核リュックサック」を準備している。 パブロ・フクも同じような持ち出し袋を用意している。自宅と職場の地下室には装備を施し、郊外に発電機や料、燃料を備蓄するための家を借りた。彼の心配は、この脅威を甘く見ている友人や親戚が、同様の予防策をとらなかったために命を落としてしまうことだ。 ナタリア・スリマは、5歳の息子ミーシャと離れ離れになることだけが心配で、サイレンが鳴ったら大人について避難所に行くことが大事だと教え込んでいる。息子専用の核リュックには、トランスフォーマーのおもちゃ、おやつ、お気に入りの『竜と暮らした少年』が詰め込んであり、

    核戦争に備えるキーウ市民の「核リュックサック」の中には何が入っているのか? | ラジオ、保温下着、おもちゃ、栓抜き…
    tanayuki00
    tanayuki00 2023/01/20
    「息子専用の核リュックには、トランスフォーマーのおもちゃ、おやつ、お気に入りの本『竜と暮らした少年』が詰め込んであり、これを背負わずに外出させないようにしている」
  • 「鉄オタ」を公言する駐日米国大使、鉄道への熱い愛を積極的に発信 | 日本に着任したときの最優先事項の一つ

    クーリエ・ジャポンのプレミアム会員になると、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトの記事(日・英・中 3言語)もご覧いただけます。詳しくはこちら。 駐日米大使として天皇に謁見(えっけん)したり、ジョー・バイデン大統領を大使公邸に迎えたりしたラーム・エマニュエルが、同じくらい感動した瞬間がある。新幹線の車掌室に招かれたときだ。 列車は時速240キロを超えるスピードで東京に向かっている。興奮しつつ「はい、入れてくださるならぜひ」と答えたという。 入室が認められ、車掌と鉄道について話すことができた。日では電車が予定より1分早く到着することは1分遅れるのと同様にひんしゅくを買うのだと車掌は説明した。「4時1分が予定時刻で4時に到着すると、そのように記録に残されてしまう」とエマニュエルは話した。

    「鉄オタ」を公言する駐日米国大使、鉄道への熱い愛を積極的に発信 | 日本に着任したときの最優先事項の一つ
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    tanayuki00 2023/01/05
    「米国なら車や飛行機のほうがいいという人々から非難されそうだが、エマニュエルは日本では自分の鉄道愛を広く知らせることは政治的にプラスしかないと言い、そのことが鉄道愛を存分に活用する動機になっている」
  • 米国の中間選挙で有権者たちが「投票の判断基準」にしたものは何だったのか | 進むインフレ、犯罪増加…

    米国各地で11月8日、中間選挙の投票が始まった。上下両院の議会選のほか、36州の知事選なども同時に行われる。投票所に向かう数千万人の有権者が最も高い関心を寄せているのは、足元のインフレ高進に加え、人工妊娠中絶の権利や犯罪増加といった社会問題だ。 下院は共和党が過半数を奪還する勢い。一方、上院は依然どちらに転んでもおかしくない状況だ。大接戦で結果がすぐ判明しない州があったり、勝利確定に50%以上の得票率が必要なジョージア州で決選投票が決まったりすれば、同日夜あるいは9日朝の段階でも上院の勢力図は定まらない可能性がある。 一部の州では数週間前から投票の受け付けが始まっており、フロリダ大学の米選挙プロジェクトによると、これまで推定4420万人が期日前投票を済ませた。これは中間選挙の期日前投票としては40年ぶりの高水準だった2018年(約3900万人)を上回っている。 中絶の権利をめぐる議論 有権

    米国の中間選挙で有権者たちが「投票の判断基準」にしたものは何だったのか | 進むインフレ、犯罪増加…
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    tanayuki00 2022/11/11
    まあ、もちつけと。「過去の動向を踏まえると、共和党には強い追い風が吹いている。第二次世界大戦以降、大統領が率いる政党は1期目の中間選挙で、平均28もの下院議席を失っている。」
  • カンヌ受賞のイラン人女優「彼らは女がヒジャブを外したら国が滅びると信じている」 | イランは女性を辱めることに「快感」を得ている国

    イランは女性を辱めることに「快感」を得ている国 カンヌ受賞のイラン人女優「彼らは女がヒジャブを外したら国が滅びると信じている」 10月28日、イランの首都テヘランで行われた抗議デモ  Photo by WANA (West Asia News Agency) via REUTERS

    カンヌ受賞のイラン人女優「彼らは女がヒジャブを外したら国が滅びると信じている」 | イランは女性を辱めることに「快感」を得ている国
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    tanayuki00 2022/11/08
    「これ以上、彼らに支配されるわけにはいきません」「自分を隠して、彼らの思惑通りに動くことはできません。私たちは嘘をつくことを学んで育ちました。イランにいる8400万人の人々は、8400万人の役者なのです」
  • キャロル・フーヴェン「さまざまな職種で男女比を同じにするのは、まったくの見当違いに思える」 | ハーバード大の進化生物学者が突きつける「生物学的性差の現実」

    ──書であなたは、人間の男と女、また他の哺乳類における雄と雌における、根的な差異について語っておられます。すなわち、前者(男・雄)は継続的に小さな、またある意味では安上がりな生殖細胞(精子)を大量に生産し、後者(女・雌)は、より大きな生殖細胞(卵子)をずっと少なく生産します。 これが意味するのは、二つの性はその長い歴史において、それぞれの行動様式ついての異なる動機・誘因を持ち続けてきたということであり、またそのことが二つの性の共存に緊張をもたらしてきたということです。 進化生物学者でもなければ、何十億年にもわたる生物の性的再生産の深遠さを歴史的に理解することは難しいでしょうし、また、生物の性的再生産に関わる行動様式は繰り返し練り上げられ複雑化してきてもいます。 たとえば、体内受精に相当の時間とエネルギーコストをかける哺乳類を観察してみると、それは魚やカエルなんかとはまったく違うわけです

    キャロル・フーヴェン「さまざまな職種で男女比を同じにするのは、まったくの見当違いに思える」 | ハーバード大の進化生物学者が突きつける「生物学的性差の現実」
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    tanayuki00 2022/11/07
    男は性欲の奴隷?「性的欲動がテストステロン摂取によってもたらされる最も強烈な心理的反応の一つであること」「平均的男性レベルのテストステロンを摂取すれば、性的欲動が一気に強まることは明らかなのです」
  • 現在起きている物価上昇にともなう混乱は、通常のインフレ対策では乗り切れない理由 | 私たちは「インフレ」を誤解している

    『まっとうな経済学』、『統計で騙されない10の方法』など、経済に関する数々の著書で知られる英経済コラムニストのティム・ハーフォード。 彼は、今回も英紙「フィナンシャル・タイムズ」のコラムで、今起きている物価上昇は一般的な「インフレ」とは異なり、求められる対策も違うという。何が問題なのか、ハーフォードが解説する。 物価上昇には2つの要因がある インフレとは何だろうか。それはモノがより高価になることで、悪いことだ。 しかし、ミルトン・フリードマンは異なる見解をしている。非常に影響力のあるこの経済学者は、1963年の講演でインフレを「物価の安定的かつ持続的な上昇」と定義した。さらに「インフレはいつどこで起きようが、貨幣的現象に過ぎない」と述べている。 この見解の違いは重要だ。その違いを明らかにするため、2つのシナリオを考えてみよう。どちらのケースでも過去1年間に消費者物価が10%上昇したとする。

    現在起きている物価上昇にともなう混乱は、通常のインフレ対策では乗り切れない理由 | 私たちは「インフレ」を誤解している
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    tanayuki00 2022/10/19
    「お金の価値が下がる→物価が上がる」のと「エネルギーコストが上がる→物価が上がる」のは別物だよ、という指摘。問題は、両者がいっしょに起きたときに対策を分けられないところ(ならば結局、同じってこと?)
  • ノーベル賞作家オルハン・パムクが語る「トルコで反体制派の作家として生きるということ」 | 新作『ペストの夜』で再びトラブルに

    2006年にノーベル文学賞を受賞したトルコの作家、オルハン・パムク。11月に邦訳が刊行予定の新作『ペストの夜』について、また2023年に選挙を控えるエルドアン大統領、友人であり8月にニューヨークで刺傷された作家のサルマン・ラシュディについて、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が聞いた。 オルハン・パムクは、イスタンブールのヘイベリ島にあるレストラン「マヴィ」の女性オーナーと特別な絆で結ばれている。20年ほど前、彼女に窮地を救われて以来の仲なのだ。 パムクは当時、1915年のオスマン帝国によるアルメニア人虐殺についての発言が物議を醸し、自国トルコで激しいバッシングを受けていた。水辺にあるこのレストランで夕を終えたパムクは、国粋主義者たちのグループがこの島に上陸し、彼の別荘のすぐそばに集まっていることに気がついた。 そこでマヴィのオーナーのニガー・チェルクは、島を走る馬車に2人で飛び乗ろうと提

    ノーベル賞作家オルハン・パムクが語る「トルコで反体制派の作家として生きるということ」 | 新作『ペストの夜』で再びトラブルに
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    tanayuki00 2022/10/04
    「トルコの大統領が次第に独裁的になっていくなか、ペスト小説は、パンデミックがいかに支配者の独裁者的傾向をエスカレートさせるかを探るのにぴったりだと思えたから」
  • 作家ポール・オースターの息子 父との複雑な関係と薬物死 | 父と継母の小説の「ネタ」にされて…

    作家ポール・オースターの息子が薬物死したのをご存知だろうか。幼い頃から父の作品に登場し、クラブシーンと薬物に溺れていった彼は、どんな人生を送ってきたのか──。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が振り返る。 2022年4月のある朝、ブルックリンの地下鉄で44歳の男が意識不明の状態で発見された。男の名前はダニエル・オースター。薬物の過剰摂取が原因だった。彼は病院に運び込まれたが、延命治療を止めた6日後に死亡した。 DJや写真家として活動したダニエルは、長いあいだ薬物依存症と闘ってきた。彼は、作家のポール・オースターと、同じく作家のリディア・デイヴィスの息子だ。 亡くなる直前、ダニエルは、10ヵ月の娘ルビーを前年に死なせた罪に問われていた。死因はヘロインとフェンタニルの急性中毒だった。ルビーが亡くなったのは、ブルックリンのアパートで彼と2人でいたときのことだった。ダニエルのでグラフィックデザイナー

    作家ポール・オースターの息子 父との複雑な関係と薬物死 | 父と継母の小説の「ネタ」にされて…
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    tanayuki00 2022/09/20
    親子といえども別人格。アメージング・エイミー。「誰かの文章に自分が描かれているのをみるのは、ショックなものです。たとえそれがネガティブなものでなくても。取り上げられ、利用されるということですから」
  • この世にあなたのドッペルゲンガーはおそらく存在する | 「そっくりさんプロジェクト」がきっかけで、外見以外の共通点が明らかに

    世界には自分とそっくりな人が3人いるとの通説があるが、血縁関係のないそっくりさんたちを集めた最新研究により、驚きの結果が得られたと、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。 きっかけは写真プロジェクト チャーリー・チェイセンとマイケル・マローンは、1997年にアトランタで出会った。当時マローンは、チェイセンのバンドにゲスト・シンガーとして参加していた。二人はすぐに友達になったが、周囲の人々の反応に気づいていなかった。二人は双子のようにそっくりだったのだ。 マローンとチェイセンは、まるでドッペルゲンガーだ。驚くほど似ているが、血縁関係はない。直近の祖先が同じ地域の出身というわけでもない。チェイセンの祖先はリトアニアとスコットランド出身で、マローンの両親はドミニカ共和国とバハマ出身である。

    この世にあなたのドッペルゲンガーはおそらく存在する | 「そっくりさんプロジェクト」がきっかけで、外見以外の共通点が明らかに
    tanayuki00
    tanayuki00 2022/09/08
    一般に考えられているのとは逆に、DNA的にはむしろ近く体内外の環境が違いを生んでいるというのがおもしろい。「遺伝子が二人を引き合わせ、エピジェネティクスとマイクロバイオームが引き離しているということです」
  • 大量流出した個人情報で判明「中国の人口はある時点から急減している」 | 人口学者が詳しく解説

    中国は人口統計の数値を捏造していると指摘されており、異議を唱える者は取り締まりの対象となってきた。そのため同国が「公式」としている人口に関しては、さまざまな議論がある。 そんななか、中国の公安当局が管理する10億人分の個人情報が流出した可能性があると7月に報じられた。氏名や住所、犯罪歴、病歴記録までが含まれており、史上最大規模の情報流出とされている。 著名な人口学者である易富賢によれば、この事件によって漏洩した情報が中国の「数値捏造」を裏付けているという。 人口減少を頑なに認めない 中国政府公認の人口統計数値が意図的にかさ増しされていることなど、誰もが知っていることだ。にもかかわらず、当局はこれらのデータに疑義を呈する者たちを次々と弾圧している。 たとえば拙著『大國空巣』は、2007年の出版直後に発禁となった。同書が中国の一人っ子政策への懸念を表明し、人口の減少が始まるのが、中国当局と国連

    大量流出した個人情報で判明「中国の人口はある時点から急減している」 | 人口学者が詳しく解説
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    tanayuki00 2022/09/08
    将来予測の下方修正が必要なレベルでは。「つまり中国の実際の人口は、政府公式発表の14.1億人ではなく、私の推定であった12.8億人よりもさらに少ない可能性がある」
  • 中国軍の大規模演習は警告でなく、台湾有事の「予行演習」だと言える理由 | ペロシ議長の訪台が「中国の軍事活動」を正当化した

    ナンシー・ペロシ米下院議長の訪台が「内政干渉」であるという主張から、中国人民解放軍が台湾周辺で4日間の重要軍事演習行動をとったことは、記憶に新しい。これは抗議の意思表示でも警告でもなく、台湾有事の「予行演習」だ──英誌「エコノミスト」に寄せた記事で、中国軍事の専門家はそう語っている。なぜそう言えるのだろうか。 怒りが軍を大きくした 中国の人民解放軍(PLA)は8月4日午後、史上最大かつ最も高度な軍事演習を開始した。1週間の演習期間中、中国台湾近海で数十発のミサイル発射訓練を行い、戦闘機100機、駆逐艦10隻、支援艦群を投入した。潜水艦や航空母艦も一翼を担った。 1995〜96年にかけて、台湾周辺では第3次台湾海峡危機があった。そのときは数ヵ月のあいだに4ヵ所の空・海域で演習を行い、6発のミサイルを発射している。 今回の大規模演習と比べれば、それも子どもの遊びに近い。 中国政府が今回の軍事

    中国軍の大規模演習は警告でなく、台湾有事の「予行演習」だと言える理由 | ペロシ議長の訪台が「中国の軍事活動」を正当化した
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    tanayuki00 2022/09/02
    「ペロシの訪台により、中国政府は新たな段階の軍事活動への移行を難なく正当化することができた。そしてアメリカの台湾防衛は、ますます困難になっている」
  • 違法採鉱で垂れ流される「水銀」がアマゾンの河川を蝕んでいる | 人体に有害な濃度が検出

    熱帯雨林に走る無数の「ひび割れ」 上空750m超から見ると、その汚れた滑走路は、どこまでも続くかのような熱帯雨林に走る、一筋のひび割れにすぎない。その周囲を取り囲むのは泥だらけの採鉱場であり、そこから川底へと有毒な化学物質が流れ出ている。 この滑走路の所有者は、ブラジル政府である。保健局が付近の村に住む先住民の人々に接触するには、これが唯一の手段だ。ところが、この滑走路を違法採鉱者たちが横取りし、道路のない地域への小型航空機による機材・燃料輸送に利用している。そして、他の航空機が近づくと、滑走路に燃料容器をずらりと並べて着陸不能にするのだ。 「あの滑走路は、今はもう鉱夫たちのものです」。先住民保健局職員のジュニオル・エクラリはそう語る。 鉱夫たちは、付近にさらに4の滑走路を違法に建設した。ヤノマミ族の土地として保護されていることになっているこの地域に、彼らはあまりにも急激に違法採鉱を拡張

    違法採鉱で垂れ流される「水銀」がアマゾンの河川を蝕んでいる | 人体に有害な濃度が検出
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    tanayuki00 2022/08/30
    「最近ブラジル政府が、ヤノマミの土地に流れる4つの川から採取した水を分析したところ、人体に影響ないと考えられている濃度の8600%もの水銀が検出された」
  • トランプ前大統領の娘婿クシュナーが語る「イヴァンカの改宗、ユダヤ教信仰、政権の裏側」 | 「なんで娘が改宗しなきゃいけないのか? なんで君が改宗できないのか?」

    ドナルド・トランプの娘イヴァンカの夫で、前米大統領の上級顧問も務めたジャレッド・クシュナーが回想録『歴史を破る──あるホワイトハウス回想録』(未邦訳)を出版した。ユダヤ系アメリカ人でもあるクシュナーの新刊から、米ユダヤ系メディア「フォワード」が、ユダヤ系にまつわる箇所を抜粋して紹介する。 この記事は米大手ユダヤ系報道機関「フォワード」で最初に掲載されたものです。フォワードの無料ニュースレター登録はこちら。 未来の義父との最初の出会い ドナルド・トランプと初めてやりとりをしたのは2007年のことで、それは不穏なものだったとクシュナーは書いている。 クシュナーは当時、自分が買収した週刊紙「ニューヨーク・オブザーバー」の出版社にいた。そのクシュナーに怒りの手紙を書いたのが、不動産トランプだった。オブザーバーが毎年出す「権力者リスト」の自分の順位が気に入らなかったのだ。

    トランプ前大統領の娘婿クシュナーが語る「イヴァンカの改宗、ユダヤ教信仰、政権の裏側」 | 「なんで娘が改宗しなきゃいけないのか? なんで君が改宗できないのか?」
    tanayuki00
    tanayuki00 2022/08/24
    「権力に留まるには、自分の支持者との関係を強く保つことだ」「報道や真ん中にいる政治家たちの支持がなくとも、支持者に忠実であり続けるなら、真ん中の集団がこちらから権力を奪うことはできない」