俺はオタクだと自認して生きてきて既に30歳を超えたが、時々「俺は本当にオタクなのか?」という疑問を抱く。 アニメは好きだ。親父がオタク気質だった事もあり小学生の頃から年上向けのアニメや古典と言えるアニメも自然と見てきた。 中学生になり小遣いが増えるとそのほぼ全てを漫画やラノベに費やしたし、 自室にPCやネット環境もあったんでネット老人会と呼ばれる文化にもギリギリで滑り込んだ。 高校生になり無事に孤立した俺はMMORPG廃人と化して後、ボトラーとなった自分の業の深さに恐れおののきガリ勉に転生して国立大に入ったが、 どこに行こうとボッチはボッチ、これからはニコニコ動画が覇権を取ると信じてネットの海を一人で漂っていた。 根暗でボッチでオタク文化漬け。どう見てもオタクである。 しかし何と言うか、社会人になってある程度人付き合いが出来る様になり、オタクを自負する人物と交流する内に、自分はそれほどオタ