漫画家・水谷緑さんに聞く 本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行う「ヤングケアラー」を題材にした漫画「私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記」(文藝春秋)がロングセラーとなっています。統合失調症の母をもち、幼稚園のころから一家の世話をしてきた主人公が、失っていた「感情」を取り戻すまでの物語。2年間で10人以上に丹念な聞き取り取材をした漫画家水谷緑さんは、当事者への声かけを「『大丈夫?』と聞いてしまいがちだが、日常の普通のことを話しかけてみては」と考えています。