著作権者に無断で人工知能(AI)にコンテンツを学習させることは、どこまで許容されるのか。文化庁は20日、これまで曖昧だった線引きを明確にするため踏み込んだ考え方を示した。コンテンツの権利を巡るトラブルを抑え、生成AIを安心して使える環境作りが必要だ。現行の著作権法は、AIの開発のためだけにコンテンツを利用する場合は、原則として権利者の許諾を取る必要はないとしてきた。例外は権利者の利益を「不当
【上海=土居倫之】中国の金融会社アント・グループは7日、アリババ集団の創業者、馬雲(ジャック・マー)氏が実質支配株主でなくなったと発表した。馬氏は関連会社を通じてアントの株式を保有し、同社の経営の支配権を持っていた。アントは新規株式公開(IPO)手続き再開に向け、企業統治(コーポレートガバナンス)体制を整える狙いがある。 アントは中国のスマホ決済、支付宝(アリペイ)などを運営する金融会社で、2020年11月に予定していたIPOが直前で延期に追い込まれた。その後、当局の指導に対応し、企業統治体制などの整備に取り組んできた。今回の資本関係の整理で、議決権を分散させ、透明性を高める。 当局の指導を受けて、アリババとアントは経営の切り離しを進めていた。22年7月には、アリババの支配権を実質的に握る「パートナー」と呼ばれる統治機構から、アントの井賢棟・董事長兼最高経営責任者(CEO)など複数のアント
【ワシントン=坂口幸裕】米連邦議会下院の議長人事が混迷している。3~4日に計6回実施した議長選挙で、どの候補も当選に必要な過半数を得られない異常事態に陥った。バイデン米大統領は野党・共和党の党内対立で議長を選べない議会下院を「みっともない」と批判した。 3日に開会した議会は、共和が過半数を握った下院の議長選で、1回の投票で選出できない100年ぶりの事態に陥った。同党のマッカーシー院内総務の議長就任に反対する保守強硬派の「フリーダム・コーカス(自由議連)」の議員らが造反したためだ。 下院は4日に投票を再開したものの、実施した3回とも過半数の218票に届いた候補はいなかった。222議席を持つ共和から21人の造反が出たため、マッカーシー氏は3回の得票がいずれも201票にとどまった。4日は休会となり、5日に投票を再開する予定だ。 出席議員の過半数を得る候補が出るまで繰り返すルールがある。1回目の投
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