齊藤祐生(ふらり堂 店主) 18歳で古本屋でバイトをはじめて以来、古本の虜に。図書館や出版社で働きましたが、やはり古本が大好き! 34歳で独立後、神戸にてふらりと気軽に立ち寄れる古本・趣味の店「ふらり堂」をオープン。古本まみれの日々を送っておりマス。
2006年、イラクのアルファルージャで、軍用の金属探知機を膝に乗せ、テトリスをプレイする米海兵隊の兵士。(PHOTOGRAPH BY TOBY MORRIS, ZUMA PRESS/ALAMY STOCK PHOTO) 1980年代に世界的ベストセラーになったコンピューターゲームの「テトリス」を、メンタルヘルスの改善に役立てる研究が進められている。具体的には、テトリスをプレイして、性的暴行や自動車事故、戦争、自然災害、または困難な出産などを体験した後に起こるフラッシュバック(過去に経験したトラウマ的な記憶が自分の意志とは無関係に侵入すること)の回数を減らせる可能性があるという。 世界24カ国で実施した調査によると、人が死ぬところを見たり、愛する人が突然亡くなったり、命が脅かされたりする事故に遭ったりするなどのトラウマ体験があると報告した人の割合は70%を超えていた。だが、その後に睡眠障害や
メディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、総合的な広報用ウェブサイト「メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)」として令和5年2月13日リニューアルオープンしました。 (https://macc.bunka.go.jp/) 当サイトは、これまでの記事をアーカイブとして掲載しています。 2013年から2019年にかけて刊行された『水木しげる漫画大全集』。そのラインナップを見てみると、誰もが知る『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』から、貸本マンガ時代の作品を集めた「貸本漫画集」、雑誌「ガロ」への掲載作品を収録した「『ガロ』掲載作品」など、単行本初収録となる作品も多く網羅している。これら103巻に加えて、別巻が5巻、補巻が5巻、作品の索引などをまとめた「総索引/年譜他」も刊行されており、水木作品のすべてを収録しようという気概が感じられる。そんな『水木しげる
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3回にわたって音楽/ミュージックコミュニケーションを学ぶいりぐちの9冊をお送りしています。前回はこちら→①「音楽とはなにか」編 ②「拡散する音楽」編私たちは音楽を学ぶときに、西洋音楽のソルフェージュをはじめ、それぞれの音楽の「型」や「作法」を学びます。また、資本主義社会において多くの音楽の流通は、ライブであれ録音であれ、メディアや社会の状況の変遷に沿った何かの「フォーマット」(例:コンサートホールやライブハウスなどでの上演、CDや配信や放送などのための録音)に落とし込むことで成立します。(その手法を学ぶための書籍紹介は別機会に譲ります) でも、なんということでしょう! 実際の音楽/音は、その「型」や「フォーマット」を超えて遥か遠くまで拡散しているのです。人間の想像力は何かに収まりきることはありません。「拡散する音楽」編では、未知の音楽/聴衆に出会うための3冊をご紹介します。「拡散する音楽」
150年目の移民です。 押井守監督の「INNOCENCE」は実に哲学的なテーマを扱っている作品で胸がときめきます。何度見直しても良い映画です。前作「ゴースト・イン・ザ・シェル」も抜群の完成度でしたが続編もこれまた素晴らしいアニメだ。 北端にて祭 北端、つまり択捉のお祭りのシーンなんかは圧巻です。しゅごい。しゅごしゅぎる。 ろれつが回らなくなるほどの圧倒的映像美。 イノセンス 4K Ultra HD + 4Kリマスター・ブルーレイ [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2018/06/22 メディア: Blu-ray この商品を含むブログを見る イノセンス [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2006/12/06 メディア: Blu-ray 購入: 1人 クリック: 61回 この商品を含
対談者プロフィール Dain 書評ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」(スゴ本)管理人。「その本が面白いかどうか、読んでみないと分かりません。しかし、気になる本をぜんぶ読んでいる時間もありません。だから、(私は)私が惹きつけられる人がすすめる本を読みます」 読書猿 「読書猿 Classic: between / beyond readers」管理人。正体不明。博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、陽の当たらない古典から目も当てられない新刊までを紹介している。人を喰ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。著書に『アイデア大全』『問題解決大全』(共にフォレスト出版)。 谷古宇浩司 株式会社はてな 統括編集長/
Brian Eno’s Reading List: 20 Essential Books for Sustaining Civilization | Brain Pickings ブライアン・イーノ先生の読書リストという点が興味をひくわけだが、文明の維持とは大きなテーマを選んだものだ。そういえばイーノ先生は Long Now 財団の関係者でもあるんだよな。 ジェームズ・C・スコット『Seeing Like a State』(asin:0300078153) デヴィッド・ルイス=ウィリアムズ『洞窟のなかの心』(asin:4062176130) エリアス・カネッティ『群衆と権力』(asin:4588099248、asin:4588099256) フェルナン・ブローデル『交換のはたらき (物質文明・経済・資本主義15‐18世紀)』(asin:4622020548) ウィリアム・ハーディー・マクニ
『背信の科学者たち』、この刺激的なタイトルの本が化学同人から出版されたのは四半世紀前。1988年のことである。かけだし研究者であったころにこの本を読んだ。驚いた。捏造をはじめとする論文不正を中心に、科学者のダークな事件をあらいだし、その欺瞞から科学をとらえなおそうという試みである。最初におことわりしておくが、この本、後に講談社ブルーバックスとして出版されているが、いまは絶版になっている。 科学というのは、基本が正直ベース。性善説にのっとった営みである。こういったことと自分はまったく無縁だと思っていた。まさか、10年後に捏造事件に巻き込まれるとは夢にも思っていなかった。そして、今回のSTAP細胞騒動である。 STAP細胞について、直接は関係していない。しかし、主人公以外の登場人物は、論文調査委員会のメンバーも含めて、個人的に知っている人ばかりである。そして、専門領域が近いこともあってか、ある
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