町山智浩さんのツイートでタランティーノの新しい彼女のHPが紹介されていました。 http://www.liannespiderbaby.com/ リアン・スパイダーベイビーさん。ファンゴリア誌、フェイマス・モンスターズ誌などでライターを務める方のようです。名前の由来はパム・グリア主演『コフィー』や『残酷女刑務所』の監督、ジャック・ヒルのデビュー作『スパイダー・ベイビー』からです。歳をとるごとにバカになり、人を喰いはじめる呪われた家族の恐怖を描いた映画です。*1さすが、QTの彼女になるほどの人物。わかってらっしゃる! 彼女の素性を知って、ボクが最初にイメージしたのは『桐島、部活やめるってよ』で橋本愛が演じた「かすみ」だ。 『桐島〜』を見た多くの(主に)映画秘宝読者たちが「橋本愛!けっきょくコッチ側の人間じゃないんだ!裏切られた!」と悲鳴をあげています。『鉄男』の特集上映に女の子独りで駆けつけ
『桐島、部活やめるってよ』について、人の感想を読むのが面白い。 かなり親切な作りですが、スッキリとしたオチめいた物を提示していないので、憶測が憶測を呼び自由な解釈をしている人も多く、多種多様さが楽しいのです。しかし、中には「全くわけが解らない?」と言う人も多いのです。そこで、『桐島』を理解するための基礎的な解釈をしてみようかと思います。当然ながらオチ(的な話)にも言及しますので、まずは劇場で『桐島、部活やめるってよ』を観賞をした後にお読みください。本エントリは高校生に読んで欲しいです。読んでないと思うけど…… 『ゴドーを待ちながら』 本作にはタイトルロールになっている「桐島」は登場しません。「桐島がいない」というのがドラマの軸になっています。これは舞台劇『ゴドーを待ちながら』のオマージュだと言われています。 『ゴドーを待ちながら』は1952年に発表された戯曲で不条理劇の傑作だとされています
『桐島、部活やめるってよ』観賞。 傑作です。現在、かなりの強敵を前に興行的に苦戦しているようですが、もし劇場へ駆けつけたなら後々自慢できる体験になるでしょう。必見です。まだ未見でしたら以下を読む前にまず劇場へ向かってください。 「ナンバー1にならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」と歌う「世界に一つだけの花」ほど残酷な歌は無いだろう。歌うのはジャニーズ事務所きってのスターグループSMAPであり、作詞作曲は稀代のヒットメイカー槇原敬之である。幾度となくナンバーワンに輝いた彼らは多くのファンにとって特別なオンリーワンであり、度々ナンバーワンにすらなった事がある。しかし、市井の人々のほとんどは彼らとは違い、誰か一人にとってのオンリーワンですら無い事実を受け入れざるをえない。代替えの可能な「ワン・オブ・ゼム(大勢の中の一人)」なのだ。 ほとんどすべての人にとって大いなる挫折を味わうのが高校
『ヘルタースケルター』観賞。 見るつもりなんか毛の先ほども無かったのだが、監督である蜷川実花の写真を見て力の抜ける半笑いとともに映画への興味がわいた。今の今まで意識して蜷川実花の写真を見た事が無かったのだが、街の巨大看板などで「品格とバランスを欠いてギャル化したピエール&ジルみたいだなあ…」と思っていた写真が蜷川の手によるものだと知ったからだ。 ピエール&ジル*1は80年代に活躍した写真家である。「ミカド」や「サンディ&サンセッツ」のジャケット写真などが有名で、インド宗教画などを模倣した色彩感覚と、50年代のコマーシャル写真に顕著な「斜め上をむいてニッコリ」というようなポージングなど、徹底した“キャンプさ*2”が特徴である。彼らが活躍した当時から「写真家」としてカテゴライズすべきかどうか疑問視する声は多かった。撮った写真はあくまで素材で、極彩色の背景やキラキラとしたきらめきは後から書き加え
『Catfish』観賞。 一部、手の早い映画好きの間で話題になっていた映画で、日本ではまだ劇場公開はもちろん、DVDリリースも決まっていないようです。予告を見ていたのですが、「なんだよ、またパラノーマルかよ…」と、むしろ食傷気味に思えたなかで消化試合に臨むような気分での観賞でした。見終わって、確かに冷たい手を背中に突っ込まれたような気分にはなりますが、飛び上がるようなショックシーンは無くて生真面目な作りだなぁとあまり良い印象は無かったんです。で、ネットで詳細を調べて驚愕し無茶苦茶落ち込みました。 これ、モキュメンタリーじゃなくてドキュメンタリーかよ…… 『Catfish』キャットフィッシュを直訳すると「なまず」です。もしかしたら、この映画が語源なのかもしれませんが、アメリカでのネットジャーゴンで「なりすまし」も意味しているようです。そして、この映画の中ではまた別の、非常に悲しみに満ちた意味
5月6日(日) 第十四回文学フリマ 開場・11:00(〜16:00終了) 場所・東京流通センター 第二展示場(E・Fホール) アクセス・東京モノレール「流通センター駅」 入場無料 Bootleg Basic 執筆者(名前の長さ順) 侍功夫 古澤健 破壊屋 宮本彩子 深町秋生 速水健朗 ナマニク 永岡ひとみ 真魚八重子 とみさわ昭仁 マトモ亭スロウストン くわしくはBootleg公式ブログをチェックのこと!↓ http://d.hatena.ne.jp/bootleg_magazine/20120417/1334667286 〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜 今回のテーマを立ち上げたきっかけはツイッター上で「シネフィル」の定義についてのまとめでした。 http://togetter.com/li/224080 ボク自身の経験なんだけど、20代中頃にジャッキー・チェンやス
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