〈HOKA ONE ONE〉で飛ぶように走れ! ブランド創業者の一人、ジャン・リュック・ディアードは、世界各地のトレイルを走りながらいつも考えていた。もっとラクに、効率よく走るためのツールはないものか、と。ランナーの横を疾走するMTBを目にした時、面白いアイデアが閃いた。タイヤが回転するようにローリングするシューズがあれば、ラクに速く走れるはず…。 彼は早速、相棒のニコラ・マーモッドとともに新しいシューズの開発に着手する。こうして生まれたのが、ロッカー(ゆりかご)形状のアウトソールを備えた革新的なシューズ。 従来のランニングシューズといえば 踵と爪先の高低差(ドロップ)を設けることで前傾姿勢をとらせ、荷重移動をサポートするものが主だった。ただし、前傾姿勢は腰と脚に負担がかかる。ジャン・リュックはこの負担を軽減すべく、新型アウトソールを考案したのである。丸みを帯びたアウトソールはまるで自転車