期待の新線への影響は? 「高輪築堤」の一部現地保存へ計画変更 JR東日本は2024年4月15日、羽田空港アクセス線(仮称)の予定地で、日本初の鉄道が開業した時の構造物である「高輪築堤」が確認されたため、一部計画を変更して現地保存を行うと発表しました。 拡大画像 上野東京ラインの車両(画像:写真AC)。 羽田空港アクセス線をめぐっては、東京駅方面から羽田空港に向かう「東山手ルート」が2023年6月に着工しています。ただ、着工前の試掘調査で、田町駅周辺に高輪築堤の石積が存在することが判明。そのため、2023年8月から高輪築堤調査・保存委員会が開かれ、検討が行われてきました。 委員会の方針を踏まえ、JR東日本は、羽田空港アクセス線の下り勾配開始地点を当初計画から約100m品川方に変更。東海道線の線路下に存在する高輪築堤の一部を現状のまま保存します。これにより、従来は高輪築堤への支障範囲が約160