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ブックマーク / courrier.jp (559)

  • 世界がまだその「野望」の大きさに気づいていない中国BYDの世界戦略 | もはやただの電気自動車の会社ではない…

    中国・電気自動車大手BYDの世界進出計画は、太陽電池モジュールから電動バス、電動トラック、電車、果ては複合的な輸送システムまで多岐にわたる。とはいえ、手を広げすぎではないだろうか、と英紙は指摘する。 大きな大きな野望 BYD(比亜迪)社は、広東省深圳市郊外の坪山区にある。六角形をした建物の堂々とした入口に到着すると、まず訪問者を迎えるのが巨大スクリーンだ。そこには聖書を引用した質問が表示されている。「人類を救ったノアの箱舟はどこにあるのか?」 答えは「ここ」だと言いたいようだ。なにしろ、驚異的な急成長を遂げ、世界中の自動車メーカーの幹部を震え上がらせている企業の入口の目立つところに表示されているのだから。 BYDと、その創業者である王伝福(58)には、自信を見せるだけの理由がある。BYDはいまや、イーロン・マスク率いる世界最強の電動自動車(EV)メーカー、テスラと肩を並べるまでに成長した

    世界がまだその「野望」の大きさに気づいていない中国BYDの世界戦略 | もはやただの電気自動車の会社ではない…
  • 「ペイウォール」が生んだ分断─民主主義は「有料記事の壁」の裏で死ぬのか | 元米国国務次官の切実な訴え

    「情報は無料ではないし、無料だったためしもない」──だが、インターネットの無料ゾーンに溢れかえる、出所不明で信頼性の低い情報を前に、「2024年の大統領選挙期間中、選挙関連報道を無償化すべきだ」と、米「タイム」誌の元編集長で、オバマ政権下で国務次官を務めたリチャード・ステンゲルは米「アトランティック」誌への寄稿で訴える。 うろ覚えのニュースや、簡単には見つからない事実、ある特定の記事を探そうとパソコンの画面に向かい、やっとお目当てのページに辿り着いた直後、画面に表示された──「半年間1ドル」、「1年目は40%オフ」、「特別オファー」、「すでに購読済みですか?」の文字──何度こんなことがあっただろう。 このとき決まって直面するのが、「カネを払うか、払わないか」というジレンマだ(当誌「アトランティック」で記事を読もうとして、同じジレンマに直面した人もきっとおられるだろう)。これは思っているほ

    「ペイウォール」が生んだ分断─民主主義は「有料記事の壁」の裏で死ぬのか | 元米国国務次官の切実な訴え
  • 全固体電池へ過剰に依存する日産は「危険な賭け」をしている | 「日産はとにかく、大きな変化を起こしません」

    2028年までに全個体電池を量産すると発表している日産。しかし、日産は世界的な電気自動車の市場争いで後れを取っているうえ、世界で競争するための規模も不足していていて、危険な賭けにでていると英紙は指摘する。 全固体電池をめぐる日中国勢の見解はわかれている 日産は2028年までに全固体電池を量産すると明言している。その一方で、全固体電池の技術はまだ黎明期にあるとの声もあがる。日産の幹部は2024年4月半ばに、その全固体電池を製造する工場内で、懐疑論を唱える企業は過去にしがみついているだけだと反論した。 「電池メーカーはどこも、現在使われている液体電池でずっと儲けていきたいと考えているのです。すでに多額を投資していますから、CATLのみならず、電池メーカーはどこも、全固体電池にあまり前向きではありません」。その幹部は工場見学の最中にそう語った。 幹部がそのように言うのは、電気自動車(EV)の

    全固体電池へ過剰に依存する日産は「危険な賭け」をしている | 「日産はとにかく、大きな変化を起こしません」
  • 絶好調のエヌビディアは「圧倒的な優位性」を保ち続けられるのか | AI市場で加速する競争

    クーリエ・ジャポンのプレミアム会員になると、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトの記事(日・英・中 3言語)もご覧いただけます。詳しくはこちら。 米半導体大手エヌビディアが5月22日に発表した2-4月期(第1四半期)決算は引き続き好調で、同社は大いに波に乗っている。だが、人工知能AI)ブームの中心にある同社の立場を弱めかねない脅威が生まれつつある。 競合他社や主要顧客はエヌビディア製品との差を埋めることができる半導体チップの生産を目指している。その一方で、AI市場は変化しており、エヌビディア製品の人気を低下させる可能性がある。 AI企業は大手、中小を問わず、より小規模なモデルを構築・展開する方法を模索するようになっている。このようなモデルは特定のタスクに有効に機能し、エヌビディア製チップに頼らなければならないほどの演算処理能力を必要としない。

    絶好調のエヌビディアは「圧倒的な優位性」を保ち続けられるのか | AI市場で加速する競争
  • 韓国経済の奇跡は終わったか─過去の成長モデルに固執して改革を怠った国 | 英経済紙が報じる「韓国の失速とその原因」

    かつて「漢江の奇跡」とまで言われた韓国経済の失速が著しい。製造業への依存や財閥支配といった過去の成長モデルから脱却できないからだと、英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」が報じている。そんななか、韓国政府はAI特需を見込んでソウル郊外に巨大な半導体集積地を築こうとしてるが……。 世界最大規模の半導体クラスター ソウルから南に40キロ離れた龍仁(ヨンイン)市郊外では、韓国の大統領が世界的な「半導体戦争」と呼ぶ状況に備えて、無数の掘削機が準備を進めている。 掘削機は1日に4万立方メートルもの土砂を運びだし、山を真っ二つに切り崩しながら、新たな半導体クラスター(集積地)の土台を築いている。その一角には、世界最大規模の3階建て製造工場も建設される予定だ。 半導体メーカーのSKハイニックスが910億ドル(約14兆円)を投じて建設したこの1000エーカーの製造拠点は、サムスン電子による300兆ウォン(約

    韓国経済の奇跡は終わったか─過去の成長モデルに固執して改革を怠った国 | 英経済紙が報じる「韓国の失速とその原因」
  • 米国のバーテンダーがわざわざ「日本製の氷」を取り寄せるワケ | こだわりの一杯に最高の氷を使いたい!

    米国製と「違いは明らか」 米国の寿司レストランのなかには、魚をわざわざ日から輸入している店もある。より美味しいものを提供したいという情熱のもと、寿司の場から材料を仕入れているのだ。 そしていま、米国のバーまでもが「とあるもの」を日から輸入している。どこにでも手に入りそうな、だが最高のサービスを提供したいバーテンダーたちが追い求める、最高品質の「氷」である。 「米国のカクテルバーは、日のバーテンダーの緻密で優雅な技術に、長らく魅了されてきた。日のスピリッツ、その他の材料や道具、技術などの特徴的な要素を自分たちのドリンクに取り入れている」 そう報じるのは、飲料に特化した米メディア「パンチ」だ。現在、こだわりが強く高級な米国のカクテルバーのなかには、日から直接輸入した氷を使用している店も増えているのだという。 ニューヨークのカクテルバー「バー・モガ」のシンタロウ・エレアザル・トッツォ

    米国のバーテンダーがわざわざ「日本製の氷」を取り寄せるワケ | こだわりの一杯に最高の氷を使いたい!
  • 気鋭の人類学者、項飆「中国の若者はかなり悲観的になっている」 | 英国オックスフォード大元教授が語る、不景気下の中国の若者たちの思想とは

    1972年浙江省温州市生まれで、英国オックスフォード大学の社会人類学の元教授で、現在ドイツのマックス・プランク社会人類学研究所員である項飆(シャン・ビャオ)。気鋭の人類学者である彼が、不景気のなかにある現代の中国の若者たちが何を考えているのか、また、今後の中国にどのような影響を与えるのかを語る。 ──中国の若者は景気後退にどのような影響を受けているのでしょうか? 若者たちは高齢者に比べてはるかに大きな影響を受けています。高齢者たちは過去40年間の高度成長の恩恵を受け、貯蓄や不動産を持っているような人々です。 一方、いまの新卒の若者たちは、将来に大きな期待を持って育った世代です。彼らにとって現実とのギャップは非常に厳しい。仕事もキャリアアップの機会も少ない。また、就職できたとしても、IT業界のように、企業は激しい競争を繰り広げているため、条件がより厳しくなっているのです。 もちろん、社会集団

    気鋭の人類学者、項飆「中国の若者はかなり悲観的になっている」 | 英国オックスフォード大元教授が語る、不景気下の中国の若者たちの思想とは
  • 石川県在住の米国人記者が“観光客”になって再発見「加賀温泉郷の魅力」 | 温泉と魚と伝統工芸と

    2024年3月、東京から加賀温泉駅まで新幹線1で行けるようになった。そこで、加賀に魅せられて山中に住居を構えた米国人記者が、旅行者の視点で3つの温泉街をまわってみた。 加賀市は、日海に突き出す緑豊かな石川県の南西端にある。市を構成する各町には現代アートや建築と並び、伝統工芸が盛んだ。 そのうち、片山津、山代、山中の3つの町は温泉が有名だ。数百年前、僧侶や廻船商人らはこうした温泉を巡礼して心身を癒やした。17世紀(江戸時代前期)の俳句の師、松尾芭蕉もこの地を訪れて2句を詠んでいる。 毎年秋、日人の観光客は燃えるような紅葉とズワイガニ目当てに加賀の三温泉郷にやってくる。しかし東京から容易に行ける旅行先ではなかったため、当地を訪問する外国人観光客はほとんどいなかった。 それもいまは昔の話だ。2024年3月に北陸新幹線が延伸し、加賀温泉駅にも停車するようになった。いまは東京-加賀間が新幹線1

    石川県在住の米国人記者が“観光客”になって再発見「加賀温泉郷の魅力」 | 温泉と魚と伝統工芸と
  • 仏紙が問う「なぜ日本の建築家は、自国において亡命状態にあるのか」 | 日本は建築の国なのに…

    フランスでは、日人建築家が高い人気を誇り、数々のコンペティションを勝ち取っている。だが、日の大規模プロジェクトでは、彼らの活躍の幅は意外にも狭く、個人や海外からの発注に逃げ場を見つけているという。そのことに気づいた仏紙記者が、日の建築事情を深掘りする。 日は「建築の国」なのだろうか。最近のニュースからすると、そう言えそうだ。2024年3月、日人建築家の山理顕がこの分野の最高の賞であるプリツカー賞を受賞した。日でこの栄誉ある賞を受賞したのは山が9人目で、これによって日は建築分野を率いる存在になった。世界中が口々に日のスター建築家を称えている。 特にフランスでは、日人建築家の人気は高く、権威あるコンペティションをいくつも勝ち取っていて、象徴的な建造物を多く生み出している。たとえば妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット、SANAAは「ルーヴル美術館ランス別館」(ついでに言え

    仏紙が問う「なぜ日本の建築家は、自国において亡命状態にあるのか」 | 日本は建築の国なのに…
  • AIが生成した殺害リストの“10%の誤差“にイスラエル軍は目をつぶった | 人間の役割は「承認」のみだった

    「エラーなし」の原則はない ラベンダーを使用した上級将校である証言者Bは、取材に対し、現在の戦争で諜報機関の職員たちはAIシステムの評価を独立して精査することを求められていないと繰り返した。それは時間を節約し、支障なく人間の標的を量産できるようにするためだ。 「すべてが統計的に、とてもドライに整然とおこなわれた」とBは言う。この監視の欠落は、内部調査でラベンダーの正確性が90%にとどまるとわかっていたのに承認されたという。言い換えるなら、殺害対象とされた人間の標的の10%はハマスの軍事部門のメンバーではまったくないと、事前に知られていたのだ。 たとえば、ラベンダーはハマスやPIJの戦闘員と似ている通信パターンを持つ人物を誤って戦闘員とみなすことがよくあったという。そこには、警察、民間防衛組織のメンバー、戦闘員の親戚、名前やニックネームが戦闘員とたまたま似ているだけの人、かつてハマスの戦闘員

    AIが生成した殺害リストの“10%の誤差“にイスラエル軍は目をつぶった | 人間の役割は「承認」のみだった
  • 仏経済学者が断言「米国や中国で脱成長論を真に受ける人はいない」 | 経済を成長させつつ温暖化も解決すべき

    「脱成長」とは、気候変動や格差を生む資主義から脱しようという考え方だ。これはフランスの経済哲学者であるセルジュ・ラトゥーシュが提唱した理論だが、同じくフランスで著名な経済学者のオギュスタン・ランディエは、脱成長を唱えすぎるのも問題だと指摘している。仏誌「ル・ポワン」がインタビューした。 「脱成長」は当にいいものなのか? オギュスタン・ランディエはフランス屈指の経済学者の一人だ。パリ高等師範学校卒業後、数学と哲学の大学教授資格を取得し、その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学の博士号を取得した。現在はHEC経営大学院(パリ)のファイナンスの教授である。この人が発言するときは、耳を傾けたほうがいい。 そんなランディエが昨今、憂慮するのは、フランスの論壇で「脱成長」を説く論者が幅を利かせていることだ。 ランディエに言わせれば、「脱成長」を論じる自虐的な傾向はフランス独特なものであり

    仏経済学者が断言「米国や中国で脱成長論を真に受ける人はいない」 | 経済を成長させつつ温暖化も解決すべき
  • 【調査報道】イスラエル軍の「殺害リスト」は人工知能が生成したものだった | すべてを変えた「人工知能による自動化」

    2021年、『人間とマシンのチーム:私たちの世界に革命をもたらす人間と人工知能のシナジーをいかに生み出すか』(未邦訳)と題する英語が刊行された。著者はY・S准将というペンネームだが、イスラエルのエリートの諜報機関、8200部隊を率いる人物であることが確認されている。 著書で彼は、戦火のなかで軍事攻撃の「標的」を何千という規模でマークするため、大量のデータをすばやく処理する特別なマシンの開発を提唱した。そのようなテクノロジーがあれば、「新たな標的の割り出しと、それを承認する意思決定の両方における人間のボトルネック」を解消できるだろうと、彼は書いている。 そのようなマシンは、実際に存在すると判明している。イスラエルとパレスチナ合同の独立系メディア「+972マガジン」とイスラエルの独立系ニュースメデイア「ローカル・コール」の調査によって、イスラエル軍が「ラベンダー」という人工知能をベースにし

    【調査報道】イスラエル軍の「殺害リスト」は人工知能が生成したものだった | すべてを変えた「人工知能による自動化」
  • 米国でトヨタの水素自動車「ミライ」を手放す人が急増か 集団訴訟に発展 | 「ノズルが凍りつく!」「ステーションに水素がない!」

    EV市場が冷え込んだ2023年、トヨタはハイブリッド車の売り上げを伸ばし、独り勝ち状態となった。 そして2024年5月には北米で水素事業部を設立し、「未来の自動車」として普及を目指してきた水素自動車への投資も加速させている。 だが、ここにきて水素自動車「ミライ」に暗雲が立ち込めていると、米オンラインメディア「インサイドEVs」は報じる。一部のミライ所有者たちはトヨタに車両の買い戻しを求め、訴訟を起こすまでに至っている。

    米国でトヨタの水素自動車「ミライ」を手放す人が急増か 集団訴訟に発展 | 「ノズルが凍りつく!」「ステーションに水素がない!」
  • 英紙が見た「マーティ・フリードマンのロック界で最も奇妙な人生」 | メガデスから日本のお茶の間へ

    ヘヴィメタル・バンド、メガデスの元ギタリストとして日でもお馴染みのマーティ・フリードマンに、英紙「ガーディアン」がインタビュー。その唯一無二のキャリアと、いまだに魅了され続けているという日への想いを語った。 メガデスのギタリストが、なぜ日の昼間のテレビ番組で化粧品の品評をするに至ったのか、というのは、ヘヴィメタル史上、最も困った問いと言っていいだろう。 「チャレンジするのに夢中になったんですよ。当にこれが自分にできるんだろうか、ということに」とマーティ・フリードマンは笑う。 「その最難関が、ある番組の審査員でした。女の子たちが登場して、念入りにメイクをする番組なんです。この世のなかに、自分にとってこれほどどうでもいいことはないのに。『ほう、このファンデーションにこのチーク、あの子によく似合うじゃない!』なんてね」 フリードマンがメガデスに参加したのは1990年のことだ。彼はこのヘヴ

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  • 仏誌が迷い込んだ、“私的で内密”な東京─招き入れるは凄腕案内人 | 「サラリーマン訓練」から「生き神」北野武の自宅まで…

    「ŌHARA-JUKU」なるものを営むその男は、「不可能なことでも提供する」という。フランス誌「フィガロ・マガジン」の記者がその実力を目の当たりにした。彼らが訪れた場所、それは墨田区の「聖域」相撲部屋や、浅草の地下にある占い館だけではない。 隈研吾の美学を知る 「東京にカオスをもたらしたい」──完璧な英語でそう話す男の顔には、長年のキャリアを感じさせる皺が刻まれていた。世界的スター建築家、隈研吾(69)は穏やかに語る。パリにある故高田賢三の自邸の改装を手がけたのも彼、東京の国立競技場も、大成建設、梓設計と組んだ彼の仕事である。 青山にある隈の事務所は、いたるところに図面台が置かれ、構想の過程を示す殴り書きのクロッキーが散乱している。この創造的無秩序にほっとさせられる。もっとも偉大な建築家であっても、消しゴムと鉛筆を使うのだ。 「江戸時代、日の建物はすべて木造建築で、高さは3m以内、狭い道

    仏誌が迷い込んだ、“私的で内密”な東京─招き入れるは凄腕案内人 | 「サラリーマン訓練」から「生き神」北野武の自宅まで…
  • 座る時間と立つ時間は1日にどれくらいだと最も健康にいいのか? | 新研究で判明

    座りっぱなしでいるよりも立っているほうが、なんとなく健康にいい気がする。だが立ちっぱなしでいるのも、それはそれでしんどい。そもそも、「健康にいい」とはどういうことなのか。具体的にどれくらいの時間、座っているまたは立っていると、どう健康にいいのか。 もっといえば、1日24時間をどんな活動にどれくらい費やすのが、われわれの健康にとって最適なのか。 オーストラリアの研究チームが、こうした問いに答える研究論文を発表し、一般向けの解説メディア「カンバセーション」でそのエッセンスを紹介している。 健康にいい活動の時間配分とは この研究チームは「健康にいい」を定義するために、心臓疾患、脳卒中、糖尿病の危険因子に着目し、さまざまな活動時間の組み合わせがそうした因子とどう関連するのかを調べた。 研究対象は2000人以上の成人で、参加者はまず胴囲、血糖値、インスリン感受性(低下すると血糖値が下がりにくくなる)

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  • イスラエル戦時内閣の内部で衝突する「軍人の論理」と「政治家の論理」 | 薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」

    3人で構成されるイスラエル戦時内閣のメンバー2人が相次いで、「ハマス掃討後のガザ地区の統治計画を作るべきだ」と述べて、軍事侵攻のみに終始するベンヤミン・ネタニヤフ首相の対応を批判した。 ネタニヤフは「ハマスの敗北までは戦後についての議論は無意味だ」などと反論し、方針を変えるつもりはないようだ。 2023年10月7日のハマスによる攻撃以来、国家の危機を乗り切るべく挙国一致を掲げてガザ侵攻を続けるネタニヤフ政権だが、いまや完全に内部分裂している。 ネタニヤフを公然と批判したのは、首相と同じ与党「リクード」に所属するヨアブ・ガラント国防相と、野党第一党の「国民統一党」党首で首相の政敵でもあるベニー・ガンツ前国防相だ。 ガラントは5月15日のテレビ演説で、イスラエル軍によるガザ支配を否定し、ハマスに属さないパレスチナ組織と国際組織による統治がイスラエルの利益にもなると主張した。 そのうえで、「ガザ

    イスラエル戦時内閣の内部で衝突する「軍人の論理」と「政治家の論理」 | 薬師寺克行「今月の外交ニュースの読み方」
  • 『関心領域』グレイザー監督「映画は政治をラジカルに描くべきだ」 | 「加害者の視点」から見たホロコースト

    英国人監督ジョナサン・グレイザー(59)の最新作『関心領域』(2024年5月24日より公開)は、アウシュビッツで起きた残虐な行為を映像ではなく、音で表現した驚くべき作品だ。 映画『関心領域』の予告。米アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞の2部門を受賞した他、カンヌ国際映画祭でグランプリ、英アカデミー賞で英国作品賞などを受賞している グレイザーが取材の場所に選んだのは、ロンドン北部のカムデンにある昔ながらのイタリアンレストランだった。温かい人柄のグレイザーは、魅力的な人物だ。彼はつつましい人でもあるようで、着ている黒のチノパンにはしわが寄り、茶色のレザーブーツは履き古され、青のジャンパーは肘が擦り切れて穴があいている。まるで往年のグランジロッカーのようないで立ちで、実年齢よりずっと若く見えた。

    『関心領域』グレイザー監督「映画は政治をラジカルに描くべきだ」 | 「加害者の視点」から見たホロコースト
  • 高齢化が進むヨーロッパで投資家が注目するのは(やっぱり)あの業界だ | 国をまたいだ大資本の力が強まる

    進む「大企業化」 先進国で加速する少子高齢化は需要と市場の縮小をもたらすと、政財界は警鐘を鳴らす。それはヨーロッパでも例外ではない。しかし、少子高齢化が好機とみなされ、多額の投資を集めている業界がある。それは、葬儀業界だ。 米メディア「ブルームバーグ」によると、英国のプライベートエクイティ投資会社チャーターハウス・キャピタル・パートナーズやフランスのラトゥール・キャピタルが投資するフューンキャップは、ヨーロッパの300以上の火葬場をおよそ約1700億円を費やして買収した。 また、同社はオランダにある世界有数の火葬設備メーカーを2022年に買収したり、ドイツ最大のライン・タウヌス火葬場と業務提携をしたりと、攻勢を強めている。

    高齢化が進むヨーロッパで投資家が注目するのは(やっぱり)あの業界だ | 国をまたいだ大資本の力が強まる
  • 爽やかグリーンが目にも鮮やか「焼きブロッコリーとくるみ、ミントのパスタ」 | 【レシピ】Blistered Broccoli Pasta With Walnuts, Pecorino and Mint

    レシピBlistered Broccoli Pasta With Walnuts, Pecorino and Mint 爽やかグリーンが目にも鮮やか「焼きブロッコリーとくるみ、ミントのパスタ」 Photo: Andrew Purcell for The New York Times, Food Stylist: Carrie Purcell

    爽やかグリーンが目にも鮮やか「焼きブロッコリーとくるみ、ミントのパスタ」 | 【レシピ】Blistered Broccoli Pasta With Walnuts, Pecorino and Mint